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【SEO】「Yahoo!検索」SSL化 検索流入キーワードが取得不可に

※ 2015/8/28:8月末現在、ほとんどSSL化は進んでいないことをエントリーしました(文末にリンクを追記)。今後も随時、情報を更新していきます。

Googleに続いてYahoo!もHTTPS化

 本日(8月12日)、ヤフーが2015年8月18日より段階的に「Yahoo!検索」の検索結果をSSL(HTTPS)で暗号化すると『Yahoo!検索ガイド』のエントリー「「Yahoo!検索」SSL化のお知らせ - Yahoo!検索ガイド - Yahoo! JAPAN」で発表しました。

 

導入する理由を「強力なセキュリティ基準を採用したサービスを提供するため」としています。

 

Yahoo!検索ユーザーのセキュリティ向上、プライバシー保護のためだということでしょう。


今回の仕様変更によって、サイトのアクセス解析時にYahoo!検索から流入したユーザーの検索キーワードなどが解析できなくなります

 

サイト管理者の多くがGoogleアナリティクスを使用していることと思いますので、アナリティクスを例として説明すると、[集客]-[チャネル]-[Organic Search]で参照する自然流入のキーワード表示が、Google検索同様にYahoo!検索も(not provided)表示となってしまうということです

 

既にGoogle検索ではHTTPS化しており、検索キーワードが(not provided)表示となっていましたが、今回、Yahoo!検索も追随したことになります。

 

Bingも既にHTTPS化していたこともあり、Yahoo!もHTTPS化するのは時間の問題だと言われていましたが、ついに実行されたといったところです。

 

こうなると一般サイト(ブログ)もHTTPS化が早まることが予想されますね。

 

HTTPS化は一般のサイト(ブログ)においてもSEOに有効である(検索評価が上がる)ので、そろそろ真剣にHTTPS化を考えないといけない時期かもしれません。

 

(「はてな」さん、有料でもいいのでSSLサービスの導入を検討していただければ幸いです。)

 

【Google】広告は年内に完全HTTPS化を推奨 一般サイトも必要か? - 検索サポーター

 

慌てな~い、慌てない。

慌てな~い、慌てない。

 

検索キーワードを見る方法はある

Yahoo!検索がHTTPS化することで、Googleアナリティクスなどアクセス解析ツールでは検索キーワードを見ることは出来なくなります。

 

但し、Google検索に限って言えばサーチコンソール(旧ウェブマスターツール)を使えば、完全に正確なデータではないとしてもGoogle検索キーワードに関しては参照することが出来ます


(リアルタイムでデータ取得が出来ないのが不便ではありますが。)

 

とはいえGoogle検索のみのデータのため、Yahoo!検索のキーワードを見ることはできませんし、Google検索とYahoo!検索のキーワードの傾向が違っているサイトの場合は、サイト解析が難しくなってしまいます。

 

(当ブログが正にそれで、Google検索とYahoo!検索のキーワードの傾向が違っているので困ることになりそうです・・・)

 

ヤフーは自社サービスのYahoo!アクセス解析に、「キーワード取得(有料)サービス」を用意すれば、結構な数の申し込みがあるのではないかと私は考えます。


(もしかしてそのための布石も兼ねていたりして。)

 

【SEO、SEM】GoogleとYahoo!の最大の違いは「興味対象が違う」こと - 検索サポーター

 

Macでドヤってるので今のところは関係なし?

Macでドヤってるので今のところは関係なし?

 

 

XPユーザーの一部はYahoo!検索が正常に利用できなくなる

もっと困ったこととして、WindowsXPユーザーの一部は「Yahoo!検索」を含むヤフーのSSL対応サービスが正常に利用できなくなることがあるようです。

 

SSL化に伴い、ご利用のOSによっては、エラーメッセージが表示されるなど、検索結果が正常に閲覧できない可能性がございます。対応方法など、詳しくは以下ページをご確認ください。

 

Windows XPをご利用のお客様へ

http://docs.yahoo.co.jp/info/notice/sha1xp.html

 

引用:

「Yahoo!検索」SSL化のお知らせ - Yahoo!検索ガイド - Yahoo! JAPAN

 

今回の変更は「2015年8月18日より段階的に」ということなので、その日以降から、各サポート業務先にユーザーから「検索が出来なくなったんだけど・・・」という問い合わせが沢山入ることが予想されますね。

 


また、このニュースを受けてお約束の「SEO終了のお知らせ」という煽り記事が出回ることが予想されます。

 

Yahoo!検索のキーワード取得が出来なくなっただけなのに、なぜSEO終了になるのかと。

 

Yahoo!検索キーワードのデータだけを分析データとしていた人にとっては終了でしょうが、検索キーワードの分析だけがSEOではありませんので。

 


今回の変更により、検索キーワードを元にコンテンツを作っていた人ほどコンテンツ作成に頭を悩ますことになり、むしろ検索キーワードをあまり意識していなかった人のほうが今までと変わらずにコンテンツを作成することが出来ることになりそうですね。

 

ただし、どちらからコンテンツを作成するにしても「ユーザーに読まれる工夫」が必要なことは変わりませんよ。

 

 

 【追記】

検索キーワードを元にして作成するコンテンツではなく、検索を行うユーザーの意図を想定することで検索から流入するユーザーの満足度が高くなるコンテンツを作成する方法であるコンテキスト(コンテクストとも言う)について、以下のエントリーに簡単にまとめてみました

 

こちらもあわせてお読みください。

 

【SEO】検索キーワードに頼らないSEO。コンテキストで集客を図ろう! - 検索サポーター

 

また、8月末現在ではほとんどSSL化は進んでいません。

(いつかは完全移行されることにはなりますが、まだまだ時間がかかりそうですね。)

 

【SEO】Yahoo!検索のSSL化の影響度合いは今だ極わずか? - 検索サポーター

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