セキュリティとオーサーランク
私が毎日チェックしているサイト『海外SEO情報ブログ』に、日本のGoogleサーチクオリティチームの社員たちとのライブQ&Aについてのエントリー「日Googleサーチクオリティチーム、「HTTPSをイチオシ」&「コンテンツ著者の権威性は引き続き追求」 | 海外SEO情報ブログ」がアップされていました。
とても興味深い内容でしたので、共有するとともに私なりの感想をまとめたいと思います。
はい、注目~。
「HTTPS」(セキュリティ)について
今のところランキング要因としてのHTTPSは非常に微々たるものです。
URL変更の影響で若干・短期的とはいえ、むしろ順位が下がることすらありえます。でも「これから何かあるんじゃね?」と勘ぐりたくなるような、HTTPSをかなり重要視した3人のはっきりとしたもの言いでした。
「SEOのためにHTTPSを導入するという考え方は不適切だ」とわかっていても、僕たちには気になりますよね。
引用:
日Googleサーチクオリティチーム、「HTTPSをイチオシ」&「コンテンツ著者の権威性は引き続き追求」 | 海外SEO情報ブログ
確かにセキュリティ対策は大事です。
ただ、これを検索の評価軸として導入してしまうと「SEOのためにHTTPSを導入する」ということにもなってしまいます。
ユーザーが安心して使える(勝手に情報が抜き取られたりしない)というのはそのサイトの信用度を上げることにはなりますが、検索エンジンの本分、検索されたワードに対して適切な情報があるウェブページを返すということから離れることもあり得ると考えられます。
セキュリティがしっかりしていても中身のないページばかりが検索結果で返ってきたら、ユーザーは見なくなる、そもそも「検索すらやらなくなる」ことにも繋がると思われます。
元エントリーにもあるように、私も導入されたとしても非常に微々たるものになると考えます。
今のところのメリットは検索結果にリアルタイム反映されるというくらいです。
【HTTPS】GoogleではHTTPS(暗号化)を検索結果にリアルタイム反映 - 検索サポーターのアンテナ
今はまだ急いで対応することはないと考えます。
「コンテンツ著者の権威性」(オーサーランク)について
コンテンツ著者の名前や写真を検索結果に表示する著者情報プログラムをGoogleは完全に終了しました。
(中略)
著者情報のプロダクト(名前や写真の表示、コードの利用)はなくしたが、「誰がそのコンテンツを書いているか」「そのことがユーザーにとって良いものかどうか」は引き続き見ていく。
Google+のプロフィールとrel=”author”の記述を利用しない何らかの手段で、誰がそのコンテンツを書いたのか、言い換えると「著者の権威性」を評価する取り組みは今後も続けていくとのことです。
引用:
日Googleサーチクオリティチーム、「HTTPSをイチオシ」&「コンテンツ著者の権威性は引き続き追求」 | 海外SEO情報ブログ
こちらも以前から言われていることで、評価軸として今はまだ取り入れてないとはいえ、オーサーランクは依然として存在していますし、「Googleがその気になれば著者を特定することが可能」であることを示しているのだと私は考えます。
【Google】オーサーランクはいまだに健在です - 検索サポーターのアンテナ
オーサーランクの概念を理解し、オリジナルなエントリーをいつも続けていれば、オーサーランクが突然有効になったとしても慌てる必要はないと思います。
(逆にそれまでの情報の蓄積が評価されることになると私は考えます。)
よってこちらも、今はまだ急いで対応することはないでしょう。
慌てなくて大丈夫。
結論としては
どちらもまだ静観でよいと考えます。
(公式に発表したわけでもありませんしね。)
ただ、そういうことがある、検討されているということをあらかじめ知っておけば、いざとなったときに慌てることもなく対処出来ると思われますので、ここに共有しておきます。