※ 2015/2/21:文章をリライトしました。
ちゃんと定義されているわけではないので難しい
リンク構築の話題を『Web担(Web担当者Forum)』からピックアップします。
エントリー「「リンク構築は避けるべき」とグーグルの人が言う真意は何? など10+4記事 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「「リンク構築は避けるべき」とグーグルの人が言う真意は何?」に、Googleのジョン・ミューラー氏が「一般的に言って、リンク構築は避けるべきだ。」と発言したこと、及びその解釈について書かれていました。
ウォード氏のコメントの重要点をまとめると次のようになるだろうか。
- ミューラー氏は、リンク獲得のための取り組みを全否定してはいない
- リンクされるにふさわしいコンテンツを作り、それがリンクされるように取り組むことは問題ない
- しかし間違ったやり方でリンク構築する人が大半なので、意図的にリンクを集めようとする取り組みはやめたほうがいいというのがミューラー氏の真意
引用:
「リンク構築は避けるべき」とグーグルの人が言う真意は何? など10+4記事 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
最後の「意図的にリンクを集めようとする取り組みはやめたほうがいい」という定義があまりに曖昧であるため、リンク構築は難しいのです。
逆に「リンク獲得のための取り組みを全否定してはいない」かつ、「リンクされるように取り組むことは問題ない」ともされているため、ほとんどの人が「じゃあ何が良くて何がいけないのさ?」と頭を抱えてしまいます。
定義が曖昧ですよね。
何が良いのかは曖昧だが、何が駄目なのかは曖昧ではない
このようにリンク構築については定義が曖昧なところが多いです。
ですが、何が良いのかは言い難いですが、何が駄目なのかは曖昧ではありません。
駄目なものの一つとして、有料リンクなどの広告(PR活動)リンクはしっかり「rel="nofollow"」をつけておくべきだということです。
「広告(PR活動)」としてのリンクは「rel="nofollow"」属性を入れ、検索エンジンにその旨を認識させればよいことが認められています。
【有料リンク】広告(PR活動)リンクはしっかり「rel="nofollow"」をつけましょう - 検索サポーター
また、中身のないコンテンツや明らかにスパムと思われるコンテンツ、有料の相互リンクなどは駄目であるといえるでしょう。
(以前は有効であったため多くのSEO業者が行っていましたが、今やこれらは負の遺産と言っても過言ではありません。)
【SEO】有料リンク(スパム)はやらないことに限ります - 検索サポーター
何が良いのかは分からない、だけど何が駄目なのかは分かるなら駄目なことをしなければいいのです。
正に、
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(松浦静山)
ですね。
どうしても判断に困るときは
これは私の持論ですが、どうしても判断に困ったときは「その行為が受け手にとって誠実なものか」と考えてみるとよいでしょう。
誠実なことなら後ろめたいことは微塵もないでしょうし、逆に少しでも後ろめたいことがあるならやらないほうがよいと言えるでしょう。
(往々にして「このくらいは大丈夫でしょ。」と考える時点でヤバい手法と言えます。)
また、上記のような被リンクはコンテンツの価値を落とすため、最終的には否認処理を行うことになってしまいます。
こんなことならやらないほうが良かった・・・なんてオチも待っていますので、少しでも後ろめたいと思うなら余計なことはしないに限ります。
(それこそ自然であると言えるでしょう。)
【SEO】Google否認リンクのリスト処理が完了まで3ヶ月~9ヶ月を要する場合あり - 検索サポーター