第二弾です
前回より始まりました「パートナーとの愛を深める為の情報共有サービス」のサイト「Love Points」の改善アドバイスのエントリー。
本日は第二弾です。
※ 前回のエントリー
【サイト運営】「Love Points」のSEOあれこれ(準備編)vol.1 - 検索サポーターのアンテナ
前回の予告で、次回はウェブマスターツールやアナリティクスを使っての強いキーワードの探し方についてエントリーすると予告しました。
ですが、今現在サイトオーナーのダニエルなかぢ (id:nakazye)さんが実際に行っている(考えている)施策について補足、サポートをするほうがより改善が早くなると考え、今回はそのサポート案を書いていくことにします。
(ブログに限らず、足並みを揃えて進むほうが何事もスムーズに進むというものです。)
性(行為)に関する話題を、MECEにカテゴライズしてみる(前編) - 今日学んだこと
それでは、第二弾スタートです。
先ずはツリー図から
トップダウンで考えて細分化していく。
パソコンを分類するときに、今あるパソコンを集めてそこから分類を考えるより、デスクトップPC/ノートPCとまず大きく分類し、そこからOSで分類したり、スペックで分類したりと考えていった方が考えやすい という考え方です。
人間、頭に入ってくるのって7つが限界だよね という法則。コンサルティング会社だと、もっと絞って3つにまとめたがります(うちの会社だけじゃないと思ってる)。
カテゴリーを作るにしても、7つ以上になるとよくわからなくなる。
ので、主カテゴリー、主の下に紐づく副カテゴリーそれぞれ最大7つに抑えようと思います。
(後略)
引用:
考え方、方法に異論はありません。
カテゴリーの分け方、数などはお任せします。
(確かにカテゴリーの数はなるべく少ないほうがいいですね。人は選択肢が多すぎると迷うものですから。)
こういう場合、コンサルタントやディレクションを行っている人は必ずツリー図を書いて論理と思考を整理します。
例え頭の中がごっちゃになっていても、実際にツリー図を書くことで情報が整理されていく、頭の中も整理されていく感覚にもなります。
最初はうまくいかなくても、何度か推敲を重ねれば「しっくりくる」カテゴリー分けが出来るでしょう。
先ずはツリー図を書くところから始めましょう。
(恐らく、もう書かれているとは思われますが。)
「投稿者目線」か「閲覧者目線」か
といってもなかなか難しい。カテゴリ分けって正解があるわけじゃなくて、あくまでも切り口の一つなんですよね。人を性別で分けるというのも正しい分け方だし、年齢で分けるのも正しい分け方だし、人種で分けるのも正しい分け方だし、と。
今回の場合は、「投稿者目線で考えるか」「閲覧者目線で考えるか」が大きなポイントとなってくるのかなと思ってます。
(中略)
で、悩んだ結果、質問についてはどんな話題にも出てきうる話だし、タグとして設定していただく方向で、カテゴリには加えない方針。つまり、新カテゴリについても、閲覧者目線でいこうかと思いました。
引用:
私も「閲覧者目線」に賛成です。
こういうとき、とても参考になるのは他サイトのQ&Aページとお問い合わせページです。
Q&Aページには色々な疑問、回答が掲載されています。
ユーザーはQ&Aページを見たけど情報が載っていない、分からないときに次の手段としてお問い合わせページから問い合わせます。
閲覧者の多くは「疑問を解決したい」という動機、投稿者の多くは「自分の疑問、意見を述べたい」という動機から行動が始まります。
その際に両者とも「私の疑問、意見で同じようなものはないか」と考え、先ず最初にQ&Aページから調べる、閲覧をするでしょう。
また、「閲覧者目線」、Q&Aページを優先させる(意識させる)ことで同じ疑問が複数カブることを防ぐことが出来ます。
(同じようなコンテンツページが複数あると、閲覧者を迷わせる元にもなりますからね。)
即ち、ここは「閲覧者目線」でよいということになります。
最後にSEOの要素を
今回のエントリーはディレクションのアドバイスが主体で、SEOの要素(検索流入を意識した施策)がありませんでしたので、最後に少しだけ今回のカテゴリ分けの考え方にも関係してくる検索に強いワードについて触れてみます。
(と言っても、今回は触り程度で。)
ウェブマスターツールやアナリティクスを使えば、自分のサイトがどんなワードで検索されているか、また、どんなワードで多く流入しているか分かります。
単純に言えば「多く流入しているワード」が「検索に強いワード」となるのですが、ここで気をつけなければいけないのは「そのワードはカテゴリの上位層と成りえるものか」という判断です。
ここで先ほど作ったツリー図が参考になり、そのワードがどこのカテゴリに属するか、はたまた独立して新しいカテゴリとして作ることが良いのか、判断がスムーズに行えるのです。
「カテゴリの上位層と成りえるもの」であれば、それは普遍的なものであることが多いので「永続的に検索に強いワード」となり得ます。
逆に「カテゴリの下位層と成りえるもの」であれば、その時のトレンド、特殊な前提条件に左右されるものであることが多いので「瞬間的に強いワード」とも言えます。
ワードの賞味期限をしっかりと見極めることでSEOに強い、検索流入に強いサイトを構築する足がかりとなるのです。
次回はこの検索に強いワードについて更に掘り下げてみます。
【追記】
ご本人から言及(反応)をいただきました。こちらもどうぞ。
性(行為)に関する話題を、MECEにカテゴライズしてみる(中編) - 今日学んだこと
(了)