新しいパンダアップデートの開始を発表
米Googleが今週前半よりパンダアップデートを開始したということを、同社の英国法人Pierre Far氏がGoogle+に投稿しました。
※ 鈴木謙一さんのGoogle+のシェアより
https://plus.google.com/app/basic/stream/z12adhcrvn3ewbjgx04chnwh5rimcnwpqeg
来週にはアップデートが完了予定であり、今回のアップデートによる影響範囲は地域や言語にもよりますが、およそ3%~5%に影響するそうです。
『SEMリサーチ』にも「米Google、新しいパンダアップデートの導入発表::SEM R (#SEMR)」という詳しいエントリーがアップされています。
私も次に来るペンギンアップデートは来月の10月であろうと予想をしていたのですが、まさかペンギンアップデートではなく、パンダアップデートが先に来るとは予想外でした。
【Google】ペンギンアップデート3.0は年内に実施です - 検索サポーターのアンテナ
ペンギンちゃんかと思った?残念、パンダちゃんでした!
先日からまた何かが起こっているのではと噂になっていた
実は2、3日前からアフィリエイトやSEO界隈の皆様が(以前ほどではありませんが)順位下落が起こっているとのことで、手動ペナルティがまた起こっているorついにペンギンアップデートが始まったのではないか?という推測をTwitter上で呟かれていました。
ついにペンギンアップデートが開始されたか?と色めき始めていましたが、今回もペンギンではなくてパンダだったというオチになりそうです。
ところで、ペンギンアップデート、パンダアップデートって何よ?と思っておられる方もいると思いますので、簡単ではありますが2つの違いを説明しておきます。
ペンギンアップデート
Googleのガイドラインに違反して故意に順位上昇させようとしているサイトの排除を目的とした検索アルゴリズムアップデートの名称です。
主に被リンクなどでスパム行為を行っていないか、対象のサイト外部での対策について審査、適用されるものです。
パンダアップデート
Google検索結果の品質を高めるために実施している検索アルゴリズムアップデートの名称です。
主にコンテンツの評価、対象のサイト内部での対策について審査、適用されるものです。
今回は後者、価値の高いページを評価するアルゴリズムであるパンダアップデートが行われているということになります。
特に「怪しいこと」をしていなければ静観でよい。
何をすればよいのか
今回はパンダアップデート、内部対策についての審査なのでウェブマスターツールに手動によるウェブスパム対策メッセージが来るということも少ないでしょう。
(それでも一応はチェックしてください。大幅なアルゴリズム変化がないだけで、スパムチェックはいつも通り行われています。)
特に何もする必要はありません。
いつも通りウェブマスターツールをチェックするだけです。
今回のアップデートで明らかに内容がない、ペラペラなコンテンツについては順位下落することになりますが、逆に言うと、しっかり作りこまれたコンテンツは評価され、順位上昇に繋がると私は考えます。
余力があるならこれを機にサイトの階層の見直しや、過去のコンテンツをリライトして更にエントリーを充実させるなど、内部で工夫できることをやってみるのもよいことだと考えます。
【追記】
特に何もしなくてもよいのですが、SEO内部施作に興味を持って、何か対策を打ちたい、有効な施策を知りたいと思われましたら、リンク切れのチェックなんぞをやってみるのもいいかも知れません(^^)
(絶対やらなければいけないことではないですが、やらないよりはいいですし、興味があれば是非やってみてください。)
【SEO】外部サイトへのリンク切れをチェックする - 検索サポーターのアンテナ