カテゴリを少しでも使ってもらうためのテコ入れ
Yahoo!カテゴリが、Yahoo!検索の「リアルタイム検索」との連携を開始したそうです。
(Yahoo!の公式ブログにて発表されました。)
Yahoo!カテゴリでは、Yahoo!検索の「リアルタイム検索」との連携を開始しました。
カテゴリ紹介文の下にリアルタイム検索へのリンクが表示されています。ここをクリックすると、関連するキーワードでTwitter・ Facebookの投稿を検索します。
Yahoo!カテゴリユーザーが最新の状況や、世の中の反応をパソコン・スマホでスムーズにチェックできるようになり、サービスの新たな機能として利用していただければと思います。
引用:
「リアルタイム検索」との連携を開始しました - Yahoo!ビジネスエクスプレス スタッフブログ - Yahoo!ブログ
前回のエントリーで私はYahoo!検索をほとんど使っていないと言いましたが、リアルタイム検索は、ごくたまに使っています(とはいえ1週間に1回くらいの頻度です)。
それはFacebook上での反応はほぼ拾われることはありませんし、Twitter上での反応なら公式クライアントで直接検索するほうが圧倒的に多いからです。
(絞込み検索をすればかなり快適ですよ。)
【Twitter検索】(リツイート数、お気に入り数で)絞込み検索する裏技 - 検索サポーターのアンテナ
今回の変更は、今となってはほぼ使われることがなくなってきたYahoo!カテゴリを少しでも使ってもらうためのテコ入れなのかなと考えられます。
沢山使うには、相応の価値がないと。
SNSを口コミライクで使うのは納得できるが
今の時代、SNSと連携して拡散させやすいように工夫するのはもちろん、今回のように口コミライクに使い、反応を見せるという施策は欠かせなくなってきていますね。
これまでYahoo!カテゴリが重宝された理由は、検索エンジンではなかなか見つけることが出来ないサイト、企業を見つけることが出来たことであり、また、登録にお金を支払うことやYahoo!スタッフがしっかり審査を行った後に掲載するという信頼という名の価値があったからこそ重宝をされていました。
だからこそ昔は「先ずはYahoo!カテゴリに登録すること」がこぞって行われたのですが、今は検索エンジンの精度の進化はもちろん、SNSなど自ら手軽に情報発信が出来るツールが沢山ありますので、昔ほどの価値はなくなったと言っても過言ではないでしょう。
今回の工夫も納得は出来ますが、その前に対処すべきは「いかにYahoo!カテゴリにユーザーを流入させるか、価値があるものだと分かってもらうか」であると私は考えます。
例えばコンテンツ内容を登録先に全て任せるのではなく、これまでのノウハウを生かしたYahoo!ならではのアドバイス(コンサルタント)を行う、独自の紹介ページを製作する、などの付加価値をつけるべきなのではと。
要は登録したサイト、企業のHPを見たい、ユーザーがクリックしたいという「その気にさせないといけない」わけですし、登録してもらうにも「それなりの価値」を提供しないといけないと考えます。
(今のYahoo!カテゴリに「登録しよう!」「使ってみよう!」と思っている人がどのくらいいるでしょうか? 私は使おう、登録しようという気にすらなりません。)
今まで通りにただ登録するだけの被リンク名簿みたいなやり方では、この先は例え無料になったとしても結局は先細りの道しかない、アメリカ版Yahoo!ディレクトリと同様に終了する未来しか待っていないと考えます。
(本当に終わってしまうのも時間の問題かなと。)
【Yahoo!】日本のYahoo!カテゴリはまだ終わらないのに - 検索サポーターのアンテナ
【追記】
Yahoo!カテゴリさんからリプライをいただきました!
頑張ってください。期待しています(^^)
メディアとしてあるべき姿としてはおっしゃるとおりだと考えます。ご意見を取り入れて改善したいと思います。ありがとうございました。 RT @kshikida はてなブログに投稿しました http://t.co/fDfYTuionB … pic.twitter.com/cXfLdmFEUa
— Yahoo!カテゴリ (@YahooCategoryJP) 2014, 11月 10