サイトを立ち上げたけど、全然人が来ない
私がいつもチェックしているサイト『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「F&B良品から474万円の赤字で脱退した三島市が、ECの本質を市議会で述べていた | 編集長ブログ―安田英久 | Web担当者Forum」を読むと、先日エントリーを行ったこととほぼ同じこと、「ネットだからって、やりゃ売れるというものじゃない」ということが書かれていました。
【SEO、SEM】集客活動を行う前にビジネスに必要なコンテンツを揃える - 検索サポーターのアンテナ
目的をはっきりしないままにHPを作る、とりあえず作ろうというところから始めてしまうと、後で目的がハッキリしても「後付け」なため、なかなかうまくいきません。
例えば人を集める(PVを増やす)ことを目的として、それを適えるために検索エンジンからの流入を増やすべくSEO対策をやったとします。
実際にコードを修正したり、検索流入が見込めるワードを多用してエントリーを増やしてみたりしてもなかなか結果に結びつかない、うまくいかないということも多いのではないでしょうか。
また、流入を増やした後の目的、ECサイトなら商品の購入を促す(アフィリエイトサイトなどで収入を得ることも含む)ためにコンテンツをつくることを考えたとします。
SEO対策が功を奏して流入が増えたとしても、なかなか成約まで至らないということも多いのではないでしょうか。
両方ともなぜうまくいかないのか?その理由は簡単です。
「手段が目的に変わっているから」です。
成果を出すために対策を行うのではなく、対策を行うことだけが目的になっているとうまくいきません。
もう少し考えてみましょう。
人を集めて何をするのか?
先のエントリーでも書きましたが、先ずは「自分の最終目的に繋がる必要なコンテンツをしっかり用意すること」です。
その上で人を集めることで、やっと成果に繋がるのです。
ネットではなく、リアルで考えれば分かると思います。
優秀な呼び込みを行う人(営業)がいて、お客さんを引っ張ってきたとしても肝心の商品の説明がなければ誰も買いませんよね。
説明があった(コンテンツがあった)としても、その説明が内容が薄かったり、分かりにくくてもやっぱり買いませんよね。
(「テキスト量ばかりを気にして作ったコンテンツ」「専門的なワードを羅列しただけのコンテンツ」とかSEOだけを気にしたコンテンツを想像すると分かりやすいでしょう。)
もっと分かりやすく言うと「そのコンテンツを作った自分ですらそれを読んで買おうと思わないようなコンテンツ」を作るのは愚作としかいえません。
そのコンテンツから誰が買うのでしょうか?
信頼が積み重なり、ファンが増えます。
ブログにも当てはまります
これはECサイトやアフィリエイトサイトに限らず、ブログにも言えることです。
自分の好きなことだけを書きたい、別に人を集めることはどうでもいいのなら考える必要すらありません。
ですが少しでも人を集めたい、多くの人に有益な情報を提供したいと考えるのなら、やはり読む人の心情、その人の為を考えてコンテンツを作るべきです。
こういう場合、私は「自分の好きなものを友達に紹介するイメージ」を持ってエントリーを行うように心がけています。
お勧めすることや商品をただベタ褒めするだけではなく「ここは嫌いだけど」とか「自分には合わないけどあなたには合うと思うよ」などマイナスなことや自分の正直な意見も伝えます。
友人に伝えることを考えるとその友人が分かりやすいよう、理解するように説明を工夫しますし、自分が好きなこと、商品を好きになってもらうことがベストだとしても、友人に不利益を与えることはしたくないという気持ちにもなります。
これを常に考えてエントリーを積み重ねていけば信頼も積み重なりますし、人が集まるきっかけにもなり、贔屓にしてくれる常連さん、ファンも増えるのだと私は考えています。