2017年の大晦日、いかがお過ごしですか?
「検索サポーター」の読者の皆様、今年も大変お世話になりました。
去年は単著「文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート 日々の更新に使えるネタの考え方と書き方」を出版し、それが良いきっかけとなったようで、有難いことに仕事の依頼が増えました。
年が明けて今年になっても、良い流れのままに仕事に恵まれて多忙な毎日を過ごすことができましたが、その代償として自由な時間を作ることが難しくなり、当ブログの更新が滞ってしまっていました…
(月に1、2回更新の頻度にまで落ち込んでしまいました。)
また、個人事業主(フリーランス)になって今年で3年が経ちました。
「独立開業は3年以内に消える、廃業することが圧倒的に多い」と言われますが、その3年をなんとか生き残ることが出来ました!
4期目、5期目は更に仕事の幅を広げる、発展するべく色々なことに挑戦していきます!
(既に本業のWebとは関係のない仕事、スタートアップにも参画しています。企業、法人相手の仕事なので、ゆくゆくは私自身も法人化を目指していますが、その話はまた別の機会に。)
※ 追記:この話を別のエントリーに行いました。
【ブログ運営】2018年 新年のご挨拶と今年の仕事の抱負 - 検索サポーター
今年最後の当エントリーでは、2017年の当ブログの注目記事と活動についてご紹介します。
2017年「検索サポーター」まとめ
2017年の「検索サポーター」注目記事
ここでは2017年にエントリーを行い、アクセス(ページビュー)が多かった、はてなブックマークやSNS(Twitter、Facebookなど)でも大きな反応を得たエントリーを抜粋してご紹介します。
今年は当エントリーを含めて僅か20個のエントリーでしたが、アクセスが大幅に減ることはありませんでした(正直に言えばほぼ横ばいでした)。
そんな20エントリーの中から、今年の当ブログの注目エントリーを一緒に振り返ってみましょう。
第3位:【SEO】Googleが検索品質評価ガイドラインを更新。攻撃的や不正確、ヘイトなコンテンツは低品質と扱われます
【SEO】Googleが検索品質評価ガイドラインを更新。攻撃的や不正確、ヘイトなコンテンツは低品質と扱われます - 検索サポーター
Googleの検索品質評価ガイドラインに追加された内容についてのエントリーです。
Googleは攻撃的や不正確、ヘイトを含めたコンテンツを低品質として扱うようチェックするということ、そのためにアルゴリズムの改善を進めているという内容です。
今後はユーザーの嫌悪感、怒りという感情を煽るコンテンツは良い検索評価を与えられなくなる、いわゆる炎上商法でアクセス数を稼ぐということが(Google検索に関しては)難しくなっていくと考察したエントリーです。
しかし、残念ながら現状はGoogleの言葉通りであると受け取る、認めるにはまだまだ難しく、ガイドライン通りの検索環境になるのはずっと先のことだと言えます。
(今でもネガティブな言及であっても被リンクとしてプラスに評価されてしまうからです。だからこそネガティブな場合はnofollowをつけて言及しましょう。)
評価するに値しないコンテンツへの一番良い対応はスルーすることです。「好きの反対は嫌いではなくて無関心」だからです。
酷いサイト、ブログ、そのエントリーを書いた著者を晒したくなる、酷いという事を喧伝したい気持ちはよく分かりますが、そんなことであなたの労力も時間も感情も無駄に消費されるのはもったいないことです。
(むしろそういう輩は「かまってもらってナンボ」なので、かまわないようにするのが一番なのです。)
第2位:【SEO】Googleがフェイクニュースや不快なコンテンツを低品質と扱う「アウルアップデート」を実施
【SEO】Googleがフェイクニュースや不快なコンテンツを低品質と扱う「アウルアップデート」を実施 - 検索サポーター
(第3位のエントリーにて)今後はユーザーの嫌悪感、怒りという感情を煽るコンテンツは低品質とみなされることをお伝えしましたが、真偽が疑わしいページ、いわゆるフェイクニュースについても低品質とみなす「アウルアップデート」が行われたことについてのエントリーです。
このアップデートは特に「お金」「健康」「安全」「法律」に関するコンテンツの質のチェックを強化するアップデートとして実施されました。
これは全世界に対応したアップデートでしたが、つい先日に行われた「健康アップデート」は日本独自のアップデートであり、これによって医療、健康系にて真偽が疑わしいサイト(ブログ)のコンテンツページのランキングが大幅下落したのは記憶に新しいことです。
この経緯から鑑みれば、健康アップデートと同じことが今後は他のジャンルにも適用される、つまり「お金」「安全」「法律」(いわゆるYMYL)についても同じことが行われるということが容易に想像できます。
(特に今は仮想通貨がとても盛り上がっていますが、あまりに度を越した事態や、社会的な問題、事件が起これば、Googleは確実にアップデートの対象とする、対策を行うと私は予想しています。)
第1位:【SEO】フレッドアップデートでアクセス激減?ユーザーに価値を与える情報、仕組みとなっていますか?
