Bingだけでなく全ての検索エンジンに言える事です
私がいつもチェックしているサイト『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「大量のリンク否認が完了するまでには9か月かかることもある | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」にあるテーマ「Bingが採用している3つのモバイル検索ランキング要因」についての共有と、私なりの雑感をまとめたいと思います。
米Bingは、モバイル検索結果を向上するための取り組みを公式ブログで説明した。
モバイル向けサイトのランキングを決定する際にBingが判断しているという項目は、次のようなものだ(捕捉は筆者による)。
- コンテンツの互換性 ―― PCからでもモバイルからでも、同じコンテンツをユーザーが入手できるようにすること
- コンテンツの読みやすさ ―― フォントの大きさや色、行間スペースなどに気を払い、画面の小さなモバイル端末でも読みやすくすること
- モバイルの機能性 ―― モバイル端末に対して不適切に構成しないこと。モバイルだけに404を返す、モバイルで再生できないFlashを使う、すべてトップページにリダイレクトするなどをやってはいけない
引用:
これはBingだけでなく、Googleの評価基準、いや、全ての検索エンジンのモバイル検索結果の評価基準として重要なものだと考えてよいと私は思います。
検索エンジンの違いはもちろん、デバイスがモバイルだろうとPCだろうとユーザビリティを高めることは検索順位を上げることに繋がります。
また、モバイルやPCのデバイスに限らず、JavaScriptやCSS、画像などのリソースへのクロールをしっかり行えるようにする(robots.txtでの制限を行わないようにする)ことはBingもGoogleも推奨しています。
【Google】CSSやJavaScriptのクロールをブロックするとSEOに影響 - 検索サポーターのアンテナ
【モバイル】BingもCSSやJavaScriptのクロールを推奨 ユーザー体験を重視 - 検索サポーターのアンテナ
スマホユーザーは日々増えています
BingとGoogleの違い
グーグルと異なり、Bingは絶対的にレスポンシブウェブデザインを推奨しているのが特徴だ。別々のURLで構成されたモバイル向けサイトを勧めていない。
そうはいえど、Bingがランキング要因にしているという3項目は、ユーザー体験を高めるために検索エンジンの違いを問わず重要なものなので、理解しておいてほしい。
引用:
BingとGoogleの違いはBingは絶対的にレスポンシブウェブデザインを推奨していることです。
確かにユーザーを戸惑わせないようにするために、PCもモバイルも同じデザインであることが望ましいですが、それに拘りすぎて逆に見にくくなる、ユーザビリティが損なわれるのであれば、無理にレスポンシブデザインにする必要はないと私は考えます。
現在のGoogleとBingのシェアを考えると、正直に言ってユーザーが少ないBingに無理して合わせる、レスポンシブウェブデザイン対応のコストをかけるまでの必要はないと考えます。
もちろんやらないよりはやるほうがよいのですが、今のところは余裕があれば対応するぐらいでよいでしょう。
検索順位を上げるために対応するのではなく、日に日に増えているモバイル(スマホ)ユーザーが閲覧しやすい環境を提供する、ユーザビリティを一番に考えて対策すればそれがSEO対策になっている、結果的に検索順位も上がっているということになるでしょう。