LP(ランディングページ)は「見た目勝負」なものが多い
「LP(ランディングページ)にSEOは関係ない」と思い込んでしまっているケース、とても多いですよね。
これは「見た目がよければお客さんは食いつく」と思い込んでしまっているとも言えます。
確かにそれも一理あるのですが、あまりに過剰に思い込んでしまっているために、本来の目的から外れてしまったランディングページがとても多いです。
今回のネタである、ホームページ制作会社の『カルテットコミュニケーションズ』のコラム「ランディングページはSEOも考慮しよう| リスティング広告の運用代行ならカルテットコミュニケーションズ」を読んで、情報共有、及び私の雑感を纏めたいと思います。
固定観念に捉われていませんか?
よくある悪い例
- 1ページで完結している
- ページが縦に長い
- 画像が多く、テキストがない
引用:
各項目の詳しい解説は元ページにお任せするとして、上記3つの悪い例が、逆に「ランディングページの基本」だと思い込んでしまっている傾向があります。
例えば「1ページで完結している」というのは、1ページに情報をまとめる、凝縮させることでユーザーにじっくり読ませよう、余計な情報を与えて混乱させないようにしようという考えの下で作られます。
ですが、これでは情報過多で「利便性」が悪くなり、ページの品質を落とすことにも成りかねません。
1ページにまとめるのであれば、目次やアンカーなどページ内リンクをうまく使うこと、また、必要であれば、詳細な説明は他のページに任せる(内部リンクを別ページで開く)などの工夫が望ましいと言えます。
次に「ページが縦に長い」ことについて。
上記の「1ページで完結している」にもおおいに関係しますが、1ページに情報をまとめるため、ページがとても長くなってしまう傾向があります。
あまりに長いとユーザーさんは読むのを途中で諦めますし、「あとで読む」ユーザーさんでも、あとで読まなくなりがちです。
このページは「何について書かれているのか」が先ず最初に分かるようにしておくことが必要です。
最後に「画像が多く、テキストがない」ことについて。
これはランディングページに見られる「過剰な思い込み」の最大のものと言っても過言ではありません。
「見た目がよければお客さんは食いつく」と発注側(クライアント)も製作側も思い込んでしまっているため、SEOが考慮されていない、画像ばかりのページが出来上がってしまうのです。
大切なのは「ユーザーの望む情報、有益な情報を与えることが出来るか」どうかです。
(これはSEO、SEMでも、コンテンツページ、ランディングページでも変わらない「大切な考え方」です。)
どちらも「検索」から。
SEOもSEMも「検索」を介する
リスティング広告の特性上、一定の広告費をかければ広告枠に表示されるため、「とにかくクリックされてページさえ見れくれれば、(見た目はいいのだから)成約する(筈だ)!」と思い込まれがちです。
また、「SEOで取れない(SEOが弱い)からこそ、リスティング(SEM)の広告枠を使う」という考えが更に思い込みに拍車をかけてしまっています。
ここで確認しておきたいことは、SEOもSEMも「検索」を介して、ユーザーが流入するということです。
確かにリスティング広告は広告費さえかければ、あまり苦労せずに広告枠に表示されます。
ですが、表示されたとしてもユーザーがクリックするかどうかはまた別の問題であり、更にクリックされた先のページでコンバージョンするかどうかも別の問題です。
出稿ワードやタイトル、広告文がクリック率に多大に影響しますし、また、それらと飛び先のページの内容が違っているなら、もちろんコンバージョンすらもしないでしょう。
(ユーザーが求めるものと違うものなのですから。)
ユーザーが何の目的を持ってそのワードを検索したか、どういうニーズを持って検索をしたのかということを考えれば、「ランディングページは見た目ではない」ということが分かりますし、この考え方こそがSEOでもSEMでも大切であり、「成果となって現れる考え方」なのだとご理解いただけると思います。
【SEO、SEM】「検索流入を増やす」ではなく「検索流入のニーズを読む」 - 検索サポーター