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2022年11月24日のGoogleポリシーオフィスアワーまとめ及び私見

久しぶりのブログの更新です。

 

今回は2022年11月24日に開催されたGoogleポリシーオフィスアワーのまとめを自身の復習も兼ねて書いてみます。

 

 

個人的に気になるトピックもあり、興味深いポリシーオフィスアワーでした。

それでは早速、行ってみましょう!

 

 

 

検索関連の質問

Indexing API拡張の経過報告

Que.

IndexingAPIを利用しており、200件から拡張したい。

リクエストを送っているが、リアクションが見られない。確認する方法はありますか?

 

Ans.(あんなさん)

サイトURLをいただいているので確認したところ、(既に)10月中旬にアップデートが行われております。

ご確認ください。

 

私見:

先ずIndexing APIについて説明すると、Indexing APIとはページが追加または削除されたときにサイト所有者からGoogleへ直接知らせるAPIです。

「URLを更新する」「URLを削除する」「リクエストのステータスを取得する」「インデックス登録の一括リクエストを送信する」などの機能があります。

ただ、Indexing APIはJobPostingが追加されたページ、またはVideoObjectにBroadcastEventが埋め込まれたページをクロールするためにのみ使用できるものです。

そうでない場合はもちろん、それ以外のページをクロールさせるためにもサイトマップ送信は行ったほうがよいのが私の意見です。

 

※ 参照

Indexing API クイックスタート  |  Google Developers

 

 

DiscoverやGoogleニュースに掲載されない

Que.

9月のコアアップデートを境にDiscoverやGoogleニュースに掲載されなくなった。
要因が掴めないので方針が立てにくい。

 

Ans.(金谷さん)

Discover自体に何かが発生しているわけではない。通常のアルゴリズムでの結果と言えます。

こうすれば必ずDiscoverに掲載される、ということはありません

いつもの話になってしまうが有用で信頼性の高い、ユーザーを第一にコンテンツを作りましょう。


私見:

個人的にはDiscoverをデリバリーの当てにするのはやめたほうが良いと思います。

どうやったら掲載されるか見当がつき辛いことをずっと考えて時間を使うぐらいなら、それ以外で自身でコントロール出来ること、コンテンツの改善はもちろん広告やSNSなど別の方法や施策に注力したほうが良いから。

掲載されたらラッキーぐらいの心つもりが良いですね。

 

※ 参照

有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

 

 

新規ページを公開後、反映までに時間がかかる

Que.

Sitemapが読まれて検索対象になるまで長すぎると感じる(1~3分)。競合他社はもっと早い。

Sitemap用のpingを送り始めましたが変化が見られません。

PubSubHubbubを利用すべきですか?

 

Ans.(金谷さん)

1~3分はかなり早い方です。

PubSubHubbubを使えば劇的に早くなるということでもないと思われる。

同じ話の繰り返しになりますが、コンテンツを改善しましょう。

 

私見:

確かに1~3分はかなり早い方。

もっと遅い、1日以上かかるとかならば問題かもしれないが、これ以上早くすることに労力をかける意味はほぼないと自分も思います。

競合より遅いから気になってしまうのでしょうが、他の施策に注力するのが良いですね

 

 

指定ドメインのサイトを表示させない

Que.

特定キーワードで検索した時に指定ドメインのサイトが表示されないようにできますか?

具体的には特定のキーワードで検索し、SEO表示画面でドメイン内のコンテンツが表示されないようにしたい。

 

Ans.(金谷さん)

急ぎの場合は削除リクエストを行い、コンテンツも削除。

noindex設定するのも一つの方法です。

 

私見:

検索流入した人、検索ユーザーにはコンテンツを見せたくないという意図だろうから検索結果に出さないnoindexが妥当でしょうね。

あと、質問の「SEO表示画面」という表現が気になりました。

これは勝手な予想だけど、言葉の定義が曖昧な人やそれに付随する曖昧な情報元を参考にしているのかなとも感じました。

検索=SEOではないし、何事も言葉の定義を正しく認識して使わないと齟齬が起こりやすいだけでなく間違って理解してしまいやすいので注意しましょう。

 

 

サイト全体を画像検索に出ないようにしたい

Que.

運営サイト全体を画像検索に出ないようにしたい。

robots.txtでプロックする場合、以下のようなブロックする設定で良いですか?

    User-Agent:Googlebot-Image
    Disallow:/

 

Ans.(金谷さん)

はい。その通りです。

 

私見:

robots.txtの設定、記述は意外と間違えやすいので下記の記事に記載されていることにも注意してみてください。

 

あなたも同じミスをするかも? robots.txtのミスで予想外のページをクロール禁止していた悲劇【SEO情報まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

 

 

モバイル検索結果でのサイト名表示

Que.

