原理原則をしっかり理解していれば問題なし
『Web担(Web担当Forum)』のエントリー「グーグル、中核アルゴリズムについては更新を発表せず | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「グーグル、中核アルゴリズムについては更新を発表せず」に、Googleのゲイリー・イリーズ氏がTwitterでランキングアルゴリズムの中核部分(core ranking algorithms)については日々改良を重ねているため、いちいちアナウンスはしないスタンスであると答えたことがピックアップされていました。
@AGr4ves Sorry, Alex, we don't confirm updates to our core ranking algorithms. We make hundreds of changes to it, this could have been one.
— Gary Illyes (@methode) 2015, 10月 22
申し訳ないが、僕たちはランキングアルゴリズムの中核部分の更新に関しては、正式には発表しない。そうしたコアアルゴリズムには数百の変更を実施している。今回の変動はそのうちの1つかもしれないね。
和訳引用:
今回の変動とは、アメリカにて10月中旬から下旬にかけてGoogleのアルゴリズムのアップデートと見られる兆候が見られ、比較的大きな順位変動があったことを指しています。
先日、当ブログでも取り上げた、通称「ゾンビアップデート」がそれに当たります。
【Google】その名は「ゾンビアップデート」。米Googleで順位変動が起こっているようです - 検索サポーター
ゾンビアップデートはGoogleが公式に発表したものではないので(WebmasterWorldにて勝手に名前をつけただけなので)、今回の変動がGoogleのアルゴリズムのアップデートかどうか、ゾンビアップデートなのかどうかも分かりません。
もし、そうだったとしてもGoogleはいちいちアナウンスはしないよということをゲイリー・イリーズ氏は言っています。
Googleが検索エンジンアルゴリズムの改良を全てアナウンスすることはもちろん、ユーザーもそれを全て理解、把握することは不可能でしょう。
だからといって不安になる必要は全くありません。
Googleは「検索ユーザーにとって適切であり、有益な情報を届けることを目指している」という原理原則をしっかり理解していればよいことなのです。
焦らなくても大丈夫です。
次のペンギンアップデートは最後の告知になるか
一方、個々のアルゴリズムについてはアナウンスが出ることもある。たとえばペンギンアップデートの更新についてはたびたびアナウンスが出るのはご存知のとおりだ。
ちなみに、「年内には実施」と予告があったペンギンアップデートの次回更新は、まだ準備ができていないらしい。
中核アルゴリズムとは違って、次のペンギン更新の実施時には、正式発表があるはずだ。
引用:
パンダアップデートやペンギンアップデートについては、今までは更新が起こる度に都度発表が行われていました。
【Google】ついにパンダアップデート4.2が開始!完全ロールアウトまでは数ヶ月を要す見込み - 検索サポーター
【SEO】リアルタイム更新のペンギンアップデートが年内には実施されます - 検索サポーター
ただ、パンダアップデート4.2の終了告知は今だに行われていませんし、ペンギンアップデートも次回からはリアルタイム更新のアルゴリズムとなるのです。
よって、ペンギンアップデートについては次回が最後の告知となり、以降は全く告知が行われることはないと予想します。
また、年内に実施というペンギンアップデートの予定は変わらず、依然として準備中であることもゲイリー・イリーズ氏はTwiterで明言していますので、実施されることはまず間違いないでしょう。
@AGr4ves penguin is not ready for primetime yet.
— Gary Illyes (@methode) 2015, 10月 22
今年もあと二か月。
今年が終わるまでに大幅な順位変動が起こるのか?
私は(いい意味で)順位変動が起こることを期待しています。
しっかり否認しよう。
ペンギンアップデート対策はリンク否認
次回よりペンギンアップデートがリアルタイム更新に変わるとはいえ、アルゴリズムが大幅に変わることは考えられません。
よって対策そのものも変わらないでしょう。
ペンギンアップデートは、外部SEO対策のチェックとも言えます。
その対策は、不自然な被リンクや低品質のサイト、価値がない被リンクを前もって否認しておく(サーチコンソールから否認処理を行う)ことです。
また、故意に被リンクを集めることはもちろんダメですが、ネガティブSEOを受ける、攻撃を受けるということもあります。
対策に早い、遅いはありませんので、先ずは被リンクをチェックしましょう。
そして明らかに問題だと分かる被リンクなら、積極的にリンク否認を行いましょう。
【SEO】不自然なリンクの削除(リンク否認)はやっておくべきです - 検索サポーター
【SEO】ペナルティサイトをライバルサイトに転送するネガティブSEOは可能? - 検索サポーター