いつかはペナルティとなります
『Web担当Forum』のエントリー「有料リンクは結局は損をすることになる5つの理由 などSEO記事まとめ10+4本 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「有料リンクに手を出すべきではない5つの理由」に、英国の著名なSEOコンサルタントのティム・グレイス氏が挙げた有料リンクを購入すべきではない5つの理由が書かれていました。
有料リンクは遅かれ早かれGoogleにバレてペナルティを受けることになります。
(リンク売りだけを「SEO対策だ」と銘打っていた業者が軒並み消えている今の状況を見れば納得できるかと思います。)
中には「無知な人に格安で有料リンクを頼むといい」などと、バレたらお互いのサイトがペナルティを受けることについては全く言及せずに邪悪な手法を伝播しているSEO業者も存在します。
【有料リンク】広告(PR活動)リンクはしっかり「rel="nofollow"」をつけましょう - 検索サポーター
検索エンジンを欺くだけでなく、自分のサイトの読者、ファンすらをも欺くことを教えるSEO業者が多く存在することで、ここまでSEOは忌み嫌われるものになったと言っても過言ではありません。
閑話休題。
今回は挙げられた5つの理由について、私なりの考察を簡単に説明します。
有料リンクは今やリスク以外の何物でもない
有料リンクに手を出すべきではない5つの理由
結局はグーグルにバレる
一度有料リンク(スパムリンク)を特定すればそこからリンクを辿って、Googleは関係するサイトを全て審査します。
例えリンクを貼っていなくとも、スパムサイトを登録しているWEBマスターツール(現在:サーチコンソール)のアカウントから芋づる式に他のスパムサイトを特定したり、同様にGoogleアナリティクスのアカウントから芋づる式に他のスパムサイトを特定し、ペナルティを与えたと想定されることが起こりました。
考えてみればその通りですよね。
スパムサイトを管理、運用しているアカウントが他にもスパムサイトを所有しているであろうことは誰しもが考えることです。
これを避けるべく(Googleにバレないようにと)、サイトごとにアカウントをばらけさせている、いつでも尻尾切りが出来るように管理している人もいます。
(逆に公明正大をアピールする意味でも、サテライトサイトなども一緒のアカウントで登録すればいいのではないかと私は考えますが。)
グーグルに対応されてしまう
もちろんGoogleは見つけ次第すぐに対応します。
有料リンクは対応されてしまえば一瞬で無価値なものになり、それどころかペナルティとなってマイナスにしか働かなくなってしまいます。
最後にはブランドが勝つ
- 多くのリンクが張られているがだれもブランド名(サイト名や社名)で検索しないサイト
- リンクは少ないがブランド名で毎月何千も検索されるサイト
こういった2つのタイプの競合サイトがあったとしたら、最後に勝つのは後者だろう。グーグルは多くのユーザーが求めるサイトをより信頼するはず。
引用:
有料リンクは結局は損をすることになる5つの理由 などSEO記事まとめ10+4本 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
良質なコンテンツを増やしていけば、ブランド名も必然的に上がります。
ユーザーに「名前を覚えられる」ので、ブランド名で検索されることが増える、名指しされることが増えてくるからです。
ちなみに当ブログ「検索サポーター」は開設当初はブログ名で検索されることは全くありませんでした。
日が経つにつれてたまに検索されることが増えていき、そこから一日一回は検索されるようにもなりました。
そして今は検索されない日はない、一日に必ず複数回は検索されるようにまでなりました。
最近は「検索サポーター 収入」で検索されていたりもします(笑)
(当ブログはAdsenseしか貼っていないので、アフィリエイト収入に限ればかなり少ないです。本業であるサイトのコンサルタントやサイト作成、運用、記事の寄稿で稼いでいます。)
敵はグーグルだけではない
特に競合、ライバルはGoogleに通報します。
もしくはペナルティを受けているサイト、リンクを使って逆SEO(ネガティブSEO)を仕掛けてきます。
(自分が上に登って相手の上を行くよりも、上にいる者の足を引っ張って落としたほうが楽ですしね。全く褒められる行為ではありませんが。)
【SEO】ペナルティサイトをライバルサイトに転送するネガティブSEOは可能? - 検索サポーター
自然な有料リンクなど存在しない
一番最初の章で言及した、そのものです。
自然なリンクに見せかけていても、いずれGoogleにはバレますよ。
【有料リンク】広告(PR活動)リンクはしっかり「rel="nofollow"」をつけましょう - 検索サポーター
ズルしちゃダメ!
ペナルティ解除のほうが面倒くさい
手動対策の強化やペンギンアップデートの導入などで、リンクを購入しようとは、もはやあなたも思わないだろう。一時的な恩恵を享受ことはできるかもしれないが、持続時間やリスクを考えると費用対効果が得られない。
引用:
有料リンクは結局は損をすることになる5つの理由 などSEO記事まとめ10+4本 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
実はペナルティ解除のほうが手間も時間もかかり、面倒くさい作業です。
申請手続きや審査に通るまでの手間や時間はもちろん、色々なコストが発生します。
(後ろ向きな対応なので、精神的にも疲れますよね。)
【SEO】Google否認リンクのリスト処理が完了まで3ヶ月~9ヶ月を要する場合あり - 検索サポーター
また、申請をしたからといって全てがペナルティ解除となるわけではありませんし、審査が通るまではペナルティを受け続けることにもなります。
(だからこそ競合、ライバルがネガティブSEOを仕掛けてくるわけですが。)
【ネガティブSEO】手動ペナルティを受けたサイトは4割超で、12%は解除できず - 検索サポーター
このように、ただでさえ面倒な処理と精神的疲労が待っているのに、自ら有料リンクを買ってリスクを増やすのは馬鹿げているとしか言えません。
それでもあなたは有料リンクを買いたいですか?
有料リンクでしか検索上位に持ち上げられないサイト、コンテンツしかない、正々堂々と戦おうとせずにズルもいとわないことを自ら証明して楽しいですか?
「天網恢恢疎にして漏らさず」
これは実生活だけでなく、ネット上でも言えることなのです。
【SEO】有料リンク(スパム)はやらないことに限ります - 検索サポーター