2015/9/16:山本一郎隊長のステマ追求記事へのリンクを追記しました。
広告表記のない記事広告を掲載する行為
Yahoo!Japanが「「広告表記のない記事広告を掲載する行為」に関する自主調査結果について(9月14日現在) - ヤフー株式会社」について、メディア倫理に照らし適切な運営が行われているかの自主調査を実施し、9月14日現在の調査結果を報告していました。
その結果、9月4日に公表した「TRILL」「Yahoo! BEAUTY」に加え、「Yahoo!ロコ」「carview!」「みんカラ」「Yahoo!映像トピックス」「スポーツナビ」で、広告表記のない記事広告を誤って外部メディア運営会社へ配信していたとのことです。
ちなみに掲載件数については明かされていません。
Yahoo!は先日よりステマ記事、ステマ事業者を排除するよう動いています。
【Yahoo!】Yahoo!ニュースがステマ記事を排除 違反の場合は法的措置も - 検索サポーター
自ら調査し、こうして公式ページで報告を行うことはとてもよいことだと思います。
・・・しかし、この報告によってステマがいかに常態化していたものであったかもよく分かりました。
(多くのネットユーザーが思っていた、分かっていたことではありましたが、確たる証拠もなく、また、いちいちステマだと指摘するのも無理がありましたからね。)
これが呼び水となって、Yahoo!以外のその他のメディアでも同様の調査、報告が行われることを私は望みます。
調査報告します!
自ら襟を正す
激しさを増す隊長に糾弾される前にみんなゲロし始めた?w 「「広告表記のない記事広告を掲載する行為」に関する自主調査結果について(9月14日現在)」 http://t.co/4mHWzTKnzg
— 衣袋 宏美 (@hibukuro) 2015, 9月 15
衣袋さんが言うように、最近の山本一郎隊長のステマへのツッコミは容赦がありませんよね。
(個人的には「もっとやれ!」と思いますが・・・)
【追記】
丁度、山本一郎隊長が(Yahoo!ではありませんが)ステマ追求記事をアップしていましたので、リンクを貼っておきます。
AppBank、GREE『消滅都市』とガンホー『パズドラ』で常習的にステルスマーケティング実施か(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
このように外部からステマだと突っ込まれて不正が発覚するよりも、Yahoo!のように「自ら襟を正す」ことがメディアとして望ましい姿であると言えるでしょう。
(こんなにもステマが常態化しているのですから、逆にイメージアップにすらなることもありますよ。)
また広告表記のない記事広告が、誤って外部メディア運営会社様に配信されていたことも判明いたしました。現在、外部メディア運営会社様に連絡をし、該当記事の削除もしくは広告表記記載の相談をさせていただいております。
引用:
このように外部メディアへの報告、具体的な方法をしっかりと打ち出し、実行することも大切なことです。
今更外部メディアの該当記事を全て削除、修正は正直不可能だとは思いますが、放置では話になりませんし、今後のためにもしっかり対策を打ち出しておくべきことだと私は思います。
なんだよ!ステマかよ・・・と失望させないためにも。
個人ブログ(メディア)はどうするか
個人ブログ(メディア)でも(故意に)ステマを行うのはもちろんダメですが、「知らずにステマをやってしまっている」ということはよくあることです。
アフィリエイトや広告掲載、依頼記事の掲載などを行うにも注意が必要なのです。
「優良誤認」、「有利誤認」、「過大な景品類の提供」などについては、下記のエントリーにまとめていますので是非ご覧ください。
【ブログ運営】知らずに違反していませんか? 東京都がネット上の広告などの不当表示に改善指導 - 検索サポーター
また、SEOの観点からステマについて言うならば、有料リンク(広告リンク)については rel="nofollow" をしっかりとつけるようにしましょう。
SEO業者からなら有料リンクなのに、rel="nofollow"をつけないことを条件とする掲載依頼が来たりもしますが、業者の口車に乗ってはいけませんよ。
リンクスパムを行っているとみなされて、あなたのサイトがペナルティを受ける(検索順位が下落する)元にもなりますから。
【有料リンク】広告(PR活動)リンクはしっかり「rel="nofollow"」をつけましょう - 検索サポーター
私はメディアの大小に関わらず、個人ブログ(メディア)であっても、ユーザーに誠実であるべきだと考えています。
ユーザーにもそして自分自身にも誠実であることこそが大きな信頼関係を築くことに繋がりますし、メディア運営では長い目でみて「必ず成功する」元になるからです。
ネットやリアルに限らず、信頼を築くのは一生で壊れるのは一瞬ですよ。
♪ 壊してしまうのは一瞬でできるから 大切に生きてと彼女は泣いた ♪