サイト名が正しく表示されることもありますが、「検索語句」「表示URL」次第で望ましくない表示になる。

 

Ans.(金谷さん)

URLの上にサイト名は必ず表示されるわけでなく(そうでない場合はドメイン名が表示される)、アルゴリズムも最近始まったばかりでまだ完全ではないので多少時間がかかります。

また、サイト内で表記が違う(大文字小文字の違いなど)場合、サイト名表示がブレることもあるので統一しましょう。

 

私見:

サイト内で表記が違う、大文字小文字はもちろん、アルファベット表記とカタカナ表記の両方が混在しているとか意外とありますよね。

見ているユーザーに余計な混乱を起こさせないためにもサイト内で統一させたほうが良いですね。

 

 

※ 参照

Google 検索でのサイト名 | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

 

 

よくある質問構造化データ内にリンク設置

Que.

よくある質問で構造化データを記述するにあたり、Answerテキスト内にaタグを含めたい。

このときにaタグのURLを相対パスで記述しても問題ないですか?

相対パスでも正常にリンク出来ているようですが確認です。

 

Ans.(金谷さん)

相対パスでも問題ありません。

ただし、構造化データはGoogle以外のサービスでも使われていますので、正確なURLを伝えるのであれば、絶対パスを使うべきです。

ちなみにゲイリーさんも絶対パスを推奨とのこと。

 

私見:

どっちが良いか悩むぐらいなら絶対パスです

絶対パスで表記する手間がないとか、ディレクトリを変えるためURLも変わるとかなら相対パスを選ぶこともあるかもしれませんが。

昔、内部リンク表記も相対パスよりも絶対パスで表記するほうがSEOに有利に働くという都市伝説もありましたね(これはどっちが優れているとか、SEOに有利とかはありません)。

 

※ 参照

構造化データでよくある質問をマークアップする | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

 

 

内部リンクによるページ評価引き継ぎ

Que.

以前Google社員の方より、内部リンクの「ページ評価引継ぎ」にてページ内に設置したリンクが1つであればそのリンクに100%、10個であればそれぞれ10分の1ずつ与えられる…という発言があったと記憶しています。

<a href="javascript:void(0)">と検索エンジンが辿れない形の場合も、内部リンクの「ページ評価引継ぎ」は発生していますか?

 

Ans.(金谷さん)

Google社員の方の発言がどこにあったかは知りませんが、事実ではありません。

内部リンクの貼り方や数もそんなに気にする事ではなく、それよりもユーザーの利便性で考えましょう。

javascriptで検索エンジンに辿れない形であれば、Googleのクローラーもどこにリンクしているかは分かりませんし、そうであれば内部リンクの「ページ評価引継ぎ」にも関係ないのではないかと。

そもそもそんなことは懸念することでもありません。

 

私見:

そんなことをGoogle社員が言うとは私も思わないけど、そういう(個人的な)見解で書かれたブログ記事は以前に見かけたことがあります。

「リンクを貼り過ぎるとページ評価も分散するから沢山貼ってはダメ」とか。

しかし、そんな記事を見たのはもう何年も前だし、内部リンクの貼り方や数はどのくらいが適切か?と考えて施策を行う時点で手段の目的化であり、それはユーザーのための施策ではないことは確かです。

じゃあ1ページ1リンクしかなくて、リンク先のページが評価が高くなっているのが絶対の真実か?と考えればそんなことはないと分かります。

どうしてもというならA/Bテストを行う、1リンクのみの場合と多数のリンクがある場合とで比較してみましょう。

 

※ 参照

A Guide to Google Search Ranking Systems | Google Search Central  |  Documentation  |  Google Developers

 

 

Publisher Policy関連の質問

今回は質問はありませんでした。

 

 

次回は12月22日に開催

次回は月に1回の開催で(通常は月に2回、隔週で行われている)、2022年12月22日(木)の12時からの開催予定となっています。

 

※ 追記:(2022年12月22日回)Googleポリシーオフィスアワー最新回

2022年12月22日のGoogleポリシーオフィスアワーまとめ及び私見 - 検索サポーター

 

Googleポリシーオフィスアワーでは質問も受け付けており、下記の質問フォームから質問を送ることができます。

質問フォーム(Google ポリシー オフィスアワー)

 

必ず取り上げられるとは限りませんが、今は質問が少ないとのことなので取り上げてもらえるチャンスかもしれません。

質問があれば積極的に送ってみましょう!

 

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