検索ワードが大事です
SEOはもちろん、SEM(ここではPPC広告、特にリスティングと考える)は、検索ワードが大事であることは私が言うまでもなく皆さんもお分かりと思います。
特にSEMは検索をかけたワードで入札を行う、お金をかけて広告を出して集客を行うので、検索ワード次第でコンバージョン数はもちろん、その前のクリック数、その更に前のインプレッション数(広告の表示数)すらも違ってきます。
また、SEO(ここではオーガニック検索と考える)についても、やはり検索ワードが重要であり、SEMのように直接的に検索ワードを選ぶまではないのですが、提供するコンテンツが検索ワードといかにマッチングしているかが重要になってきます(マッチしているほど検索結果の上位に来る傾向であるのはご存知の通りです)。
検索流入、増えないかな・・・
検索流入を増やしたいけれど
検索流入を増やすにはどうすればいいのか?
凄く簡単に言ってしまうと、検索流入を増やすには「検索ボリュームが多いワードにマッチした広告を出稿したり、マッチしたコンテンツを作ればよい」のです。
ですが、それはほぼ不可能であり、それではまったく意味がありません。
考えてみると、そもそも自分のサイトと興味の対象が違っている人を多く集めてもあまり意味はない、また、自分のサイトとテーマが違うコンテンツを作ってもあまり意味はないという結論に至ることでしょう。
(もちろん、興味がない人にも興味を持ってもらうようなコンテンツのつくりもありと言えばありなのですが・・・)
当ブログのエントリー「【マーケティング】GoogleがSEOを殺し、Facebookがソーシャルメディアを殺す? - 検索サポーターのアンテナ」でも書きましたが、「人を集めたところで、結局何もコンバージョンしないのなら意味はない、目的を達成していない。」と言えます。
ここでいうコンバージョンはサイトの種類や運営者によって色々な定義があります。
ブログならリピーター、ファンを増やす。
アフィリエイトサイトなら、広告を踏んでもらい、購入、申し込みをしてもらう。
企業サイトであれば、仕事の依頼やブランディング。
上記以外のコンバージョンもあるでしょう。
ですが、検索流入を増やすことだけを考えると、どのコンバージョンにも近づかないことが想像されます。
どういう意図で検索してきたか・・・だな。
検索流入のニーズを読む
では、どうやって検索流入を増やすか?
一つアドバイスを書いておくなら、検索ワードの「先読み」です。例えば…。
- ドラマやバラエティー番組が終了した次の日くらいは勝手にアップロードされている動画を探す検索が増える。
- 台風が近づいてくるとコロッケのことを調べる(但し、こういうのはライバルが多数います)。
- 映画が公開されると、その評判を探す。
などなど。ブログよりも、ネバーまとめなどに向いているかも知れないですが、目に見える読者(はてななら、スターとかブクマで知っている中)よりも大多数の、検索エンジン利用者と、そこから発生する検索訪問を先読みするのが、ひとつのテクニックです。
引用:
検索流入を増やす方法?検索訪問がブログアクセスの約80%な私です(^ω^#)禁煙861日目・今日のはてブ。 - 団劇スデメキルヤ伝外超
検索されるであろうワードを予想し、それに相応しい回答を提供するエントリーを行う。
引用した文章はSEOについて書かれたものですが、これはSEOに限らずSEMにも言えること、むしろSEMのほうがシビアかつ重要であります。
その理由はSEM(PPC広告、特にリスティング)が、オーガニック検索結果と一緒に表示され、SEMはクリックされると広告費用が発生するからです。
クリックされた先のコンテンツ(ランディングページ)が検索流入のニーズを満たしていなければ、申し込みされるどころか肝心の中身すらもしっかり読まれません。
これはSEO、SEMに共通して言えることです。
検索ワードがどういう意図を持って検索されたか、「検索流入のニーズを読む」ことがSEOもSEMも重要であり、また、「検索流入を増やす」のではなく、「検索流入のニーズを読む」ことを目的とすれば、コンテンツの充実はもちろん、その施策こそが検索流入が増えるきっかけとなり、最終的には自分が設定したコンバージョン、結果に近づくのではないかと私は考えます。