2016年大晦日です。
「検索サポーター」の読者の皆様、今年も大変お世話になりました。
今年は仕事に恵まれたこともあり、当ブログの更新はかなり滞ってしまいましたが、それでもアクセス数はもちろん、肝心の仕事の依頼も収入も順調に伸びた一年となりました。
(具体的な数字を出しちゃうのはいやらしく感じるので、あえて出しませんが。)
特に検索流入はブログ開設以来、依然として右肩上がりで増え続けています。
これはストックされているエントリーが着実に資産となっている、多くの人に活用されているという証明でもあると自負しています。
また、待望の単著「文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート 日々の更新に使えるネタの考え方と書き方」を6月に出版し、それがきっかけとなり寄稿やオウンドメディアなどのコンテンツ作成(ライティング)の依頼が沢山舞い込んだ一年でもありました。
そこで当エントリーにて、私の2016年の主な出来事、活動報告と共に毎年恒例となっている注目記事をご紹介します。
※ 2015年の注目記事まとめはこちら
【ブログ運営】アクセスの多い2015年のエントリーまとめからブログ運営を考える - 検索サポーター
今年もお世話になりました。
2016年「検索サポーター」まとめ
- 2016年の主な出来事、活動報告
- 2016年の「検索サポーター」注目記事
- PV第3位:【SEO】Googleはサイト全体も評価する。低品質ページをリライトしてサイトの評価を底上げしよう
- SNS第3位:【SEO】Googleがスパム対策にも機械学習を使うよう取り組み中。RankBrainがネガティブ被リンクの価値も判別するか
- PV第2位:【SEO】2016年こそ心がけておきたいコンテンツ重視のSEO4つの項目
- SNS第2位:【告知】私の単著「文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート」が2016年6月6日に発売されます!
- PV第1位:【ブログ運営】はてながGoogleの指摘に応じて低品質と判断されたブログをインデックス対象から除外
- SNS第1位:【SEO】ECサイトでは日曜日に意思決定する傾向が高く、PVは20時から24時まで伸びるという結果に
- 2016年のまとめ
2016年の主な出来事、活動報告
1.単著「文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート」の出版
今年一番の出来事はやはりこれです!
【告知】私の単著「文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート」が2016年6月6日に発売されます! - 検索サポーター
年が明けると共に執筆を開始した単著がついに日の目を見ることになりました。
全編この本のためにネタを考えて書き下ろし、途中、2週間ほど筆が全く進まないというスランプも経験しましたが、何とか書き上げて予定通りに出版にこぎつけました。
この書籍は企業のWeb担当者(オウンドメディア運営者)はもちろん、一般ブロガーやアフィリエイターの永遠の悩みである「コンテンツを定期的に作ることがうまくいかない」「書きたいことがうまく書けない(言語化出来ない)」「そもそもネタすらも浮かばない」という悩みを解決に導くという志の元に書き上げました。
読者が「答え」ではなく「解き方」を自分のスキル、ノウハウにするためにケーススタディーで実際に手を動かすことを目的とした書籍です。
その理由は「答え」でなく「解き方」を模索しないと「答え」が間違っていたらまた違う「答え」を探すだけの堂々巡りとなってしいますし、いつまでたっても自分で解決するチカラが身に付かないからです。
自分で考えて実践する(アレンジを加える)からこそ身につきますし、再現性も高く結果にも結びつきます。
(書籍内でも説明している「守破離」が最大のモットーです。)
Webライティングにまつわる「ネタ出し」「ウケる工夫」についても紹介していますので、是非読んでいただいてあなたのWebライティングの「ひきだし」をどんどん増やしていってください。
文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート 日々の更新に使えるネタの考え方と書き方
- 作者: 敷田憲司
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2016/06/21
- メディア: Kindle版
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ちなみに私はSEO、SEMの運用、コンサルタントはもちろん、WordPrssなどCMSを使ってのサイト構築を行う仕事を主な業務として独立しました。
しかし、この本を出版したことで寄稿やオウンドメディアなどのコンテンツ作成(ライティング)の仕事の依頼が大幅に増え、WebコンサルタントよりもWebライターとして仕事をしている時間のほうが長くなってきています(笑)
記念すべき単著です!
