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2022年12月22日のGoogleポリシーオフィスアワーまとめ及び私見

今回のブログ記事もGoogleポリシーオフィスアワーについて自身の復習も兼ねてまとめてみます。

 

 

2022年12月22日に開催されたGoogleポリシーオフィスアワーも気になるトピックが多く、また、興味深いポリシーオフィスアワーでした。

それでは早速、行ってみましょう!

 

Googleポリシーオフィスアワー

 

Googleポリシーオフィスアワー

 

Googleからのお知らせ

いつもの検索関連の質問の前に、Googleからのお知らせがありました。

 

Google 検索の仕組みと検索結果について(漫画になりました!)

Google検索の仕組みについて、漫画が追加されました。

日本では初めての試みとのことです。

漫画を使ってビジュアル化することで、文章に抵抗感がある人でも分かりやすく説明がなされています。

クロールやインデックス、検索結果の提供など、ごっちゃになりやすい3つの段階についても整理されています。

理解を深めるよう、是非読んでみて下さい。

 

Google 検索の仕組みと検索結果の詳細ガイド | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

 

Google検索ステータス ダッシュボード

Googleから検索関連のシステムの稼働状況を知らせるGoogle Search Status Dashboard(Google 検索ステータス ダッシュボード)が公開されました。

上記でも説明されているクロールやインデックス、検索結果の提供のステータスが掲載されています。

自分のサイトだけの問題か、それともGoogle側の問題で他のサイトにも影響しているのかを知ることが出来るので、Google検索の挙動がおかしいなと思ったら先ずはここを確認しましょう

 

Google Search Status Dashboard

 

ヘルプフルコンテンツアップデート

2022年12月5日にリリースされたヘルプフルコンテンツアップデートについて。

ヘルプフルコンテンツアップデートとは、価値がほとんどないように見えるコンテンツや価値の低いコンテンツ、検索を行うユーザーにとって特に有用でないコンテンツの評価が下がる(検索順位が落ちる)アップデートです。

 

Google 検索のヘルプフル コンテンツ システム | Google 検索セントラル  |  最新情報  |  Google Developers

 

リンクスパムアップデート

2022年12月15日にリリースされたリンクスパムアップデートについて。

リンクスパムアップデートとは、SpamBrainを利用して不自然なリンクの効果を無効化するアップデートです。

無効化なのでペナルティではないのですが、今まで不自然なリンクでアドバンテージを得ていた(下駄を履かせていた)サイトやコンテンツの検索順位が落ちることになるでしょう。

 

2022 年 12 月のリンクスパム対策アップデートのリリース(Google 検索)  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google Developers

 

ちなみにヘルプフルコンテンツアップデートとリンクスパムアップデートはまだ完了報告がなされていません。

ですが、既に終わっていて『展開は自動で進行するけれどその完了を確認できる人が休みに入ってしまっているのではないか?』と私も感じています。

 

2022年12月のヘルプフルコンテンツアップデートとリンクスパムアップデートはまだ完了せず

 

Google検索ランキング 2022 

  • 2022 年の急上昇
  • 話題の人物
  • あの歌の歌詞
  • 都道府県別検索

色々なランキングがまとめられています。

 

Google Japan Blog: 2022 年 Google 検索ランキング

 

 

検索関連の質問(Q&A)

AMP ページの削除のベストプラクティス

Que.

AMPページ削除の解説ページを拝見しました。

このページの中には、AMPが正規ページとして運営されている場合の削除方法がなかったので教えてください。

現在AMPで使われているURLをそのまま使いたい場合、同じURLで通常のHTML(非AMP)ページを公開するだけで良いのでしょうか?

AMPキャッシュの都合上、非AMPページを同じURLで公開すると、ペナルティを受けるなどありますか?

 

Ans.(あんなさん)

通常のウェブページと同じ対応にすれば良いと思います。

非AMPページを同じURLで公開しても、AMPキャッシュでペナルティを受けることはありません。

 

私見:

スマホユーザーのためにとAMPページを実装したものの、通信環境やデバイスの進化で今やAMPページの意味はほぼなくなりつつありますね。

だからこそ無くしたいけど、対応をミスって不利益は被りたくないですもんね。

 

ドメイン変更の流入への影響

Que.

ドメイン変更を行いました。

リダイレクトをかけてサーチコンソールでも特にエラーはありません。

ですが、検索流入やGoogleアプリでのコンテンツレコメンド(恐らくDiscover)にも表示されません。

設定等で不足があるか教えて欲しい。

 

Ans.(金谷さん)

サイト移転は適切に行われているようです。

サイトの規模が大きいので時間がかかっているようで、次第に検索流入も増えていると思われます。

Search Consoleにて旧サイトのインデックスが残っているかを調べたり、新サイトでインデックスされていないページについて調べるのも良いでしょう。

Discoverについてはトリガーや対象にしているかについては公開していることは少なく、何かをお伝えすることは難しいです。

 

私見:

前回も「どうすればDiscoverに掲載される?」という質問がありましたが、個人的にはDiscoverをデリバリーの当てにするのはやめたほうが良いと思います

どうやったら掲載されるか見当がつかないことをずっと考えて時間を使うぐらいなら、それ以外で自身でコントロール出来ること、コンテンツの改善はもちろん広告やSNSなど別の方法や施策に注力したほうが確実性が高いからです。

 

Search Console の「上位のリンク元サイト」

Que.

Search Consoleにある「上位のリンク元サイト」に表示されないリンクがあります。

これは(被リンクとして)評価されていないということになるのでしょうか?

 

Ans.(金谷さん)

Search Consoleには全てのリンクが表示されるわけではありません。

表示されていないから評価されていないということではないです。

 

私見:

同じことが昔からずっと言われ続けていますが、リンクに限らず検索クエリとかもSearch Consoleには全ての情報が掲載されているわけではないんですよね。

でも、そうだと分かっていても掲載されないと不安になるやつです。

 

※ 参照

リンクレポート - Search Console ヘルプ

 

site: 検索結果でのタイムラグ

Que.

新規記事を公開後、Search Consoleでインデックス登録されていることが確認されているのに、site: 検索をしても表示されません。

今年8月のGoogleのデータセンターの火災によるエラーでしょうか?

 

Ans.(金谷さん)

インデックスを確認するならsite:検索は参考程度として使っていただき、実際の詳しい分析はSearch Consoleで確認してください

データセンターの件は全然関係ありません。

 

私見:

「site:検索で表示されない=インデックスされていない」は昔からよくある勘違いですね。

Search Consoleで確認しましょう。

また、Googleのデータセンターの火災でインデックスが飛んだとなったら、Googleの根幹サービスなのだからもっと大きなニュースになってるでしょう。

(陰謀論を抱く人、疑心暗鬼になっている人は「Googleがミスを隠ぺいしているからだ!」と曲解しちゃったり。)

 

大量の作品詳細ページが検索結果から消えた

Que.

