※ 2015/1/28:年明けの大幅な順位変動はペンギンアップデートではなく、凍結されていた多数のアルゴリズム更新が実施されたためだとGoogleのマット・カッツ氏が発言しました。
ランキングアルゴリズムの中核部分の更新でした
検索エンジンの検索順位にて、先週末に大きな順位変動が発生し、タイミング的にも「ついにペンギンアップデートの開始か?」と騒がれていました。
私の周りでも大幅下落した証拠として順位チェックツールの画面キャプチャと共に、この情報が飛び交っていて、最初は私も焦って確認と共に情報集めに奔走していました。
結論から言えば、先週(2016年1月)の順位変動はペンギンアップデートではなく、ランキングアルゴリズムの中核部分の更新によって起きたことが今日になって分かりました。
鈴木謙一さんのブログ『海外SEO情報ブログ』のエントリー「先週末の順位変動はペンギン アップデートではなかった。日常的なコア ランキング アルゴリズムの更新 | 海外SEO情報ブログ」でも、今回の順位変動はコアランキングアルゴリズムの更新であることが明言されています。
(むしろ鈴木さんもそう言ってるから間違いないなと私も確信したわけですが(笑))
ちなみに私の管理するサイト、ブログとも検索順位が落ちることはなく、逆に若干ではありますが検索順位が上昇したことで、それに伴い検索流入も増える結果となりました。
私にとって今回の更新は「好転した」結果となったので喜んでいたのが正直なところです。
(ただ、Googleの社員さんたちは肯定も否定もしなかったので、検索順位が落ちた人にとってはずっと不安なままだったでしょうね・・・)
いや、ボクじゃないし・・・
中核部分の更新は特に発表はされない
コア ランキング アルゴリズムの更新に関しては、Googleが特にアナウンスすることはありません。
日々絶えず実行していることだからです。
毎日毎日、時には1日に何度もいちいち発表することは現実的ではありませんね。僕たちウェブマスターたちとのコミュニケーション役になっているゲイリーやジョンの耳にも、コア ランキング アルゴリズム更新の情報が必ずしもいつも入ってくるとは限らないんじゃないですかね。
だから「知らないものは知らない」という(そっけない)回答になるんだと思います。
引用:
先週末の順位変動はペンギン アップデートではなかった。日常的なコア ランキング アルゴリズムの更新 | 海外SEO情報ブログ
当ブログでも以前に話題として取り上げましたが、過去にGoogleのゲイリー・イリーズ氏がTwitterにてランキングアルゴリズムの中核部分(core ranking algorithms)については日々改良を重ねているため、いちいちアナウンスはしないことを明言しています。
【SEO】Googleはコアアルゴリズムの変更については特に発表しない - 検索サポーター
日々の検索エンジンアルゴリズムの改良を、Googleが全てアナウンスすることはもちろん、ユーザーも全て理解、把握することは不可能でしょう。
今回の変動がペンギンアップデートではないということは、今度こそペンギンアップデートがやってくるとも言えるので、その時にまた大幅な順位変動が起きるということが予想されます。
私たちは「検索ユーザーにとって適切であり、有益な情報を届けることを目指している」というGoogleの、検索エンジンの原理原則をしっかりと理解した上で実直にコンテンツ作りを行いましょう。
【SEO】11月の順位変動はファントムアップデート(クオリティアップデート)だったという推測あり - 検索サポーター
被リンクチェック&否認しておきましょう。
ペンギンアップデート対策は変わらない
次回よりペンギンアップデートがリアルタイム更新に変わるとはいえ、アルゴリズムが大幅に変わることは考えられませんし、対策そのものも変わらないでしょう。
ペンギンアップデートは外部SEO対策のチェックとも言えますので、私たちが出来ることといえば外部からの被リンクの確認、すなわち、不自然な被リンクや低品質サイトからの被リンクを前もって否認しておく(サーチコンソールから否認処理を行う)ことです。
故意に被リンクを集めることはもちろんダメですが、こういった被リンクはネガティブSEOにもなりえるので、明らかに問題と分かる被リンクはリンク否認を行っておきましょう。
(面倒ではありますが、こういった被リンクは放置しないに限ります。)
【SEO】不自然なリンクの削除(リンク否認)はやっておくべきです - 検索サポーター
ボクも関係ないよ。
パンダアップデートとも無関係
最後も鈴木さんのエントリー「先週末の順位変動はペンギン アップデートではなかった。日常的なコア ランキング アルゴリズムの更新 | 海外SEO情報ブログ」からの抜粋ですが、今回のアルゴリズム更新はパンダアップデートとも無関係であることもご紹介します。
今ではパンダアップデートがランキングアルゴリズムに組み込まれているそうですが、今回の変動とは直接の関係はないとのことです。
また、パンダアップデートがランキングアルゴリズムに組み込まれたことが「パンダアップデートがリアルタイム更新になった」というふうに解釈されてしまっていますが、これは間違いであることを指摘しています。
是非読んで確認しておくことをおススメします。
また、パンダアップデートがコア ランキング アルゴリズムに組み込まれたことを、パンダアップデートがリアルタイム更新になったとする解釈が出ています。
これはまったくの間違いです。
パンダアップデートはリアルタイムにはなっていません。
だれかが勝手に話を飛躍させてしまいました。コア ランキング アルゴリズムの一部ではありますが、パンダアップデートはリアルタイムには更新しません。
「コア ランキング アルゴリズム」=「リアルタイム更新」ではありません。
引用:
先週末の順位変動はペンギン アップデートではなかった。日常的なコア ランキング アルゴリズムの更新 | 海外SEO情報ブログ
【追記】
年明けの大幅な順位変動はペンギンアップデートではなく、凍結されていた多数のアルゴリズム更新が実施されたためだとGoogleのマット・カッツ氏が発言しました。
また、次回のペンギンアップデートは四半期中(3月まで)、早ければ数週間以内に実施する予定であることをGoogleのゲイリー・イリーズ氏が発言しました。
【Google】次のペンギンアップデートは四半期中(3月まで)に実施予定 - 検索サポーター