Bingもモバイルサイトをレンダリングに基づいて評価
私が毎日チェックしているサイト『SEMリサーチ』に、Googleに続いてBingもモバイルサイトをレンダリングに基づいて評価する仕組みを採用したということが書かれていました。
米Microsoftの検索エンジン・Bing は2014年11月3日、モバイルWebサイトのユーザーエクスペリエンスを適切に評価するために、新しい Bingbot を導入すると公式ブログで発表した。Bing クロールチームの Lee Xiong氏が詳細を説明している。
引用:
MS Bingもユーザエクスペリエンス重視へ、CSSやJavaScriptのクロール許可を推奨 ::SEM R (#SEMR)
つい先月にGoogleがウェブページのレンダリングするために必要な画像ファイルやCSS、 JavaScriptなどのリソースに対してクロールの拒否をしないようにと発表しましたが、今回のBingも同じことを言っています。
【Google】CSSやJavaScriptのクロールをブロックするとSEOに影響 - 検索サポーターのアンテナ
一方、『海外SEO情報ブログ』では、「モバイルのユーザー体験を今のところはランキング要因にはGoogleは取り入れていない」ということが書かれています。
モバイルUXはGoogleのランキング要因ではない、しかし間接的には強く影響するかも | 海外SEO情報ブログ
ここで気をつけて欲しいのは「しかし」の部分。
今は取り入れていない、けれども今後は分からないですし、上記エントリーでは「間接的には強く影響するかもしれない」と書かれていますが、私はその間接的のほうがユーザーにとっては大問題、ユーザーエクスペリエンス(体験)では大きく影響するものだと考えます。
「使い易い」って重要ですよ。
やはり検索順位に影響する
検索順位が上位に来ようとも、肝心なのはサイトの中身、コンテンツです。
例えば、あなたが検索順位の上位にあるモバイルサイトに行ったとします。
そのサイトが見辛い、コンテンツが薄いとなるとどうでしょうか?
必然的に直帰するのはもちろん、滞在時間も短いものとなるのではないでしょうか?
こうしてユーザーエクスペリエンス(体験)は直帰率はもちろん、滞在率も大いに関係しますし、何より検索ランキングの評価軸としてその2つは評価対象となって組み込まれています。
そういう意味では、やはり最適化出来ていないということは検索順位に大きく影響するものだと私は考えます。
直接的には使っていないと言ってますが、見方によってはすでにユーザー体験がランキング要因として見ているともいえます。
たとえば次のような不適切な構成をしているサイトはモバイル検索では評価が下がります。
- 間違ったリダイレクト
- Flashの多用
- スマートフォンだけに404エラーを返す
- 表示速度が遅い
Flashサイトと間違ったリダイレクトに対する検索結果での警告表示や、ウェブマスターツールのモバイルユーザビリティ エラー レポートも、Googleがモバイルユーザーのユーザー体験を重視している証拠に他なりません。
引用:
使う人の気持ちになるのが一番の施策
ユーザーのことを第一に考える
検索順位が上がるからではなく、「このコンテンツはユーザーにとって有益なことなのか?」「ユーザーが使いやすい、よいユーザー体験出来る仕組みか?」を考えて対応施策を行って下さい。
積み重ねることで、人からも検索エンジンからも信用を得ます。
それこそが内部SEO対策となり、検索順位も自ずと上昇していくことになるでしょう。