2.「プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんアフィリエイト」への寄稿
実は単著を出す少し前に、はてなブログの有名ブロガーの鈴木さんの「プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんアフィリエイト」に、SEOの専門家として寄稿も行いました。
(書籍の最後、締めの記事として掲載されています。)
こちらの書籍のほうが私の単著よりも早く発売されましたので、実質、私の書籍デビューはこの本だったりします(笑)
【告知】「プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんアフィリエイト」が発売されます(私の寄稿した記事も掲載されます) - 検索サポーター
私はその鈴木さん主催のセミナーに登壇することも多く、来年もまた開催、登壇することがほぼ決まっていますので、少しでも興味のある方、そしてWebコンテンツについて質問、疑問がある方は是非ご参加ください。
(詳しい日程が決まりましたら当ブログでも告知します。)
SEOの専門家です!
3.セミナーの登壇、出会い
埼玉県大宮市にある「コワーキングスペース7F | 埼玉県さいたま市大宮駅東口徒歩1分のコワーキングスペース」が主催するイベントセミナーにて、書籍出版記念を兼ねて単独登壇を行いました。
【告知】コワーキングスペース7Fの「ユーザーに受けるネタ(集客)の考え方」に登壇します! - 検索サポーター
コワーキングスペース7Fでは以前より単独登壇を行っていましたが、今回、書籍が発売されることを受けて一番最初に登壇のオファーをいただいたのがこちらでした。
元々私は7Fのオーナーの星野さんと独立する以前よりも知り合い(同じフットサルチームの一員)だったこともあったのですが、7Fで登壇したことがきっかけとなり、セミナーへの登壇の依頼が増えました。
星野さんには大変感謝しています。
小さなお店&会社の WordPress超入門 ―初めてでも安心!思いどおりのホームページを作ろう!
- 作者: 星野邦敏,大胡由紀,吉田裕介,羽野めぐみ,リブロワークス
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: Kindle版
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また、前述の鈴木さん主催のセミナーでは、登壇者として多くの人と出会うことが出来ました。
ユナイテッドリバーズの岡崎さんとは以前から知っている、オウンドメディアに寄稿したことこともあり、以前より付き合いがありました。
岡崎さんも今年にSEOに関する書籍を出されています。
紙媒体の編集者の視点からOKPさんやこまめさんにも登壇していただき、とても興味深いお話を伺うことが出来ました。
Yahoo!及びGoogleの元社員で、マネタイズパートナーの石田さんにも登壇していただき、Google AdSenseについてもお話を伺うことが出来ました。
また登壇だけでなく、参加者として公聴したセミナーでも多くの人と出会いました。
(とても沢山の方と出会い、全ての方をご紹介出来ないこと、ご容赦ください。)
私にとって今年は出会いに恵まれた年でもありました。
4.寄稿、連載の開始
ONE Marketing社のオウンドメディアにて連載を開始しました。
【告知】「ワンマーケティング」社でコンテンツマーケティングについて連載します - 検索サポーター
ONE Marketing社のオウンドメディアには私以外にもWebアナリストで有名な小川卓さん(「入門 ウェブ分析論――アクセス解析を成果につなげるための新・基礎知識 増補改訂版」など著書多数)も連載を行っており、マーケティングについてのエントリーが多数掲載されているとても興味深いメディアです。
年明けには私の新しいエントリーも掲載されますので、是非ご覧ください。
ビジネスを促進させるBtoBのコンテンツマーケティング 第1回:コンテンツSEOとは何か?| BtoBマーケティングラボ
ビジネスを促進させるBtoBのコンテンツマーケティング 第2回:己を知る(自身のビジネスの個性、強みを理解する)| BtoBマーケティングラボ
ビジネスを促進させるBtoBのコンテンツマーケティング 第3回:想定読者(ペルソナ)に読まれるコンテンツとは| BtoBマーケティングラボ
ビジネスを促進させるBtoBのコンテンツマーケティング 第4回:ネタの探し方、視点、着想について| BtoBマーケティングラボ
ちなみに他の媒体にも匿名で行っている寄稿、連載もあり、(全てを紹介すると長くなるため割愛しますが)現在は月平均10本ほどライティング案件を請け負っています。
5.Webサイト、ECサイトの構築、運用
こちらはメインの業務でもあるWebコンサルタント、サイト構築、運用をご依頼いただいている案件です。
アクセス解析や業務提案はもちろん、実際にこちらで手を動かすことも多く、半年以上の中長期のものが3件で、スポット(3カ月程度)案件が随時発生しているという感じです。
