週末に読んだエントリーから
タイムリーな話題ではありませんが、私が興味を持ち、いつもチェックしているサイト『Web担(Web担当者Forum)』の「ビデオリサーチ、「Twitter」上でのテレビ番組への反応を測る「Twitter TV エコー」開始 | Web担当者Forum」というエントリーが、ブログの運営にも関係する、興味深いものでしたので紹介をしたいと思います。
メディア効果測定のビデオリサーチは、「Twitter」上でのテレビ番組への反応を測るサービス「Twitter TV エコー」を始める、と9月19日発表した。番組に関するツイートの拡散の度合いが把握できる。ツイートが表示された総量を「インプレッション」と呼び、これを到達数としてテレビとソーシャルメディアの関係性を明らかにする。これまで投稿数でしか把握ができなかったTwitterの広がりが到達視点で分かるようになる。同日から自社のウェブサイトで「インプレッションユーザー数TOP5番組」を毎日公開し、9月29日に正式契約を始める。
引用:
ビデオリサーチ、「Twitter」上でのテレビ番組への反応を測る「Twitter TV エコー」開始 | Web担当者Forum
これまでテレビ番組は「視聴率」という形、数値ぐらいでしか客観的な評価が出来なかったのですが、実際にどれだけ「話題になっているか」を調べるためにTwitterを利用するというのはとても面白い試みだと思います。
当ブログの過去エントリーで書いたように、今はスマホを片手にテレビ番組を見ていて、気になったことはその場で即時検索したり、思ったことを即時Twitterでつぶやく人が多いと考えられますし、最近はテレビメディア側もSNSを積極的に使ってユーザーとコミュニケーションをとる番組つくりをしていることも多いです。
【Google】テレビ番組が検索結果に影響を与える「テレビランク」 - 検索サポーターのアンテナ
昔から2ちゃんねるには番組ch(実況板)と呼ばれるテレビ番組の感想をリアルタイムで言い合うスレッドが存在したように、人というのはテレビ番組に限らず、関心があることはについては「誰もが何かを言いたい」のです。
「モノ申~す!」
コミュニケーションの面白さがここにある
ニコ生(ニコニコ生放送)などはリアルタイムに番組を配信するだけでなく、最初からリアルタイムで相互にやりとりを行う、反応がダイレクトに返ってくるという点を意識して作られています。
Ustreamなども動画を配信するだけでなく、TwitterやFacebookなどSNSを介してユーザーとコミュニケーションをとる仕組み、システムが提供されています。
こうしたネット上のサービスだけでなく、最近は既存のテレビ(ハード面)でもTwitterとの連携を考えて作られた商品があります。
Twitter連携 | ネットサービスを楽しむ | 液晶テレビ BRAVIA ブラビア | ソニー
ENJOY FILE 4 SNS TV | テレビをもっと楽しもう | レグザクラウドサービス「TimeOn」
私はテレビとネットはとても相性がいい、共存共栄が出来ると思っています。
今でこそTwitterが使われていますが、昔はこれがFaxだったりしたわけですし(今でもFaxを使っている番組がありますよね)、こうしたコミュニケーションの面白さ、方法がこれからのテレビはもちろん、ネットの未来を更に変えていくと思います。
いくら時代や方法が変わろうと、全てはコミュニケーションから始まることです。
(このブログだってそうです。人に見られるというところから始まり、コメントなどでやりとり、コミュニケーションをしていくものだからです。)
お話、お聞きします。
聞く姿勢が出来ている
・・・何だかWEBの話題から遠ざかって、コミュニケーション論になってしまいました。
9月8~14日のインプレッションユーザー数上位番組は、トップが「ミュージックステーション」(テレビ朝日)で約215万(投稿ユーザー数約6万6000)。2位は「世界の果てまでイッテQ!秋の梨汁珍獣祭り」(日本テレビ)の約207万(同約2万9000)、3位は「ワイド!スクランブル・第1部」(テレビ朝日)の約179万(同約4万7000)となった。1位のミュージックステーションは、出演者自身がツイートを投稿するなどTwitterの積極的な活用が見られた。インプレッションの拡大には、放送局やタレントの公式アカウントの影響も大きいとしている。
引用:
ビデオリサーチ、「Twitter」上でのテレビ番組への反応を測る「Twitter TV エコー」開始 | Web担当者Forum
最後の文章にある通り「公式アカウントの影響も大きい」、即ち「(返事するかどうかは分からないけれど)いつでもユーザーの意見を聞きますよ」という姿勢を見せるこそが窓口を広くする、ユーザーを増やすコツだと私は考えます。
(公式アカウントが発する裏話などを聞きたいというのもあるでしょう。)
もちろん、コミュニケーションなんてしたくないし、見向きもしない。
そこにかける工数も予算もないから(全てに返事をするのは無理だから)、SNSはやらない。
それはそれでアリでしょう。
SNSに限らず、回遊しやすいようにサイトのユーザビリティを上げることや、検索から流入してくるユーザーに最適な情報を提供出来るようにコンテンツを作成することだって、立派なユーザーとのコミュニケーションです。
大事なのは自分にとって何が大切なのか、自分のメディアにとって何が最適なのかを考え、行動することだと私は考えます。