あるカテゴリにて数十万単位の作品詳細ページがGoogle検索結果から消えてしまった。

Search Consoleで該当URLを調査したところ、"URL is on Google"と表示されるが、実際の検索結果に表示されない。

Googleインデックス時に何らかの不具合が発生していると考えられますが、他に理由はありますか?

 

Ans.(金谷さん)

いただいたURLを確認しました。

全てセーフサーチの対象となるケースだったので、検索結果を確認した際のデバイス、ブラウザにてセーフサーチがONになっていたのではないでしょうか。

 

私見:

セーフサーチを設定していると、露骨な表現を含むコンテンツ(暴力、ポルノなど)は検索結果に表示されなくなります。

逆に言えばセーフサーチがOFFならば表示されるし、インデックスもされています。

 

※ 参照

セーフサーチを使用して露骨な表現を含む検索結果を除外する - Android - Google 広告 ヘルプ

 

noindex を設定したページでインデックス登録 

Que.

何年か前からrobots.txtでクロール遮断とnoindexの処理を入れているページがあるが、Search Consoleでインデックスされていることを確認できている。

なぜでしょうか?

 

Ans.(金谷さん)

いただいたURLを確認しました。

noindexが入っているページをGoogleはクロールできないため、noindexが入っていることを知らないが、外部からのリンクなどによってページを発見してインデックスしています。

但し、この場合はスニペット表示はされません。

対処方法としては一度robots.txtを解除してクロールさせるとよいです(noindexであることをGoogleに知らせる)。

 

私見:

robots.txtとnoindexの両方を設定しておけば完璧と思いがちだし、そもそもクロールがこなければ良い、ページやディレクトリ単位でそれが設定できるrobots.txtを使えば良くね?って思いますよね。

先ずは「Google(クロール)に該当ページはnoindexです」と知らせないといけないことを覚えておきましょう。

 

※ 参照

noindex を使用してインデックスから除外する | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

 

同じ動画コンテンツでのインデックス処理の差

Que.

2つのページに全く同じHTMLコードでYouTubeのショート動画を埋め込んでいますが、
Search Consoleを見ると、片方のページは動画がインデックスされ、もう1つのページは「ページ上で視認性の高い動画は検出されませんでした」と表示されます。

インデックスされるのと、されない結果に分かれる理由が分かりません。

 

Ans.(あんなさん)

いただいたURLを確認すると、どちらの動画もインデックスされていました。

インデックスやFetchに時間を要している可能性があり、また、Search Consoleのタイムラグの可能性もあります。

今一度確認してみて下さい。

 

私見:

タイムラグはどうしても発生するのは承知の上だけど、じゃあなんで同じモノでどっちが早い遅いがあるの?って更に考えちゃうやつです。

 

モバイルユーザビリティでエラーを検出

Que.

スマートフォン実機で確認すると問題ないのですが、Search ConsoleのURL検査で確認するとモバイルフレンドリーエラーが検出されます。

スクリーンショットを確認すると検出されたエラーの形で確認できます。

エラーを解消するにはスクリーンショットも問題ないカタチに修正する必要がありますか?

※該当サイトはダイナミックレンダリングです。

 

Ans.(金谷さん)

このサイトではJavaScriptなどがタイムアウトしているなどのエラーが見られました。

ダイナミックレンダリングのドキュメントを参考に修正してみてください。

もう一点、ダイナミックレンダリングは現在推奨ではないため、余力があれば別の実装に変更するのを考えるのも良いかなと。

 

ダイナミック レンダリングの概要と実装 | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

 

私見:

ダイナミックレンダリングのドキュメントにも書いてある通り、あくまで回避方法なので検索エンジンで生じる問題の根本的な解決策ではありません。

代わりに、サーバーサイドのレンダリング、静的なレンダリング、ハイドレーションのいずれかで解決することをおすすめします。

 

 

Publisher Policy関連の質問

バナー広告に隣接する「☓」ボタンの設置

Que.

バナー広告に隣接する形で「☓」ボタンを設置して広告の削除に誘導するアプリをたまに見かけます。

ポリシー違反にならないの?

 

Ans.(金谷さん)

設置自体はポリシー違反には該当しないが、設置方法にご注意ください。

「☓」ボタンが広告に近すぎて間違って広告をクリックしてしまう、偶発的なクリックを行う可能性が高いのでポリシー違反となる可能性があります。

ページ内に広告の削除リンクを含む項目を作っていただくのが良いです。

「☓」ボタンを使用することはあまり推めていません。

 

私見:

故意だろうとなかろうと、そういう設置をしているとそのサイト、サービスに嫌悪感を抱くだけでなく、表示されている広告すらも嫌悪感が飛び火するやつです。

こうした施策は巡り巡って「ネット広告は行儀が悪い」というイメージが更に高まるんですよね…

 

※ 参照

導入に関するガイドライン - Google AdMob ヘルプ

 

 

今年のまとめコメントと次回開催日

次回は2023年1月12日(木)の12時からの開催予定となっています。

 

(…ちなみに1月12日は、私の誕生日でもあります(笑))

 

また、今年最後のGoogleポリシーオフィスアワーだったため、2人からの2022年の振り返りコメントもありました。

 

あんなさん

コロナ禍で大変な状況でしたが、今年の後半からオフラインでもイベントも少しずつ増えてきました。

来年はみなさんと直にお会いしてお話しする機会が出来るといいなと思っています。

漫画コンテンツも公開して多くのご感想をいただいていますが、初心者の方にもわかりやすくメッセージを伝えていけるようなチャンネルにしていきたいです。

 

Search Central Live Singapore 2022

 

金谷さん

ポリシーオフィスアワーとなって、まだまだ質問が少ないように思われる。

AdSenseやAdMobのイベントではかなりの質問を受けるので社内などに広めてほしい。

モバイルフレンドリーアップデートも2015年、7年前の話です。

時代も変わってきています。

新しい方もたくさん入ってきていると思うので、基本的な情報の伝え方も変えていこうと思っています。

  • 良いコンテンツとは何かを突き詰めて考える
  • 良いコンテンツを評価できる客観的な判断力
  • 良いコンテンツをGoogleに伝える技術的な理解力

これらが総合的に必要になってきていると感じますので、今後は丁寧に切り分けてお伝えしていきたいと考えています。

 

※ Twitterにて金谷さんがオフィスアワーについて語っていますので、こちらも参照下さい。

 

 

Googleポリシーオフィスアワーでは質問も受け付けており、下記の質問フォームから質問を送ることができます。

質問フォーム(Google ポリシー オフィスアワー)

 

質問があれば積極的に送ってみましょう!

