もちろん質です。ですが・・・
サイトやブログを運用していると、必ず「コンテンツは量か質か?」という疑問が生じます。
もちろん質が第一であり、質の良いコンテンツを量産することが理想であります。
ですが、質の良いコンテンツをいつもいつもリリース出来るとは限りませんし、質がいいからといって必ず多くの人に読まれるということもありません。
(それが実現出来れば誰も苦労はしないでしょう。)
『インフォバーン』のエントリー「「コンテンツはたくさんつくったほうがいい」の落とし穴 | インフォバーン総研-ヒトのココロを動かす デジタルコミュニケーション戦略- | インフォバーン」にて、コンテンツの量と質について論じられていましたので、共有すると共に私なりの考察も纏めたいと思います。
数打ちゃ当たる?
「数打ちゃ当たるだろ」という考えで数に頼った勝負をしてしまうと、ジョブズの言うとおり、その時点で負けです。あなたが届けたいコンテンツの類似品が世の中にどんなに溢れようと、関係ないのです。あなたが振り向いてほしいオーディエンスに向けて、彼らが求めるコンテンツを適切に届ければいいのです。
引用:
「コンテンツはたくさんつくったほうがいい」の落とし穴 | インフォバーン総研-ヒトのココロを動かす デジタルコミュニケーション戦略- | インフォバーン
これは「目的(コンバージョン)がどこにあるか」にもよりますね。
とにかく人を集めたいのであれば「数打ちゃ当たる」が完全に間違いというわけでもないです。
バイラルメディアなどは、とにかくシェアで人を集めてエントリーの中に混ぜてあるネイティブ広告を見せる(出来れば商材の購入に繋げる)ことが目的なので質よりも量、「数打ちゃ当たる」戦略が強いと言えます。
(「月間何十万PV超え!」という数字で、自分のメディアのバリューを高める、アピールも出来ますしね。)
一般のサイト、ブログでも「とにかくPVだ!」という目的であるのなら、それでも構わないでしょう。
ですが、質が伴わないと次第にユーザーは離れていくのも真実です。
オリジナルコンテンツを量産するなら良いのですが、バイラルメディアを見て分かるように、そのほとんどがパクりであり、「誰でも作れるコンテンツ」が質が良いわけがありません。
結局、質の良いコンテンツを作ることが正解となってしまうのですが、質の良いコンテンツをいつもリリース出来ないからこそ、とにかく「打席に立つ」、数をこなすことしかないと考え、実行してしまいますよね。
(ここは・・・本当にジレンマですね。)
どっちがいいのだろう・・・?
では、質を追求するには?
薄利多売、大量生産を軸としてきた大企業の多くが、競合他社と差別化ができずに窮地に陥っている状況を見てもわかるとおり、市場はみんなに相手にされない「八方美人」市場と一人勝ちの「オンリーワン」市場に二極化しつつあります。それはコンテンツマーケティングにおいても同様です。「八方美人」となって不特定多数をターゲットにして多くのパイを狙うのではなく、「オンリーワン」のペルソナを設定しなければなりません。
引用:
「コンテンツはたくさんつくったほうがいい」の落とし穴 | インフォバーン総研-ヒトのココロを動かす デジタルコミュニケーション戦略- | インフォバーン
元エントリーでは『「オンリーワン」のペルソナを設定する』としています。
不特定多数を狙うよりもターゲットを絞るほうがよいということです。
確かにターゲットを絞ればコンテンツも書きやすくなる、より具体的になるでしょう。
また、ターゲットを絞ることでそれが個性となり、他の類似したコンテンツとの差別化も図れることになります。
私はこれに「自分の意見、考察を加える」ことで、更にオリジナルのコンテンツとして昇華出来ると考えています。
質が良いかどうかは読み手が決める
こうして「質が良い」コンテンツについて色々と論じ、議論を重ね、施策を講じても最終的に判断する、評価するのは読み手であります。
(読み手の中にはコンテンツそのものだけでなく、定期的に更新される、コミュニケーションを積極的に取ることなど運用を含めて「質が良い」と判断する人もいるでしょう。)
SEO的にも定期更新を行ったほうが効果的でありますし、読者、リピーターもつきやすいのも事実です。
(抽象的ではありますが)発信する側は「自分が出来る、考えうることを最大限行う」ことが大切ですし、それしか方法はないのだと私は考えます。
(自分が正解だと思うことを粛々とやる。それしかありません。)