(WordPress、EC CUBEなどCMSを実際に扱い、作業も請け負っています。)
安定した収入、先々の法人成りを考えると中長期の案件をもっと増やし、かつ、人を雇うことも考えないといけないかなとも考えています。
6.骨折
はい。(業務と関係ない)オチです。
仕事の息抜きで参加した趣味のフットサルで見事に左手を骨折してしまい、仕事だけでなく日常生活にも大いに支障をきたしてしまいました。
実は私にとって今年は厄年でしたが、「骨折程度で済んだ」と開き直っていますし、今年もあと数時間で終わるのでよしとします(笑)
【悲報】腫れが引かず内出血も酷いので、レントゲンを撮ったら折れてました。
— 敷田憲司 (@kshikida) 2016年11月11日
ポッキーの日に骨をポッキーです。
…笑えんわ!(笑) pic.twitter.com/UDgDlkd3M9
2016年の「検索サポーター」注目記事
さて、ここからは2016年にエントリーを行い、アクセス(ページビュー)が多かったエントリーと、はてなブックマークやSNS(Twitter、Facebookなど)でも大きな反応を得たエントリーをご紹介します。
今年は当エントリーを含めて92個のエントリーを公開しました。
去年の総エントリー数は235エントリーでしたので、更新頻度がかなり落ちたと言わざるを得ませんが、アクセス数は今年のほうが多く、特に検索流入はブログ開設以来依然として右肩上がりの傾向が続いています。
そんな92エントリーの中から、今年の当ブログの注目エントリーを一緒に振り返ってみましょう。
PV第3位:【SEO】Googleはサイト全体も評価する。低品質ページをリライトしてサイトの評価を底上げしよう
【SEO】Googleはサイト全体も評価する。低品質ページをリライトしてサイトの評価を底上げしよう - 検索サポーター
今でこそリライトの重要性が多く語られるようになりましたが、私はまだまだリライトが正しく理解されていないと感じています。
つい先日も「検索流入がない低品質ページは削除する(もしくはnoindex設定にする)ことでサイト全体の検索評価を上げよう」と謳っていたブログ記事がありましたが、「なぜ検索流入がないのか」をしっかり考えることもなく、ただ鵜呑みにしてしまうのは愚の骨頂だと言わざるを得ません。
また、もう一つ気を付けることとして、追記、リライトが目的になってしまうと、「検索キーワードを盛り込めばいい」「文字数さえ増やせばいい」という根本的な勘違いを起こしてしまって逆に質を落とす、検索評価を落とすことにもなります。
文字数を減らして簡潔にすることによってユーザーの検索意図を満たせれば検索順位は上がり、検索流入も増えます。
「検索してきたユーザーが何を求めているのか」をしっかり考えて追記、リライトを行ってください。
SNS第3位:【SEO】Googleがスパム対策にも機械学習を使うよう取り組み中。RankBrainがネガティブ被リンクの価値も判別するか
【SEO】Googleがスパム対策にも機械学習を使うよう取り組み中。RankBrainがネガティブ被リンクの価値も判別するか - 検索サポーター
Googleは検索ユーザーの検索意図を的確に判断する技術の1つとして、AI(人工知能)を用いた「RankBrain(ランクブレイン)」の技術をウェブスパムに対しても利用するよう取り組んでいることについての考察記事です。
残念ながら今のGoogle、検索エンジンは物事の真偽までは判断できず、ランキング要素である「リンク」、いわゆる被リンクの価値、質までも完全に推し量ることが出来ていません。
また、その被リンクがポジティブな言及なのか、もしくはネガティブな言及なのかまでもまだ正当な評価が出来ていません。
よって前者は検索順位における被リンクの評価として正しくとも、後者は「人に薦めたくないコンテンツ」なのに、「自然な被リンクが多く集まっている」という数の論理によって逆に働いてしまう、検索上位に推し上げるきっかけを与えていることにもなっています。
炎上商法はスパムと一緒です。
好きの反対は嫌いじゃなくて無関心を通すことです。
RankBrainによって、コンテンツと被リンクの価値判別が今以上に正確になれば、炎上系コンテンツは評価されなくなりますし、そんな未来はそう遠くはないと私は期待しています。
PV第2位:【SEO】2016年こそ心がけておきたいコンテンツ重視のSEO4つの項目
【SEO】2016年こそ心がけておきたいコンテンツ重視のSEO4つの項目 - 検索サポーター
年明けに2015年の「検索サポーター」のエントリーの中から特に重要だと考えられるエントリーに絞ってまとめたものです。
ここにピックアップした項目はSEOの基本中の基本ですし、これだけでもしっかり理解して実践していれば確実にPVも収益も上がります。
巷のSEO都市伝説や、再現性が乏しいノウハウに振り回されることもなくなりますよ。
SNS第2位:【告知】私の単著「文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート」が2016年6月6日に発売されます!