 

※ 前回のGoogleポリシーオフィスアワー

2022年11月24日のGoogleポリシーオフィスアワーまとめ及び私見 - 検索サポーター

 

2022年11月24日のGoogleポリシーオフィスアワーまとめ及び私見

久しぶりのブログの更新です。

 

今回は2022年11月24日に開催されたGoogleポリシーオフィスアワーのまとめを自身の復習も兼ねて書いてみます。

 

 

個人的に気になるトピックもあり、興味深いポリシーオフィスアワーでした。

それでは早速、行ってみましょう!

 

 

 

検索関連の質問

Indexing API拡張の経過報告

Que.

IndexingAPIを利用しており、200件から拡張したい。

リクエストを送っているが、リアクションが見られない。確認する方法はありますか?

 

Ans.(あんなさん)

サイトURLをいただいているので確認したところ、(既に)10月中旬にアップデートが行われております。

ご確認ください。

 

私見:

先ずIndexing APIについて説明すると、Indexing APIとはページが追加または削除されたときにサイト所有者からGoogleへ直接知らせるAPIです。

「URLを更新する」「URLを削除する」「リクエストのステータスを取得する」「インデックス登録の一括リクエストを送信する」などの機能があります。

ただ、Indexing APIはJobPostingが追加されたページ、またはVideoObjectにBroadcastEventが埋め込まれたページをクロールするためにのみ使用できるものです。

そうでない場合はもちろん、それ以外のページをクロールさせるためにもサイトマップ送信は行ったほうがよいのが私の意見です。

 

※ 参照

Indexing API クイックスタート  |  Google Developers

 

 

DiscoverやGoogleニュースに掲載されない

Que.

9月のコアアップデートを境にDiscoverやGoogleニュースに掲載されなくなった。
要因が掴めないので方針が立てにくい。

 

Ans.(金谷さん)

Discover自体に何かが発生しているわけではない。通常のアルゴリズムでの結果と言えます。

こうすれば必ずDiscoverに掲載される、ということはありません

いつもの話になってしまうが有用で信頼性の高い、ユーザーを第一にコンテンツを作りましょう。


私見:

個人的にはDiscoverをデリバリーの当てにするのはやめたほうが良いと思います。

どうやったら掲載されるか見当がつき辛いことをずっと考えて時間を使うぐらいなら、それ以外で自身でコントロール出来ること、コンテンツの改善はもちろん広告やSNSなど別の方法や施策に注力したほうが良いから。

掲載されたらラッキーぐらいの心つもりが良いですね。

 

※ 参照

有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

 

 

新規ページを公開後、反映までに時間がかかる

Que.

Sitemapが読まれて検索対象になるまで長すぎると感じる(1~3分)。競合他社はもっと早い。

Sitemap用のpingを送り始めましたが変化が見られません。

PubSubHubbubを利用すべきですか?

 

Ans.(金谷さん)

1~3分はかなり早い方です。

PubSubHubbubを使えば劇的に早くなるということでもないと思われる。

同じ話の繰り返しになりますが、コンテンツを改善しましょう。

 

私見:

確かに1~3分はかなり早い方。

もっと遅い、1日以上かかるとかならば問題かもしれないが、これ以上早くすることに労力をかける意味はほぼないと自分も思います。

競合より遅いから気になってしまうのでしょうが、他の施策に注力するのが良いですね

 

 

指定ドメインのサイトを表示させない

Que.

特定キーワードで検索した時に指定ドメインのサイトが表示されないようにできますか?

具体的には特定のキーワードで検索し、SEO表示画面でドメイン内のコンテンツが表示されないようにしたい。

 

Ans.(金谷さん)

急ぎの場合は削除リクエストを行い、コンテンツも削除。

noindex設定するのも一つの方法です。

 

私見:

検索流入した人、検索ユーザーにはコンテンツを見せたくないという意図だろうから検索結果に出さないnoindexが妥当でしょうね。

あと、質問の「SEO表示画面」という表現が気になりました。

これは勝手な予想だけど、言葉の定義が曖昧な人やそれに付随する曖昧な情報元を参考にしているのかなとも感じました。

検索=SEOではないし、何事も言葉の定義を正しく認識して使わないと齟齬が起こりやすいだけでなく間違って理解してしまいやすいので注意しましょう。

 

 

サイト全体を画像検索に出ないようにしたい

Que.

運営サイト全体を画像検索に出ないようにしたい。

robots.txtでプロックする場合、以下のようなブロックする設定で良いですか?

    User-Agent:Googlebot-Image
    Disallow:/

 

Ans.(金谷さん)

はい。その通りです。

 

私見:

robots.txtの設定、記述は意外と間違えやすいので下記の記事に記載されていることにも注意してみてください。

 

あなたも同じミスをするかも? robots.txtのミスで予想外のページをクロール禁止していた悲劇【SEO情報まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

 

 

モバイル検索結果でのサイト名表示

Que.

サイト名が正しく表示されることもありますが、「検索語句」「表示URL」次第で望ましくない表示になる。

 

Ans.(金谷さん)

URLの上にサイト名は必ず表示されるわけでなく(そうでない場合はドメイン名が表示される)、アルゴリズムも最近始まったばかりでまだ完全ではないので多少時間がかかります。

また、サイト内で表記が違う(大文字小文字の違いなど)場合、サイト名表示がブレることもあるので統一しましょう。

 

私見:

サイト内で表記が違う、大文字小文字はもちろん、アルファベット表記とカタカナ表記の両方が混在しているとか意外とありますよね。

見ているユーザーに余計な混乱を起こさせないためにもサイト内で統一させたほうが良いですね。

 

 

※ 参照

Google 検索でのサイト名 | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

 

 

よくある質問構造化データ内にリンク設置

Que.

よくある質問で構造化データを記述するにあたり、Answerテキスト内にaタグを含めたい。

このときにaタグのURLを相対パスで記述しても問題ないですか?

相対パスでも正常にリンク出来ているようですが確認です。

 

Ans.(金谷さん)

相対パスでも問題ありません。

ただし、構造化データはGoogle以外のサービスでも使われていますので、正確なURLを伝えるのであれば、絶対パスを使うべきです。

ちなみにゲイリーさんも絶対パスを推奨とのこと。

 

私見:

どっちが良いか悩むぐらいなら絶対パスです

絶対パスで表記する手間がないとか、ディレクトリを変えるためURLも変わるとかなら相対パスを選ぶこともあるかもしれませんが。

昔、内部リンク表記も相対パスよりも絶対パスで表記するほうがSEOに有利に働くという都市伝説もありましたね(これはどっちが優れているとか、SEOに有利とかはありません)。

 

※ 参照

構造化データでよくある質問をマークアップする | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

 

 

内部リンクによるページ評価引き継ぎ

Que.

