炎上には明確な理由があります
どんな人でもサイト(ブログ)を運営していれば、どうしてもPV数が気になってしまうものであり、PV数を目標としてサイト運営を日々行っている方もいるのではないでしょうか。
(「気にしないようにしよう」と思っている時点で、「気にしている」と言えますしね。)
PV数に捉われすぎることはあまりよくないことであり、むしろ見て欲しい人(ユーザー)にしっかり情報を伝えることが出来ているかどうかが大事であることは以前に当ブログでもお伝えした通りです。
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とはいえ、有用な情報や質のよいコンテンツだからこそ多くの人に見てもらいたいという素直な気持ちは間違いではありませんし、もちろんそれを(PV数を)目標にすることも間違いではありません。
(ただし目標を叶えるための「手段を目的にする」のは間違いですが。)
より多くの人に見てもらうためには検索流入で地道に増やしていく、資金があるなら広告を出して露出させるなど方法は色々とありますが、今ならSNSでシェアされることで瞬時に流入が増える、いわゆる「バズを起こす」ことが欠かせなくなりつつあります。
「バズを起こす」と一言で言ってしまいましたが、そう簡単にバズることはありませんし、バズったとしてもその理由を本人がよく分からない、「たまたま、結果的にバズっただけ」としか考えられないこともよくあることです。
(もちろんバズるための自分なりの方法論があり、目論み通りにバズることもあります。)
また、私を含めほぼ全てのサイト管理者の方は「バズることで多くの目に触れることは嬉しいけれど、炎上する(ネガティブな方向で話題になる)のは嫌だ」と考えているのではないでしょうか。
バズるコンテンツは炎上する要素を多分に含んでいることも珍しくありません。
むしろ含んでいるからこそ炎上するとも言えます。
実は(いい意味で)バズる理由は明確ではありませんが、炎上には明確な理由が存在します。
今回は炎上の明確な理由を(かなり大きく分けて)2つご紹介します。
(逆にこの2つの理由を外せば、炎上のリスクをかなり減らすことが出来ます。)
燃やしてくれと言わんばかりのコンテンツとは。
バズに不思議のバズあり、炎上に不思議の炎上なし
前述した通り、(いい意味で)バズる理由は明確ではありませんが、炎上には明確な理由が存在します。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」もとい、「バズに不思議のバズあり、炎上に不思議の炎上なし」です。
以下に炎上の明確な理由を2つご紹介します。
1.何が嫌いかより何を好きかで語らない
これは分かりやすい、理解しやすい理由だと思います。
好きなことについてよりも、嫌いなことについて延々と悪口や愚痴を連ねているコンテンツがそれに当たります。
嫌いな理由について冷静で客観的、かつ具体的なデータ(情報)を示していれば、まだマシ(違う視点や気づきを与えてくれる)とは言えるのですが、そもそも嫌いなことについて冷静で客観的に語ることなんてできないと言えます。
合わせ技として「好きなことの品位を高めるために嫌いなことを貶める」という方法もあり、こちらも炎上する明確な理由となります。
(最近の炎上マーケティング、コンテンツはほぼこの傾向にあります。)
好きなことを語るのはよいのですが、好きなことの優位性を強調したい、引き立たせたいがために嫌いなことを必要以上に貶めたり、別に比較しなくてよいことをあえて比較していたり。
(もちろん比較も冷静で客観的な論説にはなっていません。)
そりゃあ嫌いと言われたことが好きな人や、比較され貶められた方に属している人は黙っていない、一言言わないと気が済まないという気になるものです。
また、ただの悪口を毒舌と勘違いしているコンテンツや、奇を衒い逆張りすることを個性と勘違いしているコンテンツも炎上する理由になります。
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「何が嫌いかより何を好きかで語る」
これをしっかり守れば、かなりの炎上を防ぐことが出来ます。
2.不確かなことを断定して語る
これは炎上だけでなくデマとして流れる、間違った情報が流布してしまうという副作用も生み出します。
センセーショナルなタイトルをつけて事実を拡大解釈したり、事実と意見(考察)をごっちゃにして書くことで、ユーザーが意図的に誤認する文言に仕立て上げたコンテンツもやはり炎上します。
(いわゆる「ツッコミ待ち」コンテンツです。)
事実関係をちゃんと確認しないユーザーはすぐにSNSでシェアして流布してしまいますし、親切なユーザーならちゃんと調べた上でツッコんでくれます(反論を述べてくれます)。
また、そのツッコミを見たいがために人が集まること(更にツッコミを茶化したい人が集まるの繰り返し)によって炎上が加速していくことにもなります。
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「事実と意見(考察)を分けて書く」ことはもちろん、「不確かなことを断定して語らない」。
これを守れば炎上だけでなく、自分のサイトがデマを流布する元になることも防ぐことが出来ます。
(痛いところをツッこまれたときはコンテンツを訂正し、謝罪すればよいだけの話でもあるのですが、コンテンツを消して何食わぬ顔する「謝ったら死ぬ病」な人も少なからずいますね。)
あえて見ない(スルーする)。
好きの反対は嫌いではなく無関心
今回、炎上する理由を大きく2つに分けてみました。
炎上する理由は他にもありますし、更に細分化することも出来ますが、この2つさえ守れば炎上するリスクをかなり減らすことが出来ます。
逆に、この2つの理由が多く含まれるサイト、コンテンツは意図的に炎上マーケティングを仕掛けているとも言えるでしょう。
それもこれもPVが欲しくてバズという名の炎上を起こしているのですから、そのようなサイト、コンテンツを見たらシェアはもちろん話題にすることなくスルーすることが賢明です。
晒し上げしたい気持ちも凄く分かります。
ですが、好きの反対は嫌いではなく無関心です。
(良くも悪くもかまってくれることを目的としているのですから、かまわなければよいのです。)
他サイトのよいところを真似て自分なりにアレンジするだけが改善ではありません。
他サイトの悪いところを真似しないことも改善です。
不幸にもそのようなサイトを見つけてしまったならば、反面教師にして炎上を防ぐ手立てにすることを私はおススメします。