【告知】私の単著「文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート」が2016年6月6日に発売されます! - 検索サポーター
これについてはもう語り尽くしましたので、ただ一言。
是非書籍をご購読ください!
PV第1位:【ブログ運営】はてながGoogleの指摘に応じて低品質と判断されたブログをインデックス対象から除外
【ブログ運営】はてながGoogleの指摘に応じて低品質と判断されたブログをインデックス対象から除外 - 検索サポーター
当ブログがはてなブログだからなのか、PVはもちろん、SNS、特にはてなブロガー界隈では反響が大きかったエントリーです。
つい最近も、はてなブログにてnoindexされてしまったブログにこのエントリーが言及されたことでアクセスもブックマークも増えました。
(件のブログはアフィリエイト手法が悪くてGoogleからnoindex措置にあったのではなく、流言飛語、プライバシーを侵害する情報などを数多く掲載し、公序良俗に反するとはてなブログの運営側に判断されてnoindex措置にあったと考えるのが妥当でしょう。)
結局そういったことでPVも収益も稼ぐことは長くは続かないですし、個人的な意見を言わせてもらうならば「卑しい」の一言です。
SNS第1位:【SEO】ECサイトでは日曜日に意思決定する傾向が高く、PVは20時から24時まで伸びるという結果に
【SEO】ECサイトでは日曜日に意思決定する傾向が高く、PVは20時から24時まで伸びるという結果に - 検索サポーター
ECサイトのCVR(コンバージョンレート)が最も高いのは日曜日で、PVは20時から24時までに伸びる傾向にある。
ECサイトの傾向と対策について考察したエントリーがSNSで多数の票を集めました。
ECサイトに限らず、自分のサイト(ブログ)を閲覧しているユーザー(ペルソナ)はどういう傾向にあるのか(テーマ、デバイス、時間帯・・・etc)を把握、分析してコンテンツを作ることが重要であり、それこそがユーザーのニーズ(意図)を満たす最大の近道です。
そもそも検索エンジンのアルゴリズムは、検索ユーザーのニーズ(意図)を満たすコンテンツを評価して検索上位に表示させることを前提としていますので、この考えに基づいてコンテンツを作成したほうがSEO(検索流入)だけでなくコンバージョン(成果)にも結びつくと言えますね。
来年もよろしくお願いいたします。
2016年のまとめ
以上、2016年の主な出来事、活動報告と注目記事を紹介しました。
このランキングは2016年のエントリーに限ったものですので、全期間で調査するとランキング結果はまた変わったものになります。
爆発的なアクセスはなくてもコンスタントに(特に検索流入で)アクセスを集めるエントリーは今後も伸びることが期待できるエントリー(扱っているテーマに恒久的なニーズが含まれている)と言えますし、ブックマークやSNSでシェアされることは少なくても、長期にわたって言及(被リンク)されることも多い傾向にあります。
このようなエントリーを着実に積み重ねていくことこそがブログ運営の成功の秘訣です。
当ブログも長期に渡って資産となるよう、多くの人に活用していただけるようなエントリーを今後も増やしていくよう頑張って参ります。
それでは最後に。
今年も大変お世話になりました。
来年もご贔屓のほど、よろしくお願いします。