以前Google社員の方より、内部リンクの「ページ評価引継ぎ」にてページ内に設置したリンクが1つであればそのリンクに100%、10個であればそれぞれ10分の1ずつ与えられる…という発言があったと記憶しています。

<a href="javascript:void(0)">と検索エンジンが辿れない形の場合も、内部リンクの「ページ評価引継ぎ」は発生していますか?

 

Ans.(金谷さん)

Google社員の方の発言がどこにあったかは知りませんが、事実ではありません。

内部リンクの貼り方や数もそんなに気にする事ではなく、それよりもユーザーの利便性で考えましょう。

javascriptで検索エンジンに辿れない形であれば、Googleのクローラーもどこにリンクしているかは分かりませんし、そうであれば内部リンクの「ページ評価引継ぎ」にも関係ないのではないかと。

そもそもそんなことは懸念することでもありません。

 

私見:

そんなことをGoogle社員が言うとは私も思わないけど、そういう(個人的な)見解で書かれたブログ記事は以前に見かけたことがあります。

「リンクを貼り過ぎるとページ評価も分散するから沢山貼ってはダメ」とか。

しかし、そんな記事を見たのはもう何年も前だし、内部リンクの貼り方や数はどのくらいが適切か?と考えて施策を行う時点で手段の目的化であり、それはユーザーのための施策ではないことは確かです。

じゃあ1ページ1リンクしかなくて、リンク先のページが評価が高くなっているのが絶対の真実か?と考えればそんなことはないと分かります。

どうしてもというならA/Bテストを行う、1リンクのみの場合と多数のリンクがある場合とで比較してみましょう。

 

※ 参照

A Guide to Google Search Ranking Systems | Google Search Central  |  Documentation  |  Google Developers

 

 

Publisher Policy関連の質問

今回は質問はありませんでした。

 

 

次回は12月22日に開催

次回は月に1回の開催で(通常は月に2回、隔週で行われている)、2022年12月22日(木)の12時からの開催予定となっています。

 

※ 追記:(2022年12月22日回)Googleポリシーオフィスアワー最新回

2022年12月22日のGoogleポリシーオフィスアワーまとめ及び私見 - 検索サポーター

 

Googleポリシーオフィスアワーでは質問も受け付けており、下記の質問フォームから質問を送ることができます。

質問フォーム(Google ポリシー オフィスアワー)

 

必ず取り上げられるとは限りませんが、今は質問が少ないとのことなので取り上げてもらえるチャンスかもしれません。

質問があれば積極的に送ってみましょう!

 

【告知】「販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術」が2019年4月2日に発売!

Webプロモーション、ネット戦略の教科書です!

新しい元号「令和」が発表されたこのタイミングで、私の4冊目の書籍が出版されます!


「販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術」が株式会社エムディエヌコーポレーションから2019年4月2日に出版、発売されます。

 

(本日はエイプリルフールだけど、嘘じゃありません!(笑))

 

販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術

販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。 小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術



今回の共著本は私を含めた7名で書かれた本であり、各章のテーマを各々の著者が執筆するカタチの書籍です。

 

私は「CHAPTER2 ランディングページ」を執筆しました。

 

CHAPTER2 ランディングページ

  • ランディングページの役割
  • ランディングページの目的
  • ランディングページを作成しよう
  • ランディングページに人を集める方法はいくつかある
  • ランディングページを分析しよう

 

ぜひ予約、購入していただけると幸いです!

 

書籍のコンセプト

本書は、「これ、ネットで盛り上げられない?」そんなことを考えたときにやれることを纏め、知識やノウハウをお教えするやさしい教科書です。

 

自社商品やサービス、ブランド、店舗の情報をネットで展開するためによく用いられる6つの王道手法、ランディングページ、リスティング広告、SNS、アフィリエイト、オウンドメディア、Googleマイビジネスについて具体例を織り交ぜながら説明しています。

 

是非、本書でこれらの手法の適性を理解し、適材適所で利用していきましょう!

ネットでの情報発信力が大きく向上すると言っても過言ではありませんよ。

 

こんな方におすすめの書籍です

  • あまり予算のとれない中で最大限にネットを活用したい方
  • 自社の商品やサービス・店舗をネットでアピールしたい方
  • 小さな会社の営業・広報・販促・マーケティング担当者

本書の構成

  1. Webプロモーションとは
  2. ランディングページ
  3. リスティング広告
  4. SNS・インフルエンサーマーケティング
  5. アフィリエイト・ブロガーマーケティング
  6. オウンドメディア
  7. ポータルサイト・Googleマイビジネス

 

共著者の紹介

ここで、本書の執筆に携わった著者の方々を紹介します。

 

池田 益己さん

株式会社ソシエタ代表取締役。

不動産デベロッパーのマーケティング事業部を経て会社を設立。都内の中小企業を中心にWebコンサルティングのサービスを提供しています。

 

Facebook:

https://www.facebook.com/masumikeda

 

田 美智子さん(@denmichiko

株式会社ヤッホーブルーイングのファンマーケター。ファンコミュニティのオーガナイズを手掛けています。

PRとコミュニケーションについて考えるコミュニティ「でんこラボ」の主宰です。

 

Facebook:

https://www.facebook.com/michiko.den

 

鈴木 利典さん(@suzukidesu_com

北海道に移住した元:鈴木こあらの人。現在はWebコンサルタント・アフィリエイターとして活動中で、多くの本を執筆しています。

ちなみに「プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんアフィリエイト」には、私も原稿を寄稿しました!

 

Amazon著者ページ:

 

藤村 能光さん(@saicolobe

サイボウズ株式会社のサイボウズ式編集長。

複業で事業会社のメディア運営を支援しつつ、オンラインコミュニティやサロンの活動にも参加し、会社以外の場所でゆるやかなつながりを結んでいくことに挑戦中とのこと。

 

note:

 

戎井 一憲さん(@ebyan2013

株式会社ALPHA代表取締役。

Googleマイビジネスを核にしたWebマーケティングのコンサルタントが得意で、「無料でカンタン! 儲かる飲食店に変わる「Googleマイビジネス」超集客術」を執筆しています。

 

Amazon著者ページ:

Facebook:

https://www.facebook.com/ebisui.kazunori

 

染谷 昌利さん(@masatoshisomeya

株式会社MASH代表取締役。

ブログ飯とかアフィリエイトの教科書とか書いてる人で、現在はブログメディアの運営とともに、コミュニティ運営、書籍の執筆・プロデュース、企業や地方自治体のアドバイザー、講演活動など、複数の業務に取り組んでいます。


Amazon著者ページ:

 


そして私、敷田憲司(@kshikidaを加えた7名にて、全員が精魂込めて執筆いたしました!

