Siriで音声入力検索が出来る
iPhoneユーザーの皆さんはSiriを使っていますか?
私のスマートフォンはiPhone5sで、もちろんSiriが搭載されているのですが、私は全く使っていませんでした。
(Google検索も音声入力出来ることは知っていますが、音声入力は使わず、タップで文字入力しています。)
Siriを全く使わなかったので、Siriの機能について書かれたエントリーを読んで「こんな便利なことが出来るのか…」と今更ながらに驚き、目から鱗が落ちました。
【iOS 7保存版】知れば絶対使いたくなる!Siriでできること16個 | iPhoneひとすじ! かみあぷ速報
電話をかけたり、Web検索が出来る以外にもアプリの設定(アラーム、スケジュール…etc)、会話が出来たりと色々なことが出来るんですね。
ここまでくるとSiriはOSと言っても過言ではないですね。
ハミングバード検索が更に広がる
前のエントリー「【Google】検索アプリ「夏のお出かけ」篇を公開 - 検索サポーターのアンテナ」でも音声検索について少し触れましたが、Google検索の音声入力によるハミングバード*1により、検索の精度は更に上がりつつあります。
Googleの検索ページからはもちろん、今後はSiriなどの機能からの音声入力で検索を行うことが増えてくるでしょう。
(Siriは検索エンジンはBingに固定されていますが、「Googleで○○を検索」、「Yahooで○○を検索」という風に質問を行えば検索エンジンを指定して検索出来ることを確認しました。)
今現在は検索のシェアではまだまだ大きな影響はない、音声入力が増えているとはいえ、スタンダードになるのはまだまだ先なのですが、小さい変化は既に起こっています。
例えばスモールワード(検索数が少ないキーワード)への検索数(クエリ)は増加傾向にあります。
これは質問の、ユーザーの意図を汲んで検索結果を表示するようになったため、検索エンジンが今まで以上にスモールワードも含めて検索する、スポットが当たるようになったからだと考えられます。
音声検索が普及してくればもっと複雑な検索、自然文、口語でのクエリが更に増えます。
とはいえ、SEO的にやることは変わらない。
SEOはどうなるか?
こうした状況を受けてSEOではどういった問題が起き、対策が必要かを考えると、サイト管理者はSEOを今まで以上に適切に行う、特にそのために対策を行うのではなく、今まで通りに役に立つコンテンツを提供することではないかと私は考えます。
文字入力だろうと音声入力だろうと、そのキーワード、質問を検索するユーザーにとって本当に役立つコンテンツを提供することはSEOの基本、王道だからです。
(入力方法が変わろうとも、検索するユーザーの意図を汲んだ答えを提供するという「ユーザーに対しての答え」は変わらないからです。)
*1:従来の「辞書を引いている」ような検索方法ではなく、より自然に、「人と会話する」ような検索を実現した、検索アルゴリズム。