重要なポイントは…
SEO対策の基本です
『株式会社エムハンド』の「インバウンドブログ」のエントリー「YouTube動画の集客力はタイトルで変わる!?そのポイントとは? | インバウンドサイトを作るときに知っておきたいこと | インバウンドサイトのエムハンド」に、YouTube動画のタイトルを集客力の強いタイトルにすることで、YouTube内の検索結果で多くのユーザーに目を留めてもらう方法(基本と表現テクニック)が紹介されていました。
YouTubeに限らず、タイトルはオウンドメディアやブログはもちろん全てのコンテンツページにおいて重要な要素であることは間違いありません。
元のエントリーはYouTubeでのタイトル改善について書かれたエントリーではありますが、その内容は全てのコンテンツページにも言えることであり、SEO対策としても大いに効果がある内容ですので、ここに共有したいと思います。
更に付け加えるならば、SEO対策の目的でもある「検索流入を増やす」ためにはタイトルだけではなく、metaタグのdescription(ディスクリプション:概要文)の改善はとても重要な要素だと言えます。
(YouTubeの検索結果にも動画の概要文が表示されますが、概要文が全く書かれていない動画はクリックをためらうことがありますよね? 検索ユーザーはタイトルだけでなく概要文でも中身を判断しているからです。)
一般の検索エンジンのアルゴリズムでは、メタディスクリプションは検索評価のシグナル(検索順位を決める要素)ではありません。
ですが、検索結果には(設定したものが絶対に表示されるとは限りませんが)タイトルとメタディスクリプションが表示されますし、検索ユーザーはそれを元にコンテンツを想像して閲覧するかどうかを判断するため、極力設定することが望ましいのです。
そこで、今回はタイトルとメタディスクリプションをどう改善すればよいのかについて書いてみます。
長文ですが、お付き合いください。
タイトルの改善について
タイトルメイキング2つの基本
1:ターゲットを意識したキーワードを盛り込む
2:文字数を意識する(30文字以内、特に前半に注力)
引用:
YouTube動画の集客力はタイトルで変わる!?そのポイントとは? | インバウンドサイトを作るときに知っておきたいこと | インバウンドサイトのエムハンド
詳しい説明は元エントリーを見ていただくとして、YouTube内の検索結果表示も、Google、Yahoo!などの一般の検索エンジンと基本構造は一緒です。
違うのは検索エンジンのほうが表示されるタイトルの文字数が微妙に多いぐらいです。
(あくまで目安ではありますが、YouTubeは30文字、検索エンジンはだいたい35文字前後です。)
よって、長いタイトルをつけてしまうと途中で切れてしまうのはもちろん、それを見たユーザーは意味が分からない、コンテンツ内容を判断し辛くなってしまうことが考えられます。
(ただ、無理に短くしてしまうと逆におかしくなってしまうこともありますので、途中で切れること前提で書くことも。そこは各自でご判断ください。ちなみにこのエントリーのタイトルも35文字を少々オーバーしています(笑))
更に言えば、今はSNSでのシェアボタンからの拡散も考慮に入れてタイトルを考えるべきです。
(こちらもあまりにタイトルが長いと途中で切れてしまいます。)
【SEO】長いtitleタグはSEOというよりSNSでは不利 - 検索サポーター
なるべく端的で分かり易く、かつキーワードを盛り込んだタイトルを意識してタイトルをつけてみてください。
手軽にできる3つの表現テクニック
1:疑問形に変えてみる
2:数字を入れてみる
3:簡単だと言う
引用:
YouTube動画の集客力はタイトルで変わる!?そのポイントとは? | インバウンドサイトを作るときに知っておきたいこと | インバウンドサイトのエムハンド
こちらも詳しい説明は元エントリーを見ていただくとして、大切なのは「検索ユーザーが望んでいる情報が掲載されていると判断してもらえるタイトルにすること」です。
タイトルの基本である「端的で分かり易く、かつキーワードを盛り込んだタイトル」に、上記の3つのテクニックを使って自分なりにアレンジしてみてください。
但し、タイトルを改善するにあたって決してやってはいけないこともあります。
それは嘘をつく、過剰に煽るタイトルをつけることです。
テクニックに拘りすぎてタイトルとコンテンツの内容が一致しない、かけ離れたものになってしまうと、流入したユーザーは「騙された」「釣られた」と感じますし、決して満足もしないでしょう。
(むしろあなたや、あなたのサイトへの嫌悪感を募らせます。)
あくまでテクニックはタイトルを目立たせる手段でしかありません。
本質は「端的で分かり易く、かつキーワードを盛り込んだタイトル」であり、目指すのは「検索ユーザーが望んでいる情報が掲載されていると判断してもらえるタイトルにすること」だというのを決して忘れないでください。
タイトルだけでなくメタディスククリプションも改善しよう。
メタディスクリプションの改善について
概要文メイキング2つの基本
YouTubeの検索結果にも動画の概要文が表示されるように、コンテンツページのメタディスクリプションも設定しておくことは重要です。