 

Amazon著者ページ:

 

本書が皆様のWebプロモーション、ネット戦略の目的達成、そして情報発信力の向上と推進の一助となれば嬉しい限りです。

 

「販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術」と「できるところからスタートする コンテンツマーケティングの手法88」
B5サイズよりちょっと大きい、変型判の書籍です(笑)

 

出版に携っていただいた全ての人に感謝

この書籍の出版に携っていただいた多くの方々、そしてこれから予約、購入していただける全ての方々に深く感謝いたします。


本当にありがとうございます!


…最後にもう一度だけ宣伝を。


販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。 小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術」は、2019年4月2日に発売です!


是非、購入していただけると幸いです。

 

※ 単行本

販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。 小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術

販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。 小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術

  • 作者: 敷田憲司,池田益己,田美智子,鈴木利典,藤村能光,戎井一憲,染谷昌利
  • 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
  • 発売日: 2019/04/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

※ Kindle版

販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。 小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術

販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。 小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術

  • 作者: 敷田憲司,池田益己,田美智子,鈴木利典,藤村能光,戎井一憲,染谷昌利
  • 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション(MdN)
  • 発売日: 2019/04/02
  • メディア: Kindle版
 

 

 
※ その他著書エントリー

【告知】「できるところからスタートする コンテンツマーケティングの手法88」が2018年11月20日に発売! - 検索サポーター

 

【告知】「できるところからスタートする コンバージョンアップの手法99」が2018年5月25日に発売! - 検索サポーター

 

【告知】私の単著「文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート」が2016年6月6日に発売されます! - 検索サポーター

 

【ブログ運営】2017年の「検索サポーター」及び私の活動のまとめ

2017年の大晦日、いかがお過ごしですか?

 

検索サポーター」の読者の皆様、今年も大変お世話になりました。

 

去年は単著「文章力を鍛えるWebライティングのネタ出しノート 日々の更新に使えるネタの考え方と書き方」を出版し、それが良いきっかけとなったようで、有難いことに仕事の依頼が増えました。

 

年が明けて今年になっても、良い流れのままに仕事に恵まれて多忙な毎日を過ごすことができましたが、その代償として自由な時間を作ることが難しくなり、当ブログの更新が滞ってしまっていました…

 

(月に1、2回更新の頻度にまで落ち込んでしまいました。)

 

また、個人事業主(フリーランス)になって今年で3年が経ちました。

 

「独立開業は3年以内に消える、廃業することが圧倒的に多い」と言われますが、その3年をなんとか生き残ることが出来ました!

 

4期目、5期目は更に仕事の幅を広げる、発展するべく色々なことに挑戦していきます!

 

(既に本業のWebとは関係のない仕事、スタートアップにも参画しています。企業、法人相手の仕事なので、ゆくゆくは私自身も法人化を目指していますが、その話はまた別の機会に。)

 

※ 追記:この話を別のエントリーに行いました。

【ブログ運営】2018年 新年のご挨拶と今年の仕事の抱負 - 検索サポーター

 

今年最後の当エントリーでは、2017年の当ブログの注目記事と活動についてご紹介します。

 

2017年の干支「酉」の写真

今年もお世話になりました。

 

 

2017年の「検索サポーター」注目記事

ここでは2017年にエントリーを行い、アクセス(ページビュー)が多かった、はてなブックマークやSNS(Twitter、Facebookなど)でも大きな反応を得たエントリーを抜粋してご紹介します。

 

今年は当エントリーを含めて僅か20個のエントリーでしたが、アクセスが大幅に減ることはありませんでした(正直に言えばほぼ横ばいでした)。

 

そんな20エントリーの中から、今年の当ブログの注目エントリーを一緒に振り返ってみましょう。

 

第3位:【SEO】Googleが検索品質評価ガイドラインを更新。攻撃的や不正確、ヘイトなコンテンツは低品質と扱われます

【SEO】Googleが検索品質評価ガイドラインを更新。攻撃的や不正確、ヘイトなコンテンツは低品質と扱われます - 検索サポーター

 

Googleの検索品質評価ガイドラインに追加された内容についてのエントリーです。

 

Googleは攻撃的や不正確、ヘイトを含めたコンテンツを低品質として扱うようチェックするということ、そのためにアルゴリズムの改善を進めているという内容です。

 

今後はユーザーの嫌悪感、怒りという感情を煽るコンテンツは良い検索評価を与えられなくなる、いわゆる炎上商法でアクセス数を稼ぐということが(Google検索に関しては)難しくなっていくと考察したエントリーです。

 

しかし、残念ながら現状はGoogleの言葉通りであると受け取る、認めるにはまだまだ難しく、ガイドライン通りの検索環境になるのはずっと先のことだと言えます。

 

(今でもネガティブな言及であっても被リンクとしてプラスに評価されてしまうからです。だからこそネガティブな場合はnofollowをつけて言及しましょう。)

 

評価するに値しないコンテンツへの一番良い対応はスルーすることです。「好きの反対は嫌いではなくて無関心」だからです。

 

酷いサイト、ブログ、そのエントリーを書いた著者を晒したくなる、酷いという事を喧伝したい気持ちはよく分かりますが、そんなことであなたの労力も時間も感情も無駄に消費されるのはもったいないことです。

 

(むしろそういう輩は「かまってもらってナンボ」なので、かまわないようにするのが一番なのです。)

 

第2位:【SEO】Googleがフェイクニュースや不快なコンテンツを低品質と扱う「アウルアップデート」を実施

【SEO】Googleがフェイクニュースや不快なコンテンツを低品質と扱う「アウルアップデート」を実施 - 検索サポーター

 

(第3位のエントリーにて)今後はユーザーの嫌悪感、怒りという感情を煽るコンテンツは低品質とみなされることをお伝えしましたが、真偽が疑わしいページ、いわゆるフェイクニュースについても低品質とみなす「アウルアップデート」が行われたことについてのエントリーです。

 

このアップデートは特に「お金」「健康」「安全」「法律」に関するコンテンツの質のチェックを強化するアップデートとして実施されました。

 

これは全世界に対応したアップデートでしたが、つい先日に行われた「健康アップデート」は日本独自のアップデートであり、これによって医療、健康系にて真偽が疑わしいサイト(ブログ)のコンテンツページのランキングが大幅下落したのは記憶に新しいことです。

 

この経緯から鑑みれば、健康アップデートと同じことが今後は他のジャンルにも適用される、つまり「お金」「安全」「法律」(いわゆるYMYL)についても同じことが行われるということが容易に想像できます。

 

(特に今は仮想通貨がとても盛り上がっていますが、あまりに度を越した事態や、社会的な問題、事件が起これば、Googleは確実にアップデートの対象とする、対策を行うと私は予想しています。)

 

第1位:【SEO】フレッドアップデートでアクセス激減?ユーザーに価値を与える情報、仕組みとなっていますか?

