SEOの監視対象にしなくてよい
いつもチェックしているサイト『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「キャッシュ日時はクロールやインデックスとは関係なし | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」にあるテーマ「キャッシュ日時はクロールやインデックスとは関係なし」についての共有と、私なりの雑感をまとめたいと思います。
グーグルのキャッシュの日付が1か月以上も更新されていないサイトが多くあったらしい。この件に関して、何かあったのかとツイッターで質問されたグーグルのジョン・ミューラー氏が、次のように答えた。
キャッシュの日付は、クロールやインデックスとは関係がない。だから、私なら指標としては利用しない。
引用:
@HiSeoSem The cached date is separate of crawling & indexing, so I wouldn't use that as a metric.
— John Mueller (@JohnMu) 2014, 11月 26
関係ない・・・と言われても一ヶ月以上も更新が止まっていれば、クロール、インデックスも正しく行われていないのでは? とても気になりますよね。
結論をいえばキャッシュの日付がSEOに影響する、監視する意味はないようです。
確かに新しいページなどはすぐに検索結果の上位に来ても、まだキャッシュが存在しない、作られていないということはよくあります。
キャッシュの有無、更新の日時が検索結果に影響を与えることはないと言い切れるでしょう。
グーグルのキャッシュが更新されない現象は10月20日ごろを境に発生したようだが、ミューラー氏のいうとおり、ほどなくしてキャッシュ日が古い状態は解消されたようだ。
グーグル側で、処理方法の変更または一時的な不具合があったのかはわからない。いずれにしても、キャッシュの日付をSEOの監視対象にする意味はないようだ。
引用:
わたし、気になります。
キャッシュがあるほうがユーザビリティがよい
じゃあキャッシュそのものがいらないんじゃないの?とも考えられますが、断然あったほうがよいと私は考えます。
それは、見たいページが急なアクセス過多による負荷で見れないとき、また、急な削除によって見れなくなったときなどは緊急時にキャッシュから情報を拾うことが出来るからです。
そういう意味ではキャッシュは随時更新されることが望ましいですし、随時更新が無理としても定期更新であれば、(完全ではないとしても)バックアップとして使うことも出来ます。
ちなみに当ブログもキャッシュはしっかり取得されています。
(※ 約2日前に更新されているようです(2014年12月6日13時現在)。)
検索サポーター(キャッシュ)
こっちのキャッシュ(CASH)もあったほうがよい。
とはいえ、あまり使われて欲しくはないものです
ただ、「キャッシュが使われるという状況自体」があまり望ましくないことですので、なるべくなら使われることがないようにしたいものです。
何度も何度もアクセス過多で見れないとなると以後は来なくなる(リピーターにもならない)ことは機会損失であると言えます。
(レンタルブログなどは運営側がサーバ管理をやっていますので、あまり気にすることはないでしょう。)
また、これはネガティブな場合ですが、たとえば炎上した場合の措置としてページを削除して「なかったこと」にしても、キャッシュを拾われて「消した事実と共に伝播される」ことで更に悪化することもあります。
「一度ネット上に公開した情報は完全に消すことは出来ない」ということを肝に銘じたいものです。
たまに一般企業もこれをやらかしてそ知らぬ顔を決め込みますが、評判を更に落とすこととなってしまいます。
(検索避けなのか、釈明文や謝罪文をテキストでなく「画像」で上げたり。「ネット上での振舞い」もユーザーにしっかり見られる時代です。姑息なことはやらないほうがよいでしょう。)