メタディスクリプションの基本もタイトルと同じであり、以下がその基本となります。
1:端的で分かりやすい概要文にする
2:文字数を意識する(120文字以内)
メタディスクリプションはタイトルよりも多い文字数で(検索エンジンでは120文字前後まで)表示されますので、タイトルよりもコンテンツの内容について詳しく説明をすることができます。
但し、メタディスクリプションはあくまでコンテンツの概要文であり、テクニックを駆使して文章を書くことよりも、コンテンツの内容をユーザーにしっかり伝えることが重要となります。
あまりテクニックに拘りすぎると、タイトルやコンテンツとも乖離してしまうことにも成りかねませんし、それでは本末転倒です。
(「策士、策に溺れる」ことになってしまいますよ。)
タイトル、メタディスクリプション、コンテンツ。
これら全ての整合性が取れたもの、中身が一致するものにしましょう。
(その上で工夫を行う、アレンジをすれば「独自のノウハウ」としてあなたの力となるでしょう。)
メタディスクリプションの改善を重要視する理由
メタディスクリプションは何も設定していなくても、検索が行われたときに検索エンジンが適切だと思うコンテンツの一部分(文章)を自動で抜粋し、検索結果の概要文として表示してくれます。
(但し、YouTubeでの検索結果では設定のままの概要文が表示されますので、何も設定していなければ(空白であれば)もちろん何も表示されません。)
そのため、コンテンツページのメタディスクリプションをうまく書けないのなら、最初から設定しないほうがよいとも言われています。
変な概要文を書いてクリック率、検索流入を減らすぐらいなら何も書かない方がいい、検索エンジンに委ねるほうがよいのではないかという考えから言われていることです。
もちろんそれも一つの方法です。
ですが、それではいつまでたっても狙ったターゲットに刺さる概要文を自分の力で書けないどころか、他の競合サイトと差別化も図れないと私は考えています。
検索エンジンに委ねてしまうと、サイトによってコンテンツ(文章)こそ違えど、検索キーワードが一緒なため、他の競合サイトでも同じような文章がピックアップされる可能性が高く、似たり寄ったりのメタディスクリプションでは差がつかないことになるからです。
また、検索エンジンも完璧ではありません。
たまに見当違いの文章をピックアップして、概要文として表示することもあるのです。
・・・とはいえ、全ページのメタディスクリプションの設定を今更行うのは難しいし、作業量的にも無理だ。
そんなサイト管理者が多いと思われます(かくいう私もそうです)。
(これは私も行っていることですが)そんな場合は、Googleのサーチコンソールのデータを元にして、検索表示数が多く、クリック率が低いコンテンツページから優先的にメタディスクリプションの設定、改善を行うことをおすすめします。
メタディスクリプションは検索評価に関係しない、検索順位に影響しないのですから、自分の書いた概要文がユーザーに刺さるかどうかが結果として表れやすいとも言えます。
メタディスクリプションを変更し、その結果として流入数が増えればユーザーに刺さったということですし、逆に流入数が減ればイマイチだったと判断できます。
この改善を繰り返すことで、私は検索流入を(僅かではありますが)地味に増やし続けています。
また、メタディスクリプション(概要文)を考えることは「文字数制限内でまとめる」という文章力を育てることにもなります。
この文章力、まとめる力はSEOやコンテンツ作成などのネット上の文章だけに関わらず、メールや企画書、報告書の作成など日常で使う文章においても必ず役に立ち、応用することが出来ます。
(国語の勉強をしている感じですが、結果的に文章力が上がるのですから良いことですよね。)
最初からうまくいく、完璧な概要文を書くことはなかなか出来ませんが、文章力が上がり、ターゲットへの訴求力も上がり、検索流入数も増えることでサイトのSEOが強くなるのならやってみて損はないと思いませんか?
小さなことからコツコツと。
早速やってみましょう!
実際にタイトルもメタディスクリプションも改善する際は文字数をチェックすることが欠かせないので、以下に文字数チェック(カウント)が行えるサイトのリンクを貼っておきます。
上記リンク先でサクッと文字数をカウントして実装するのもよいのですが、ここではもう一つ工夫を加えた方法をお教えします(これは私もやっています)。
それはExcelシート、もしくはGoogleのスプレッドシートを使って文字数カウントだけでなく、一緒にログデータとして残していく方法です。
(ExcelシートもGoogleのスプレッドシートも文字数カウントが行える関数があるのでそれを利用します。)
例えばタイトルもメタディスクリプションも変更を行う際に現状の記録(クリック率、流入数など)を残しておき、変更後にその数値を比較すれば改善か改悪かが一目で分かります。
また、ログデータとして蓄積していくので自サイトでの流入しやすいタイトル、メタディスクリプションの傾向が掴めますし、そこからユーザー層を想定して次の対策を考える元としても使うことが出来るのです。
もちろん方法はこれ以外にもあります。
あなたがやりやすい方法で構いませんので、是非、タイトルとメタディスクリプションの改善を行ってみてください!