【SEO】フレッドアップデートでアクセス激減?ユーザーに価値を与える情報、仕組みとなっていますか? - 検索サポーター

 

去る2017年3月8日、9日にかけてGoogle検索にて大幅な順位変動が起こりました。

 

この現象は「Fred Update(フレッドアップデート)」と呼称され、ネット上では下落要因はリンク品質や掲載広告の数が要因ではないかという噂が飛び交いました。

 

(SEOを生業にしている私が言うのもナンですが)私はこういったアップデートが起こるたびにいつも思うことは『SEO(検索評価)は「ユーザーに価値を与える」からこそ伸びてくるものである』ということです。

 

(これも私がよく口にすることですが)SEOは集客の手段の一つであり目的ではありません。

 

そもそもGoogleは「ユーザーに価値を与えるコンテンツを評価する」という原理原則は一貫して変えていません。

 

SEOに限らず何事も「信頼という評価は積み重なっていくもの」であり、長期的に考えれば小手先の手段はあくまで一時的、だからこそ「小手先」で終わってしまうのです。

 

手段に振り回される前に、自分のサイト(ブログ)の目的は何かをハッキリさせれば、あなたがやるべきこと、意識するべきことが見えてきますよ。

 

 

2017年の主な出来事、活動報告

1.セミナーの登壇、出会い

ここからは私の2017年の活動についてまとめます。

 

今年は「実務に集中したい」という目論見で動いていたこともあり、対外的なイベントにはあまり積極的には参加しないスタンスで過ごしました。

 

よって今年はイベントにはあまり参加しませんでしたが、以下のイベントでは登壇、及びライトニングトークという形で参加しました。

 

【報告】セミナー「読まれる記事と実践的なSEO」に登壇しました - 検索サポーター

 

2017年4月22日、「読まれる記事と実践的なSEO」というセミナーに登壇いたしました。

 

私は「ペルソナと時系列に沿ったキーワード選定と記事の書き方」をテーマとして、お話しさせていただきました。

 

個人的にも仲の良い鈴木さん鈴木こあら@北海道民 (@suzukidesu_com) | Twitter)が開催するセミナーでは登壇者として参加することが多いです。

 

その鈴木さんも今は北海道に移住してしまったので、暫くは都内でのイベントが行われることはないでしょうが、もし北海道でイベントが開催されるなら喜んで参加いたします!

 


また、以下のイベントではライトニングトークにて登壇しました。

 

Google ウェブマスター向け公式ブログ: Google Dance Tokyo 2017 開催のお知らせ

 

今年も熱いライトニングトークあります! | WordCamp Tokyo 2017

 

2017ブロガーズフェスティバルLT大会登壇者が決定しました! #ブロフェス2017 : ブロガーズフェスティバル


「Google Dance Tokyo 2017」を皮切りに、「WordCamp Tokyo 2017」「2017 ブロガーズフェスティバル」と、隔週ペースで3連続ライトニングトークに登壇しました。

 

特に「Google Dance Tokyo 2017」では、GoogleにてSEOを語るという「釈迦に説法」とも言えることを行ってしまいました(笑)

 

今年はイベントにはあまり参加しなかったとはいえ、その少ない機会でもとても沢山の方と出会うことが出来ました。

 

(ここで全ての方をご紹介出来ないことをご容赦ください。)

 

私にとって今年も良い出会いに恵まれた年でもありました。

 

来年も色々なイベントに参加、登壇できるように鋭意努力、精進いたします!

 

2.寄稿、連載

昨年から始まったONE Marketing社のオウンドメディアの連載が今年で終了しました。

 

第1回:コンテンツSEOとは何か?
第2回:己を知る(自身のビジネスの個性、強みを理解する)
第3回:想定読者(ペルソナ)に読まれるコンテンツとは
第4回:ネタの探し方、視点、着想について
第5回:BtoBサイトのコンテンツと専門情報の相性の良さについて
第6回:キーワードから組み立てるWebライティング

 

他の媒体でも寄稿、連載を行っていますが(匿名かつ全てを紹介すると長くなるため割愛しますが)、今年は月5、6本平均でライティング案件を請け負いました。

 

3.Webサイト、ECサイトの構築、運用

特にメインの業務であるWebコンサルタント、サイト構築、運用案件では仕事の幅が予想以上に広がりました。

 

私の仕事は企業、法人相手がほぼ全てを占めていることや、東証一部上場企業とも直接仕事のやりとりをしている、請け負っていることもあって収入はかなり安定してきました。

 

しかし、相手からは今まで以上信用、信頼はもちろん、多くの仕事量を請け負って欲しい、求められているとも感じています。

 

また、最近はWebとは関係のない仕事、スタートアップにも参画しています。

 

現状ではどうしても「私一人の属人的な仕事」であるため、これを発展させるべく外注化や組織的な仕事の進め方を構築し、法人成りを計画して進めていきます。

 

 

2018年の干支「戌」の写真。

来年は「ワン」ダフルな一年になる予感!

 

2017年最後のまとめ

以上、私の2017年の注目記事と活動を紹介しました。

 

2017年はエントリー数が少なかったにも関わらず、今年もコンスタントなアクセス数を(特に検索流入で)記録しました。

 

雑記と違って扱っているテーマが恒久的なニーズがあるからこそ当ブログ読まれ続け、結果的に専門性、権威性も増すことで当ブログが評価されていると私は考えています。

 

このようなエントリーを着実に積み重ねていくことこそがサイト、ブログ運営の成功の秘訣です。

 

もちろんネット上だけでなくリアルな場でも仕事を通して信用、信頼を重ねることも大切です。

 

(むしろこちらがしっかりしているからこそ、ネット上の活動もしっかり行う事が出来るのです。)

 

ネットも立派なリアルな場の一つであり、どちらも真摯に活動していく。

ただこれだけの事を私は今までも、そしてこれからも続けていきます。


それでは最後に。

今年も大変お世話になりました。

来年もご贔屓のほど、よろしくお願いします!

