PV数を気にしすぎていませんか?
サイト(ブログ)を運営している人は「1日○○PV、月に○○万PVを目指す!」などという目標をよく立てることだと思います。
ですが、「日々更新をしてもアクセスが伸びない。」
「自分なりに工夫してエントリーをしているのにアクセスが伸びない。」
「SNSを利用しているけど流入が全くない。」
そんな悩みを持っているサイト(ブログ)管理者の方もいるのではないでしょうか?
多くの人に見てもらいたいからこそPV数を気にすると言えますが、あまりPV数を気にしすぎるのもよくありません。
「数値目標」を自分の力の及ばない部分に求めすぎると苦しくなるものだからです。
(「数値目標」は「毎日1記事更新する」「月に10エントリーはリライトして質を上げる」など、自分の力で何とかなる範囲に留めることがよいでしょう。)
また、他のサイト(ブログ)よりもPV数が多い少ないと比べるのもやめましょう。
なぜなら同じ1PVでもユーザーの質も目的も違うからです。
ユーザーの質も目的も全く違う
PV数を気にしすぎるという人は、他サイトとは「ユーザーの質も目的も全く違う」ということを心に留めておいてください。
特に自分のサイトと全く違うサイト(違うテーマ、違う話題)でPV数を比べても意味がありません。
(例えば「2ちゃんまとめサイトなど」と比べてみると「ユーザーの質も目的も全く違う」ということは理解していただけるかと。)
比べるのであれば「同じテーマのサイト」や「同じ話題のエントリー」を比べましょう。
そこから改善案を練るのであれば、それは有益なことではありますが、ただ数を比べて気が滅入るのならやらないほうがよいでしょう。
(それは「弱い気持ち、事実から逃げている」のとは全く違います。勘違いをしませんように。)
また、サイト(ブログ)のエントリーで「○○月アクセス報告まとめ」というエントリーをよく目にすることがあると思います。
流入元やユーザー導線などについて分析、考察がしっかりなされているまとめエントリーであれば読む人に「気づきや新たな視点を与える」ことはもちろん、エントリーをした本人も「考えが整理される」という意味で有益と言えます。
それは「質のよいコンテンツ」といえます。
逆に、数の報告だけが書かれているエントリーはほとんど意味はありません。
こういったエントリーは読者への「権威付け」「人気があるように見せかける」意図が多分に含まれているのだろうなと私は考えます。
流入元が違うだけでかなりの違いとなる
自サイトの1PVであっても、流入元が違うだけでユーザーの質も目的も全く違ってきます。
SNS、RSS、検索、ブックマーク、被リンク・・・など、流入も色々ありますし、例えばRSSからの流入は「常連さん、リピーター」がほとんどでしょう。
また、検索からの流入は「新規ユーザー」が多い(但し、サイト名での検索は「リピーター」が多い)と言えます。
ユーザーが「新規か常連か」だけでも、ユーザーの質も目的も変わるのです。
「ただ集めただけ」のユーザーでは意味がありません。
大事なのは「ユーザーの質も目的も全く違う」ことを理解した上で分析することであり、また、そのPVが自分が想定した通りのPVであったか(目的であるコンバージョンが得られたか)どうかです。
集めた上で、更に「行動を起こしてもらうこと」が重要です。
このようにWEBサイトでは「100 から 0 にする」よりも「10 から 1 にする」ことのほうが重要であり、後者のほうが長い目で見ても発展するものなのです。
(これはSEOの考え方にも通じます。それについてはまた別のエントリーで。)
※ 関連エントリー
【ブログ運営】SEOでアクセスを集めた後、どうするの? - 検索サポーター