検索ユーザーが求めていることに応じて判断
単に住所や地名など固有の店舗情報だけを入れ替えたサイトは重複コンテンツとみなされ、更に同じ会社が都市それぞれにドメイン名を登録して同様のサイトを作っていれば、Googleは誘導ページ(ドアウェイページ)として手動対策のアクションをとるであろうことが、『Web担当Forum』のエントリー「検索結果でフェイスブックページにリッチスニペットが表示されるようになった | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「フランチャイズ店のサイトを定形フォーマットにすると重複コンテンツになる」に書かれていました。
とはいえ、Googleもすぐに重複コンテンツとして自動的にペナルティを与えるということはない、検索ユーザーが求めていることに応じて判断をするとのことです。
但し、地域名の掛けあわせキーワードで上位表示させようと目論み、更にそれが特定のページへたどり着かせるためのドアウェイページであるのなら、スパム対象として手動ペナルティを受けることになります。
以前に当ブログでも触れましたが、被リンク獲得とユーザー誘導を行っているだけの傾向が強いサテライトサイトは、この重複コンテンツ、ドアウェイページと見なされ、ペナルティを受けることがよくあります。
【Google】ドアウェイページ(誘導ページ)対策を実施。多くのサテライトサイトはスパム扱いに - 検索サポーター
サテライトサイトに限らず「地名だけを書き換えたもの」や「固有名詞を加えただけ」で事足りるコンテンツや、ページ単体で「ユーザーに何も価値を提供していない」ページが人の評価はもちろん、検索エンジンでもよい評価が下るわけがありません。
特に定形フォーマットを使って店舗別にページを作るフランチャイズ店のサイトは、サテライトサイトと同様の傾向になりがちですので注意が必要です。
ほぼ同じコンテンツしかないな・・・と思われないように。
独立した価値のあるページにする
それぞれのフランチャイズ店が独自にサイトを運用するのだったら構わない。
しかし、そうではなく、同じ会社が都市それぞれにドメイン名を登録してサイトを作っていたとしたら、私たちはおそらく誘導ページだとして手動対策のアクションをとるだろう。
引用:
検索結果でフェイスブックページにリッチスニペットが表示されるようになった | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
フランチャイズですのでサイトのフォーマットが同じであり、さらに本部が用意した共通のコンテンツを使うことはよくあることです。
ですが、地名を変えて固有名詞を付け加えるぐらいのコンテンツでしかないのなら、やはり重複コンテンツと見なされますし、辿りつく先が他のページと一緒なら、ドアウェイページとしか見なされないのです。
それを防ぐためには、サテライトサイトであっても独立した価値のあるページにすることです。
また、サイト単体で価値がある(オリジナルである)サイトから被リンクが貼られると、その被リンクもやはり価値があると評価され、検索順位によい影響を与えます。
よいコンテンツ(価値のあるページ)を提供すればブックマークやSNSでシェアされるのはもちろん、前述のサービスのプラットフォームに依存しないナチュラルリンク(言及)という一番強い支持票を手に入れる、SEOに強くなることも出来るのです。
そこからユーザーも流入するという好循環も生まれます。
【SEO】ナチュラルリンクは流入に繋がるのが一番のメリット - 検索サポーター
前述の通り、サテライトサイトを重複コンテンツとドアウェイページだけにしない方法は、サテライトサイトに限らずいかなるサイトであろうと「オリジナルを作ること」を意識し、実行することです。
自分の意見、考察、体験談などを自分の言葉で語るだけでもオリジナルとなります。
(人の思考はもちろん、特有の機微まではコピペ出来ないからです。)
それだけでも「他にない価値を提供している」ことになるのですから。