 

※ 2016年の注目記事まとめ

【ブログ運営】単著の出版など大きな動きのあった2016年「検索サポーター」まとめ - 検索サポーター

 

【SEO】Google「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」を改訂(2017年版)

※ 2017/12/22:Googleの検索結果に表示されるスニペットの文字数が大幅に増え、日本語では120文字前後でしたが、約2倍の250文字前後となったことを追記。

 

去る2017年12月12日に、Googleの「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」が改訂されました。

 

※ 日本語版:

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

 

数年ぶりのガイド改訂ですが、以前のバージョンと比べても大幅な内容の変更はありません。

 

むしろ基本的な内容に限れば今までとほぼ同じ内容になっています(基本的なことだからこそ変わることはないのだとも言えますが)。

 

今回のガイドにて変わったのは以下の項目で、現状のWebメディアに則した記述が今回のガイドから新たに追加されています。


(検索結果に表示される内容が微妙に変わったり、スマートフォンの普及によりモバイルフレンドリーであることが求められているからと言えますね。)

 

  • コンテンツを最適化する
  • 構造化データマークアップを追加する
  • サイトをモバイルフレンドリーにする


また、ガイドには各項目別に「おすすめの方法」と「避けるべき方法」について具体的な例が挙げられています。

 

SEOをこれから勉強しようという初級者の方だけでなく、既にある程度は理解している中級者の方、いや、全ての方が是非ご一読することをおススメすると共に、このエントリーでは「コンテンツを作る上で私自身が気を付けている項目、意識している施策」かつ「誰にでもすぐに取り組める容易な施策」についてご説明をいたします。

 

 

Googleにユーザーと同じようにページを認識してもらう(Fetch as Google)

Googleにコンテンツページのレンダリングとインデックスの登録(検索結果に登録する)を実現するためには、JavaScriptやCSS、画像ファイルなどへのアクセスをGooglebot(クローラー)に許可する必要があります。

 

robots.txtにて関連するファイルへのクロールの許可を行わない場合は、クローラーとユーザーで表示されるコンテンツ内容が違ってしまうため、コンテンツページのレンダリングとインデックス登録のどちらも阻害することになってしまいます。

 

【Google】CSSやJavaScriptのクロールをブロックするとSEOに影響 - 検索サポーター

 

このような場合は「Fetch as Google」を使うことを推奨します。

 

「Fetch as Google」はクローラーがJavaScript、CSS、画像ファイルを正しくクロールしているのかを確認することが出来るのです。

 

しかし、「Fetch as Google」と言うと、誰もが「即座にGoogleのインデックスに登録するためのツール」だと捉えている、その用途として使用している人が大多数でしょう。

 

正確に言えば「Fetch as Google」はすぐにインデックスを行うものではなく、「あくまで検索評価のリクエストを送信を行うもの」であり、「コンテンツページのレンダリング確認を行うためのツール」でもあるのです。

 

【SEO】Fetch as Googleの機能「取得してレンダリング」でサイトが正しくクロールされているかを確認しよう - 検索サポーター

 

【SEO】「Fetch as Google」はすぐにインデックスするものではなく、リクエスト送信をするだけのものです - 検索サポーター

 

よって、コンテンツページを大幅に修正した場合は「Fetch as Google」を行ってレンダリング確認を行うと共に、検索評価リクエストを行うことを私はおススメします。

 

検索結果に適したタイトルとスニペットを作成する(タイトルとdescription)

これはもう言わずもがなですね。

 

コンテンツページのタイトルとスニペット(特にdescription(概要、要約文))は検索結果に表示されるのですから重要な要素です。

 

特にタイトルは検索クエリとの関連性よって強い検索評価となります(ランキングシグナルとされています)。

 

そしてdescriptionは、検索評価には繋がらない(ランキングシグナルとして評価されない)とはいえ、「検索ユーザーを引き込む(検索結果からユーザーに選んでもらう)」には大きな影響を与えます。

 

なぜならば検索結果にはタイトルとdescriptionが表示され、検索ユーザーは検索結果に表示された情報を元にしてコンテンツページの内容を(自分が求める情報があるかを)想像し、閲覧するかどうかを判断するからです。

 

【SEO】タイトルとメタディスクリプションから検索流入を増やす「SEOの基本」 - 検索サポーター

 

特にdescriptionは「面倒くさいから」という理由で設定していなかったり、設定していなければGoogleが自動でコンテンツの文頭や検索クエリに応じたコンテンツの該当部分を抜き出してくれるため、あえて設定を行わない人も多いものです。

 

しかし、全く見当違いの文章がピックアップされているなんてこともよくあることです。


それが原因で検索流入を減らしているのであれば、コンテンツ内容を一番知っている自分がまとめた概要、要約文がdescriptionに表示されるほうがまだよいでしょう(とはいえ、自分が設定したdescriptionが必ず設定されるとは限りません)。

 

更に言えばコンテンツ内容を短く分かりやすい文章にまとめることは、日常で文章を書く、使う際にも応用できるので文章力の向上に繋がります。


(これはSEOというよりはライティングスキルが身につくという副次的な効果ではありますが。)

 

【SEO】検索スニペットに表示するメタディスクリプションは検索流入を増加させる - 検索サポーター

 

ちなみに私はタイトルは「極力30文字以内かつ検索意図のキーワードを入れる」、descriptionは「120文字250文字以内に収め、意図に対する答えを盛り込む」ことを常に意識しています。

 

【追記】

Googleの検索結果に表示されるスニペットの文字数が大幅に増えました。

日本語では120文字前後でしたが、約2倍の250文字前後となったので、これからは250文字を目安にしてdescriptionを作成しましょう。

Google: Fundamentals of writing meta descriptions don't change with longer search snippets

 

(descriptionに文字数の制限はありませんが、スニペット表示ではデバイスの検索結果表示に合わせるため、必要に応じて文章が切り捨てられてしまいます。よって最初からPCでの表示に合わせた250文字を目安にして、自分でまとめた文章を設定するとよいという考えです。) 

 

URLの使用方法を理解する(ナビゲーションと分かりやすいURL)

サイトのナビゲーションはユーザーに必要な情報が掲載されているコンテンツページをすばやく見つけてもらうためにも重要な機能です。

 

たとえ検索流入によって最下層のコンテンツページからユーザーが流入したとしても、カテゴリ分けされた上位ページや、関連情報が掲載された別のコンテンツページを容易に辿ることが出来るとユーザビリティは向上します。

 

それを実現するべくグローバルメニューはもちろん「パンくずリスト」などのナビゲーションを設置すれば、サイト内での閲覧ユーザーの移動が容易となり、結果的に滞在時間、PVが増えることにもなるのです。

 

また、SEOを考慮してサイトのディレクトリ階層とURL表記を合わせることを強く意識するかも知れませんが、実はこの施策によって検索評価が上がるということはありません。

 

URLの長さは検索順位(ランキング)に影響を与えず、ディレクトリ階層が浅い(上位のページである)からといって検索評価が上がることもないのです。

 

これは「ディレクトリ階層」と「リンク階層」を同じものだと捉えることで起きる勘違いです。

 

SEOというよりは「ユーザーへの分かりやすさ」を求めた施策と言えます。

 

※ ディレクトリ階層とリンク階層の違いの説明については以下のページをご参照ください。

【SEO】URLのディレクトリ階層はクロールとインデックス、SEOにて影響を与えることはない - 検索サポーター

 

更にURLについて言えば、「日本語URLとアルファベットURLはどちらがSEOで有利なのか?」という議論もありますが、SEOにてどちらが有利であるということはありません。

 

【SEO】日本語URLとアルファベットURLはどちらがSEOで有利なのか? - 検索サポーター

 

