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【Google】そのリダイレクトは大丈夫?不正なモバイルリダイレクトの増加による注意喚起

※ 2016/5/26:タイトルの変更、及び誤字の修正を行いました。

リダイレクトとは?

あなたのサイト(ブログ)はリダイレクト設定を行っていますか?

 

特にモバイルサイトではレスポンシブ対応ではなくて、スマートフォンの小さな画面に合わせるためにコンテンツを最適化した(文章の簡略化や画像など一部のコンテンツを変更した)モバイル専用ページへリダイレクトを使って飛ばすという設定を行っているサイトもあるでしょう。

 

ここでリダイレクトについて簡単に説明します。

 

最初にアクセスしたURLとは別のURLに移動させるための設定であり、例えば従来のコンテンツページを新しいページ(URL)に移転した場合や、ユーザーのデバイスによって飛び先のページを変えるときなどに使われる設定です(複数のページを1つのページに統合した場合などにもよく使われます)。

 

このようにリダイレクトにはURLが変わることなく飛び先のページを変えることが出来るというメリットがあるのですが、これを逆に悪用する、ユーザーに意図していないページへ飛ばすというスパム手法としても使われることもあります。

 

そんなリダイレクトについて、GoogleがウェブマスターGoogle+公式アカウントにて不正なモバイルリダイレクトに対して注意喚起を行ったことが『Web担当者Forum(Web坦)』のエントリー「noindexページは解除しても元の順位にすぐには回復できないらしい | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「グーグル、不正なモバイルリダイレクトに注意喚起」にて報じられていました。

 

ここで言われている「不正なモバイルリダイレクト」とは、同じURLであってもGoogleのbot(クローラー)や人間がPCでアクセスしたときには通常のコンテンツが表示されるのですが、人間の訪問者がモバイルからアクセスすると、そのページとは関係のない不正なサイトページや広告ページへリダイレクトされる状態のことを指して語られています。

 

Detect and get rid of unwanted sneaky mobile redirects - Search Console Help

 

スマホを見てびっくりしている男の写真

変なページにリダイレクトされたぞ・・・

 

リダイレクトの悪用はSEOスパム

また、「以前のURLを変わらずに使うことができる(被リンクを受け継ぐ)」というリダイレクトの特性を悪用して、ある検索キーワードで検索評価が高い(検索流入が多い)ページ(URL)の飛び先を該当のページに変えることで、検索流入を増やすというSEOスパムとしても使われることもあります。

 

(これがSEOスパムだと分かった上でペナルティには触れずに方法を指南、推奨している似非コンサルタントやSEO業者もいますので注意してください。)

 

もちろん正当な理由でリダイレクトを使うのであれば「リダイレクト=スパム」とはみなされませんし、Googleもスパムとはみなさないので安心してください。

 

最近はスマートフォンでのサイト閲覧がかなり増えてきているため、こうした「不正なモバイルリダイレクト」が増えてきている傾向にあるのでしょうね。

 

(個人的にはPCユーザーよりもスマートフォンユーザーのほうがサイトにアクセスする心理的敷居は低いからこそ悪用が増えているとも感じています。)

 

 

PCで確認している男の写真

先ずは確認してみよう。

 

先ずはツールで確認しましょう

もし設定ミスでアクセスをすべてモバイル版ページのトップページにリダイレクトしているぐらいならまだマシだが(それ自体は良いことではない)、強引に広告を表示させていたら、悪質だ。また、サイトがハッキングされていて、不正なサイトにリダイレクトするコードが勝手に仕込まれていることもあるのだという。

もし、こうした「不正なモバイルリダイレクト」がある場合、悪質でガイドライン違反だとみなされたら、手動の対策が与えられる。

 

引用:

noindexページは解除しても元の順位にすぐには回復できないらしい | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

 

さすがのGoogleでもリダイレクトを全て自動で判断するのは難しいので主に手動対策での措置となりますが、悪質だとみなされればインデックス削除はもちろん、ペナルティも与えられます。

 

(ちゃんと確認をする意味でも、Googleは手動を含めて判断しているとも言えます。)

 

しかし、悪用する側もこの方法は遅かれ早かれGoogleのインデックスから削除される、ペナルティを受けると分かっているからか、リダイレクト悪用はメール、今ならSNSで使われることが多いです。

 

(SNSだと更に短縮URLで表示されることも多いので、URLだけでは判断がつきにくいことが悪用する側にとっては更に好都合であったりします。)

 

そもそも人を騙すための悪用ですし、ペナルティによってSEO効果が見込めない(検索流入が見込めない)となると、上記の方法のほうが「(悪用するには)検索よりも理に適っている」からだとも言えますね。

 

最近になってまた増えてきたリファラースパムも、このリダイレクトが悪用されていることが多いです。

 

【アクセス解析】リファラスパムの対策及びフィルタ設定について(除外リスト随時更新) - 検索サポーター

 

リファラースパムとは、GoogleアナリティクスのログにURLを残し、サイト管理者が確認のためにそのURLにアクセスするとリダイレクトで全く違うURLのページ、広告ページやcookie(クッキー)を残すためのページにアクセスさせることを狙ったスパム手法です。

 

予防法は、知らないURLには極力アクセスしない(アクセスするとしたら確認ツールを使う)ようにすることです。

(その手のサイトには二度とアクセスしないように、フィルタリングツールを使うのも一つの方法です。)


ちなみに私がよく使っているサイト確認ツールは以下の2つです。

 

怪しいURLが記録されたら、先ずはサイト確認ツールで調べてみることを私はおススメします。 

(以下のツールはリダイレクトの有無も調べてくれるので、便利なツールですよ。)

 

aguse.jp: ウェブ調査

 

gred|安全なサイトはgreen、危険なサイトはredでお知らせ。無料のWeb安全チェックサービスといえばグレッド!

 

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