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リライトはとても有効です
『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「やらなきゃ損! コンテンツ再公開で検索トラフィックをググッと増やす3つのテクニック | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum」に、Webコンテンツを「作って終わり」にせずに、以前作ったコンテンツでも、少し手を入れて再公開するメリットは大きく、Googleからも報いてもらえる(検索トラフィックが増加する)ということが書かれていました。
(当ブログで過去に何度も話題にしているのでしつこいと思う人も多いでしょうが、)検索順位を上げ、検索流入も増えるサイト(ブログ)にするには、過去のエントリーに追記、リライトしてコンテンツの質を高めることはとても有効な手段です。
【SEO】パンダアップデートからの回復は削除よりも追記、リライトで改善するべき - 検索サポーター
例えるなら、検索流入を増やすことは資産価値を増やすことと似ています。
(むしろ同じ考え方が当てはまると言えます。)
コンテンツを量産する(新しい情報を量産する)ことで資産価値を増やすのか、もしくは今あるコンテンツをリライトする(工夫や有益な情報を加える)ことで資産価値を上げるのかの違いとも言えます。
(いわゆるフロー型かストック型かというやつです。)
実のところSEOやコンテンツ作成において、コンテンツの再公開はあまり活用されていない戦術のように思える。
引用:
やらなきゃ損! コンテンツ再公開で検索トラフィックをググッと増やす3つのテクニック | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum
あるあるですね。
むしろ多くの人が(面倒くさがって)あまりやらないからこそ差別化できますし、効果を発揮しますよ。
「大事なことってたいてい面倒くさい」 by 宮崎駿
方向性、目的を間違えないように
特にWEBメディア上では「コンテンツを増やすこと=更新頻度が高いのでSEOに強い」と思い込まれていることが多く、「記事を量産することこそが至上」だと考えているサイト運営者やブロガーさんが結構います。
【SEO】更新頻度は検索順位には影響しない。頻度よりも大切なものとは? - 検索サポーター
「記事を増やす(サイトのボリュームを増やす)こと」が目的になってしまうから、安い値段で記事を買い漁ることになったり、「とにかく新規記事をアップすること」が目的になってしまうから、内容のない記事を量産するばかりで一向に検索流入が増えないことになります。
特に後者は一般ブロガーに多く見られます。
「いつも沢山の記事をアップしているのに検索流入が増えない・・・」と嘆いているブログほどテーマが一貫していない雑多なブログですし、そもそも有用だと思える情報やオリジナルな意見、見解すらも書かれていなかったり。
検索ユーザーが欲しいと思っている情報(ニーズを叶えるもの)がないのですから、SEOに強くなる(検索に強くなる)ことはないのです。
また、一から新規でコンテンツを作成するよりも、今あるコンテンツを分析して検索ユーザーのニーズを叶えるコンテンツを作成するほうが、かかる労力も少なく検索流入を増やすことに結びつきやすいことは確かです。
本屋で例えるなら「どんな本が売れるれるか分からないからとにかく新刊だけを仕入れる」本屋と、「過去にどんなジャンルの本が売れたか、どれだけのニーズ(量)が求められたかを把握して積極的に改訂本も仕入れる」本屋とでは、お客様の数はもちろんターゲットを絞ることも出来るので売上、利益率も大きく違ってきます。
(この考え方は検索流入だけでなく、アフィリエイトや申込みのコンバージョンにおいても通用しますね。)
コンテンツも同様なのです。
方向性や目的を間違わなければリライトは絶対的に有効ですよ。
次はリライトのやり方について。
3つのテクニックについて
最後に、ここでは元記事にあるコンテンツ再公開(リライト)の手順、3つのテクニックについて解説します。
A. 小さな変更を加えながら複数のコンテンツを次々に公開する
ここで僕が本当に望んでいるのは、どちらかの記事が検索結果の上位、2位か3位に表示されることだ。そうしたら、もう一方のコンテンツを作って、それが検索結果の1ページ目に表示されるようになれば、グーグルの扱いは決まっている。最初の記事のすぐ下に置くのだ。つまり、2位と8位に置くようなことはしない。片方が2位なら、もう片方が8位だとしても3位に引き上げてくれるのだ。
引用:
やらなきゃ損! コンテンツ再公開で検索トラフィックをググッと増やす3つのテクニック | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum
Googleは検索キーワードふさわしいコンテンツほど検索結果の上位に表示させます。
(誰もが分かっていることですね。)
その上位表示されたコンテンツの元となるサイト(ブログ)に、検索キーワードに関連するコンテンツが他にもある場合、何と検索結果上位の記事のすぐ下にそのコンテンツを表示させる傾向があるのです。
これによってクリック率が上がり、検索ユーザーを獲得する機会は増えることになります。
実は当ブログでもいくつかの検索キーワードで、検索結果にコンテンツページが並んで表示されます。
例え検索順位が低くても、並ぶことによってクリック率は同様の検索順位のものよりも高くなっています。
「サイトのテーマを絞ったほうがよい」のは、こういうところでもアドバンテージとなってあらわれるからです。
(雑多なブログであると、検索結果に並んで表示される機会を失うことが多いともいえます。)
【ブログ運営】雑多なブログは稼げないし、SEOも弱いことをもう一度語る - 検索サポーター
この方法はリライトというよりは、元となるエントリーを分析して適切に分割する方法ですが、参考にしてみてください。
B. 古いコンテンツを新しいコンテンツに置き換える
狙いは、コンテンツを更新して改善することにある。リンクや、拡散に使われるシグナル、そしてうまくいけばよりよいエンゲージメントを獲得できる2回目のチャンスとなる。すでに検索で良い位置に表示されている記事なら、順位をもっと上げられるかもしれない。
引用:
やらなきゃ損! コンテンツ再公開で検索トラフィックをググッと増やす3つのテクニック | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum
これは正にリライトそのものです。
既存のコンテンツを追記、リライトして改善することで検索順位を上げ、検索流入を増やす方法です。
単純で当たり前の方法ですが、だからこそ効果を発揮します。
C. 古いコンテンツを新しいコンテンツにリダイレクトする
実際には、古いブログ記事に置き換える新しい記事を作成するときにもこの手順をとることになる。301リダイレクトを使って、古い記事には「rel="canonical"」タグを追加し、昔のバージョンが見たい人は古い記事にもアクセスできるようにしつつ、順位付けに使われるシグナル、リンク、トラフィックはすべて新しい記事に送られるようにする。
引用:
やらなきゃ損! コンテンツ再公開で検索トラフィックをググッと増やす3つのテクニック | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum
これは一般のレンタルブログなどでは301リダイレクトの設定そのものが出来ないので、そうではないサイト管理者、301リダイレクト設定が可能な方のみの方法です。
古い記事へ貼られた被リンクなどを新しい記事へ受け継ぎたいときに使います。
リライトというよりは技術的な話、システム寄りの話です。
新しいコンテンツを推したいときに使うとよいでしょう。
リライトのほうが結果に繋がりやすいです。
3つのテクニックまとめ
3つのテクニックのうち、Cは技術的な話であるため全ての人に当てはまることではありませんが、AとBは工夫次第で誰にでも、すぐにでも行えることです。
他にもタイトルとメタディスクリプションを工夫すれば検索流入は増加します。
【SEO】タイトルとメタディスクリプションから検索流入を増やす「SEOの基本」 - 検索サポーター
とはいえ、一番大事なことはやはりコンテンツの質を高めることです。
手段を目的にせず、コンテンツの質を高めた上で自分が出来る限りの工夫を行って検索流入を増やし、SEOに強いサイトに育てましょう。