今だネガティブSEOは有効
以前のエントリー「【ネガティブSEO】ペナルティを受けたサイト(ドメイン)の移転先に競合サイトを指定して順位を落とすことが可能? - 検索サポーターのアンテナ」でネガティブSEOは今だに有効、Googleもまだ完全に対応はできていないと書きましたが、『海外SEO情報BLOG』にて「Googleがペンギンアップデートを更新しないのはネガティブSEOを恐れるから? | 海外SEO情報ブログ」というエントリーでペンギンアップデートが行われない理由、滞っているのはネガティブSEOを恐れているからという考察がなされていました。
エントリーのご紹介とともに私の雑感をまとめたいと思います。
ペンギンアップデートを更新しない(できない?)理由
理由は以下の2つと推測されていました。
パンダアップデートに注力したいという理由の説明は元エントリーにある通り、Googleはパンダアップデート4.0を実行したばかりで、そちらにリソースを割くことにした、単純に優先度はこちらのほうが高かったとうことでしょう。
次にネガティブSEOの抑止という理由。
これは幾度かのペンギンアップデートによって不正な(恣意的な)被リンクを集めているサイトについてはその被リンクを無効化するだけ、検索結果に影響しないようにするだけの改変であった筈が、ネガティブな影響も与えてしまった(マイナスのペナルティすらも与えてしまった)、しかもそれは悪くないサイトにまで影響してしまったため、今度こそはこれをしっかり対応したいがために遅れてしまっているということでしょう。
今はまだスパムを完全に判断できていない
極論を言ってしまうと、不正な(恣意的な)被リンクが故意に貼られたものなのか、それとも誰かが勝手に貼ったものなのかはGoogleはまだ判断できていないということです。
また、Webマスターツールから手動で削除するよう、問い合わせが出来るということはまだ完全じゃないことを認めているからこそであり、完全じゃないからこそネガティブSEOはまだまだ有効であることの証明となっています。
・・・ただ、今はまだ判断できていないというだけです。
欺くことに得はない
ペンギンアップデートはもう更新しないとの噂もあるようですが、更新を必ず実行するとGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は明言しています。
(中略)
「生成されるデータを入念にチェック」には、ネガティブSEOの影響がないことを確実にすることも含まれているとも推測できます。
問題は次の更新がいつになるかです。
残念ながら、タイミングに関してミューラー氏は具体的には言及していません。ネガティブSEOの問題を完全に克服できたときに、次のペンギンがやって来るのかもしれません。
引用:
次のペンギンアップデートで完全にスパム判定がされるようになるかもしれませんし、まだ判断できない状態が続くかもしれません。
そればかりは私はもちろん誰にも判断出来ません。
ですが、一つだけ言えることはネガティブSEOに限らず、スパムリンクで検索順位を上げる行為、人を欺くような施策を行うことはあなたのサイトだけでなく、自分自身すら貶めている行為なのだとご理解いただきたいです。
(検索エンジンの判定精度は日々向上しています。いずれバレる、バレたらやばいことをやっていても何も得はありません。)