【SEO】フレッドアップデートでアクセス激減?ユーザーに価値を与える情報、仕組みとなっていますか? - 検索サポーター
去る2017年3月8日、9日にかけてGoogle検索にて大幅な順位変動が起こりました。
この現象は「Fred Update(フレッドアップデート)」と呼称され、ネット上では下落要因はリンク品質や掲載広告の数が要因ではないかという噂が飛び交いました。
(SEOを生業にしている私が言うのもナンですが)私はこういったアップデートが起こるたびにいつも思うことは『SEO(検索評価)は「ユーザーに価値を与える」からこそ伸びてくるものである』ということです。
(これも私がよく口にすることですが)SEOは集客の手段の一つであり目的ではありません。
そもそもGoogleは「ユーザーに価値を与えるコンテンツを評価する」という原理原則は一貫して変えていません。
SEOに限らず何事も「信頼という評価は積み重なっていくもの」であり、長期的に考えれば小手先の手段はあくまで一時的、だからこそ「小手先」で終わってしまうのです。
手段に振り回される前に、自分のサイト(ブログ)の目的は何かをハッキリさせれば、あなたがやるべきこと、意識するべきことが見えてきますよ。
2017年の主な出来事、活動報告
1.セミナーの登壇、出会い
ここからは私の2017年の活動についてまとめます。
今年は「実務に集中したい」という目論見で動いていたこともあり、対外的なイベントにはあまり積極的には参加しないスタンスで過ごしました。
よって今年はイベントにはあまり参加しませんでしたが、以下のイベントでは登壇、及びライトニングトークという形で参加しました。
【報告】セミナー「読まれる記事と実践的なSEO」に登壇しました - 検索サポーター
2017年4月22日、「読まれる記事と実践的なSEO」というセミナーに登壇いたしました。
私は「ペルソナと時系列に沿ったキーワード選定と記事の書き方」をテーマとして、お話しさせていただきました。
個人的にも仲の良い鈴木さん(鈴木こあら@北海道民 (@suzukidesu_com) | Twitter)が開催するセミナーでは登壇者として参加することが多いです。
その鈴木さんも今は北海道に移住してしまったので、暫くは都内でのイベントが行われることはないでしょうが、もし北海道でイベントが開催されるなら喜んで参加いたします!
また、以下のイベントではライトニングトークにて登壇しました。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: Google Dance Tokyo 2017 開催のお知らせ
今年も熱いライトニングトークあります! | WordCamp Tokyo 2017
2017ブロガーズフェスティバルLT大会登壇者が決定しました! #ブロフェス2017 : ブロガーズフェスティバル
「Google Dance Tokyo 2017」を皮切りに、「WordCamp Tokyo 2017」「2017 ブロガーズフェスティバル」と、隔週ペースで3連続ライトニングトークに登壇しました。
特に「Google Dance Tokyo 2017」では、GoogleにてSEOを語るという「釈迦に説法」とも言えることを行ってしまいました(笑)
今年はイベントにはあまり参加しなかったとはいえ、その少ない機会でもとても沢山の方と出会うことが出来ました。
(ここで全ての方をご紹介出来ないことをご容赦ください。)
私にとって今年も良い出会いに恵まれた年でもありました。
来年も色々なイベントに参加、登壇できるように鋭意努力、精進いたします!
2.寄稿、連載
昨年から始まったONE Marketing社のオウンドメディアの連載が今年で終了しました。
第1回:コンテンツSEOとは何か?
第2回:己を知る(自身のビジネスの個性、強みを理解する)
第3回:想定読者(ペルソナ)に読まれるコンテンツとは
第4回:ネタの探し方、視点、着想について
第5回:BtoBサイトのコンテンツと専門情報の相性の良さについて
第6回:キーワードから組み立てるWebライティング
他の媒体でも寄稿、連載を行っていますが(匿名かつ全てを紹介すると長くなるため割愛しますが)、今年は月5、6本平均でライティング案件を請け負いました。
3.Webサイト、ECサイトの構築、運用
特にメインの業務であるWebコンサルタント、サイト構築、運用案件では仕事の幅が予想以上に広がりました。
私の仕事は企業、法人相手がほぼ全てを占めていることや、東証一部上場企業とも直接仕事のやりとりをしている、請け負っていることもあって収入はかなり安定してきました。
しかし、相手からは今まで以上信用、信頼はもちろん、多くの仕事量を請け負って欲しい、求められているとも感じています。
また、最近はWebとは関係のない仕事、スタートアップにも参画しています。
現状ではどうしても「私一人の属人的な仕事」であるため、これを発展させるべく外注化や組織的な仕事の進め方を構築し、法人成りを計画して進めていきます。
2017年最後のまとめ
以上、私の2017年の注目記事と活動を紹介しました。
2017年はエントリー数が少なかったにも関わらず、今年もコンスタントなアクセス数を(特に検索流入で)記録しました。
雑記と違って扱っているテーマが恒久的なニーズがあるからこそ当ブログ読まれ続け、結果的に専門性、権威性も増すことで当ブログが評価されていると私は考えています。
このようなエントリーを着実に積み重ねていくことこそがサイト、ブログ運営の成功の秘訣です。
もちろんネット上だけでなくリアルな場でも仕事を通して信用、信頼を重ねることも大切です。
(むしろこちらがしっかりしているからこそ、ネット上の活動もしっかり行う事が出来るのです。)
ネットも立派なリアルな場の一つであり、どちらも真摯に活動していく。
ただこれだけの事を私は今までも、そしてこれからも続けていきます。
それでは最後に。
今年も大変お世話になりました。
来年もご贔屓のほど、よろしくお願いします!
※ 2016年の注目記事まとめ
【ブログ運営】単著の出版など大きな動きのあった2016年「検索サポーター」まとめ - 検索サポーター