意図的にデマを流し、扇動する業者
『Web担当Forum』のエントリー「モバイルフレンドリー更新を悪用した業者にご注意 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「モバイルフレンドリー更新を悪用した業者にご注意」に、Googleのモバイルフレンドリー更新の騒ぎを利用して、自社サービスを売り込むために事実とは異なる情報を書いたメールを見込み客に送っている業者が存在するということが書かれていました。
- モバイルフレンドリーではない(スマホ対応していない)サイトは、検索結果から削除される。
- モバイルフレンドリーでないと、PC検索でもペナルティを受ける。
- レスポンシブウェブデザインにしなければならない。
引用:
もちろんこれらは全て間違いです。
モバイル検索の順位が下がることはあっても、検索結果から削除されることはありませんし、PC検索には影響を与えません。
要はスマホ対応されていればよいので、レスポンシブルに限りません。
(別のURLや動的ページの構成でもGoogleはサポートしています。)
これはアメリカの業者の話ではありますが、日本でもモバイルフレンドリー更新に限らず、(意図的に)事実と異なる情報を流す業者の話を聞きますし、実際にデマを流しているサイトも見かけます。
つい最近ならドアウェイページ(誘導ページ)対策の騒ぎを利用して、「Googleがアフィリエイト追放を打ち出した」と、アフィリエイトは全てダメになったと誤解させるために、自称SEOコンサルタントや自称プロアフィリエイターを名乗る人が曲解したデマを流していました。
間違った情報でも疑わずに鵜呑みにする、簡単に騙される人をターゲットにして、自分の情報商材やサービスを売りつけようとしているので気をつけてくださいね。
【Google】ドアウェイページ(誘導ページ)対策を実施。多くのサテライトサイトはスパム扱いに - 検索サポーター
デマに惑わされないように。
「審査を通過しているから」という錯覚
こういったサービスや情報商材を「TwitterやFacebookなどに広告出稿する」ことも騙しのテクニックの一つです。
「然るべき審査を通過した広告だから間違ったことは書いていない」ということをユーザーに錯覚させるためのものです。
TwitterやFacebookの広告管理側も「中身を厳密に」審査しているわけではありません。
GoogleAdwordsや、Yahoo!スポンサードサーチ(リスティング)なども同様です。
「中身を厳密に」審査しているわけではないので、広告として掲載されていても、全てが正しいというわけではありません。
また、「それなりに名が通っているから(有名だから)間違ったことをしないだろう」と考えてしまうことも危険です。
そこそこ知られた業者のSEO専門サイトなのに、リンク売買のペナルティについては全く語らずに、有料で被リンクを貼ってもらうことを平気で推奨していたりします。
【有料リンク】広告(PR活動)リンクはしっかり「rel="nofollow"」をつけましょう - 検索サポーター
正確な情報を発信していきます
もしあなたが、モバイルフレンドリー更新についてだれかに聞かれたら、こうしたデマを言ってくる業者に引っかからないように注意してあげよう。
引用:
私は当ブログを「SEOを正しく啓蒙するためのコンテンツを提供するブログ」として位置付けています。
SEOはGoogleが公式に回答したわけではない事象も多く、その対策は(私を含め)SEOに携わった人の経験則で語られることが多いので、完全なる正解とは言えません。
ですが、私は欺くことのない正確な情報を発信することはもちろん、事実に基づいた分析を行い、考察や意見を提供していきたいと考えています。