※ 2016/9/23:Googleがペンギンアップデートを実施し、これからはリアルタイムで処理を行うコアのランキングアルゴリズムとすることを発表しました。
予定が外れることもしばしばありました
先日開催されたSMX Westカンファレンスにて、Googleのゲイリー・イリーズ氏が直近に迫っているとみられていたペンギンアップデートについて、「次回のペンギンアップデートの更新時期については言及したくない」とコメントしたようです。
I don't want to say a date anymore because I've been wrong 3 times. @methode on Penguin #SMX
— Patrick Stox (@patrickstox) 2016年3月3日
更新の予定日はもう言いたくないんだ。だって、言ってた日と違ってしまっていたのが3回もあったからね。
訳:
Googleアナリティクスのリファラースパムについに対策か? などSEO記事まとめ10+6本 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
確かにこれまでも予定が外れた、事前に告知した時期と違うことが何度か起こりましたし、アップデート後にGoogleからの正式な告知が行われたこともありました。
イリーズ氏も次回のペンギンアップデートについては「四半期中(3月まで)には実施する予定である」と、1月にTwitterで発言していました。
【Google】次のペンギンアップデートは四半期中(3月まで)に実施予定 - 検索サポーター
しかし、今だにペンギンアップデートは実施されておらず(ペンギンアップデートか?と疑うような小規模の変動は何度か起こりましたが)、3月までにペンギンアップデートが実施されるかも怪しくなってきたといったところでしょう。
イリーズ氏はペンギンアルゴリズムの開発に直接関わっているわけではない。担当チームから話を聞くだけの立場だ。開発状況を常に詳細に把握してはいないのだから、外れたとしてもイリーズ氏に責任はない。とはいえ、うかつに予定を言うべきでないのはそのとおりだろう。
引用:
Googleアナリティクスのリファラースパムについに対策か? などSEO記事まとめ10+6本 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
いくら部署、管轄が違うとはいえ「Googleの中の人」なので「会社としての発言」だと捉えられますし、今のところは新しい情報を掴んでいないので何も言えないということでもあるのでしょう。
(1月に「四半期中(3月まで)には実施する予定である」と聞かされてからは、特に何もないと。)
肝心の次回のペンギンアップデートがいつになるのか分からなくなりましたが、そもそも今後のペンギンアップデートはリアルタイムで行われるようになり、(コアアップデートに組み込まれるので)告知もしなくなることは既に言われていました。
【SEO】Googleはコアアルゴリズムの変更については特に発表しない - 検索サポーター
よって、次回のペンギンアップデートが最後の告知となるものだと考えていましたが、それすらも今後はもうないということかもしれませんね。
【追記】
2016/9/23にGoogleがペンギンアップデートを実施し、これからはリアルタイムで処理を行うコアのランキングアルゴリズムとなること、そして今後はペンギンアップデートについてはコメントを行わないことも併せて発表されました(Googleはコアのランキングアルゴリズム更新については今までも告知しませんでした)。
【Google】ついに実施!Googleがペンギンアップデート4.0の公式発表を予定 - 検索サポーター
力を注ぐべきは追いかけることじゃない。
被リンクとコンテンツを見直そう
そもそもサイト管理者がペンギンアップデートの予定を事前に知ったところで、出来ることといえば不自然な被リンクや低品質サイトからの価値がない被リンクを前もって否認しておく(サーチコンソールから否認処理を行う)くらいしかありません。
また、Google(検索エンジン)は「検索ユーザーにとって適切であり、有益な情報を届けることを目指している」という原理原則をしっかり理解していれば、一番力を入れるべきところはコンテンツの内容(質)だと分かります。
これを理解して実践していれば、どんなアルゴリズム更新が起こっても大幅に検索流入を減らすことはありません。
実際に当ブログはペンギンアップデートだけでなく、パンダやクオリティなど大幅なアップデート後は検索順位も上がり、検索流入も増えています。
(これは当ブログの評価が上がったというよりは、アルゴリズムの裏をかくようなSEO施策を行っていたサイトの評価が落ちたことで、相対的に検索順位が上がったとも取れますが。)
アルゴリズムの変更ばかりを追いかけても、肝心のコンテンツの質が高まることはありません。
アルゴリズムが変更されればそれまでな小手先のSEO施策や、再現性のないノウハウなんて全くの無価値です。
(手段を目的にしてしまっているので、その手段が無効になれば目的を失うことと一緒ですからね。)
検索ユーザーのニーズ(意図)を満足させるべくしっかり考えて作られたコンテンツは、人からも検索エンジンからも「質が良いコンテンツだ」と評価されるからこそSEO(検索評価)も上がります。
それこそがサイト管理者の目指すべき方針であり、実施するべきことだと私は確信しています。
【SEO】アルゴリズム更新を追いかけるのではなく、うまく生かすコンテンツ作りを行おう - 検索サポーター