※ 2015/12/4:年内に実施予定であったペンギンアップデートですが、Googleは年内の実施を見送ったことを追記しました。
先週末からの順位変動はペンギンアップデートの前触れか
『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「被リンクなしで検索結果1位を取ることは可能か? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「次期ペンギン更新はアルゴリズム本体の更新、今後はリアルタイム更新に」に、年内に来るであろうペンギンアップデートについて、Googleのゲイリー・イリーズ氏が次回のペンギンアップデートは非常に大きな変更であるとTwitterにて発言したことが書かれていました。
次回のペンギンアップデートからリアルタイム更新に変わることは以前からも公言されていたことですが、今回のイリーズ氏の発言より、そのアップデート内容がただのデータ更新ではなくアルゴリズムの更新である(大幅な変更である)ことを示した形となっています。
@forefront1 it will be an update to the algorithm. The new iteration will be realtime which is a huge change
— Gary Illyes (@methode) 2015, 11月 23
実は、先週末よりnamazなどの順位変動ツールによって順位変動が感知されていて、「検索順位が上がった or 下がった」という声がネット上では多くあがっていました。
(ちなみに若干ではありますが当ブログも検索順位が上昇し、検索流入も増えていました。)
この順位変動から「ついにペンギンアップデートが始まったのではないか?」とも騒がれていました。
(「ペンギンアップデートで間違いない!」と断定してしまっているサイトやブログをいくつか見かけましたが・・・)
ですが、イリーズ氏の発言からも分かるように、いまだペンギンアップデートは開始されていないことが分かります。
むしろ先週末の順位変動は「ペンギンアップデートを始める前の調整」ではないかと私は推測しています。
手動が入るってことはアルゴリズムでは対応できなかったグレー部分というか、人間の目によって確認しなければならなかったってこと。データをリフレッシュしたり、新しいアルゴを投入したりする場合は、事前に手動が入ることが多いですね。
— ツナブロ (@tsunagarublog) 2015, 11月 25
私が管理しているサイトには手動ペナルティのメッセージは全く来ていませんが、この論理にはおおいに納得できます。
そろそろ行きますか!
開始告知を待ちましょう
次のペンギン更新は年内に実施し、今後はリアルタイム更新になる予定であることにイリーズ氏はこれまで何度か触れている。今年も残すところ1か月あまりだ。ペンギン更新実施のカウントダウンが始まっていることを期待したい。
引用:
【追記】
年内に実施予定であったペンギンアップデートですが、Googleは年内の実施を見送ったとのことです。
実施は来年へと持ち越しとなりました。
【SEO】11月の順位変動はファントムアップデート(クオリティアップデート)だったという推測あり - 検索サポーター
次回のペンギンアップデートはデータの変更ではなくアルゴリズムの変更だというイリーズ氏の発言からも、次回のペンギンアップデートは大幅な変動になることは間違いないでしょう。
それだけ大規模なアルゴリズムの変更ですからその準備にも時間を要するでしょうし、更に次回からはリアルタイム更新となる、つまりは「コアアルゴリズムへと変わるため今後はいちいちアナウンスはしない」ことになるとも考えられます。
【SEO】Googleはコアアルゴリズムの変更については特に発表しない - 検索サポーター
今まではパンダアップデート、ペンギンアップデートとも開始時にはアナウンスが行われていましたので、次回のペンギンアップデートの開始告知が最後のペンギンアップデートの告知、アナウンスとなるでしょうね。
【SEO】リアルタイム更新のペンギンアップデートが年内には実施されます - 検索サポーター
対応策は変わりません。
対応策はどうなる?
次回よりペンギンアップデートがリアルタイム更新に変わるとはいえ、基本的なアルゴリズムそのものは従来のペンギンアップデートとさして変わるものではないと私は考えます。
よってその影響度合い、対応策とも今までと大きく変わることはないでしょう。
ペンギンアップデートは外部SEO対策、被リンクのチェックがメインのアルゴリズムです(もちろん、それ以外のチェックも含まれていますが)。
不自然な被リンクを受けているサイト(被リンクに手心を加えている、リンク操作をしているサイト)がペナルティのターゲットとなることが考えられます。
また、恣意的でなくても低品質のサイトや自動生成サイトからの被リンクを受けている(ネガティブSEOを受けている)ならば、前もって否認しておく(サーチコンソールから否認処理を行う)のも大事なペンギンアップデート対応策です。
(Googleの再審査リクエストのヘルプ記事もしっかり読んでおきたいですね。)
【SEO】Googleが再審査リクエストのヘルプ記事を更新 - 検索サポーター
ペンギンアップデートが始まりペナルティを受けて慌てるよりは、前もってリンク否認をしておきたいですし、今後はリアルタイム更新となることを考えると、定期的に被リンク先をチェックして否認作業することをルーチンワークにすることを考えておきましょう。