ただし日本語URLだと英数字・記号に変換される(エンコードされる)環境も多い(SNS上では変換されて表示される)ので、私は個人的には英単語表記でのURLをおススメします

 

どちらにしても理解できない単語が含まれている(無機質な文字と数字の羅列による)極端に長く暗号のようなURLはユーザーを困惑させます。

 

(これはナビゲーションのカテゴリやタグにも言えることです。明解かつ端的な言葉(ワード)を使って分類を行いましょう。)

 

ナビゲーションもURLも、SEO云々よりは「ユーザーに情報を容易に伝えることが出来る」言葉、表現を心がけることがよいでしょう。

 

リンクを上手に使う(nofollow)

適切なリンクの設置は外部、内部リンクに関わらず、SEOではプラスに評価されます。

 

そのリンクがある(情報を紹介する)ことでユーザーに有益な情報を提供することはもちろん、リンク先のコンテンツページがリンクを貼ったコンテンツページと密接に関係するものであればあるほどコンテンツページの情報の価値を高めることにもなるからです。

 

【SEO】関連記事へのリンクでユーザーに良質な情報を提供することは結果的にSEOでプラスとなる - 検索サポーター

 

ただし、手段を目的にしてしまって「リンクを貼ればよい」となってしまうと全く意味がありません。

 

関連性がないリンクを大量に貼るのは逆にスパムだとみなされて、SEOではマイナスとなることは言わずもがなです。

 

特に外部リンクについては被リンク、発リンクともnofollowの概念をしっかりと理解する必要があります。

 

【有料リンク】広告(PR活動)リンクはしっかり「nofollow」をつけましょう - 検索サポーター

 

ここで間違わないで欲しいことは、Googleはリンク売買を禁止しているわけではないという事です。

 

「広告(PR活動)」としてのリンクは「rel="nofollow"」属性を入れ、検索エンジンにその旨を認識させることは認められています。


(だからこそアフィリエイトのリンクなどはnofollowを使うことが求められているのです。)

 

また、低品質のリンクがウィジェットに埋め込まれたまま様々なサイトへ配布されているケースについても注意が必要です。

 

自分の意志で行っていることではないとはいえ、nofollowが使われていないウィジェットを使うことでペナルティを受けるのは自分自身のサイトですから極力使わないようにしましょう。

 

【SEO】nofollowでないウィジェットリンクはスパムとみなすことをGoogleが改めて通告 - 検索サポーター

 

宣伝目的や、あるサイトに否定的に言及すると共に自身のサイトへの評判、検索評価をそのサイトには与えたくない場合などはnofollowを使いましょう。

(後者については言及すらしない、スルーするのがベストではありますが…)

 

特に外部リンクについてはnofollowの概念をしっかりと理解し、適切に使用することを心がけてください。

 

画像を最適化する(alt属性)

画像ファイルに分かりやすいファイル名を付けて、alt属性の説明を入力する。

これももう言わずもがなな施策です。

 

alt属性を使用すると、何らかの理由で画像を表示できない場合の代替テキストを指定できるのはもちろん、目が不自由な人などが使う読み上げソフトでは、画像の説明のためにalt属性を読み上げてくれます。


(altはalternative、つまり「代替」なのです。)

 

SEOに有効だからと考えるのではなく、ユーザビリティの向上のため、画像情報を過不足なく伝えるために設定するものだと考えれば理解できる施策です。

 

(そう考えることが出来たなら目が不自由な人に「alt属性に上位表示させたい複数のキーワードを盛り込んだテキスト」を聞かせることがいかにユーザービリティを損なうか、スパム行為であることかが分かるでしょう。)

 

【SEO】alt属性は「画像を端的に説明するテキスト」にする - 検索サポーター

 

このalt属性もdescription同様に「面倒くさいから」という理由で設定されないことが多いのですが、何らかの理由で画像が表示されない場合の説明としてユーザーにとって有効であると考えれば、ないよりはあったほうがよいと結論付けられます。

  

サイトをモバイルフレンドリーにする(MFI)

モバイルファーストインデックスを意識したモバイルフレンドリーについて。

 

本日、Googleはモバイルファーストインデックス(MFI)について(Googleの現在のクロール、インデックス登録、ランキングのシステムをモバイル版にシフトすること)についての情報を発表しました。

 

※ 参考:

Google ウェブマスター向け公式ブログ: モバイル ファースト インデックスに向けてサイトを準備するためのヒント

 

このようにGoogleがデスクトップからモバイルへと評価基準を変更を開始したのは前述の通り、スマートフォンの普及によるユーザビリティを考慮した場合、モバイルフレンドリーであることが世の中から求められているからだと言えます。

 

MFIが騒がれ出した去年の時点で既にGoogle検索の半分以上がスマートフォン、かつ、モバイル検索の3分の1はローカル検索(現在地や特定の地名)に関連するものだと言われていました。

 

【SEO】Google検索の半分以上がスマートフォンで、モバイル検索の3分の1はローカル検索(現在地や特定の地名)に関連 - 検索サポーター


更には去年の時点でモバイル検索の20%が音声検索だということも言われています。

 

(Google Homeなどの音声入力デバイスが増えてきていることを鑑みれば、今のこの変化も然るべきことだと言えますね。)

 

【SEO】今やモバイル検索の20%が音声検索。ハミングバードがより重要に - 検索サポーター

 

レスポンシブデザインを採用しているサイトやデスクトップ版と同等のコンテンツとマークアップをすべて含んでいるサイトに関しては特に何もする必要はないということではありますが、MFIに向けて準備することは「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」とほぼ同じ説明となっています。

 

よってデバイスこそ変われど、行う施策は「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」とほぼ変わらないのです。

 

モバイルユーザーにとって何が有益なサイト構成か、コンテンツページなのかを考えて、上記の施策で自身のモバイルサイトに足りないものは何かを探して実施しましょう。

 

女性が手を合わせて感謝しているイラスト

神は細部に宿る。

 

検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド まとめ

このエントリーで紹介した施策はあくまで「コンテンツを作る上で私自身が気を付けている項目、意識している施策」かつ「誰にでもすぐに取り組める容易な施策」ではありますが、SEOとしても的を外しているということはないと自負しています。

 

私の好きな言葉に「神は細部に宿る」というものがあります。


この僅かながらの小さい作業や心がけが、ユーザーの利便性を考えた施策が結果では大きな差となって現れる。私はそう確信しています。

 


最後にもう一度まとめます。

 

  • コンテンツページを大幅に修正した場合は「Fetch as Google」を行ってレンダリング確認を行うと共に、検索評価リクエストを行う
  • タイトルは「極力30文字以内かつ検索意図のキーワードを入れる」、descriptionは「120文字250文字以内に収め、意図に対する答えを盛り込む」ことを意識する
  • ナビゲーションもURLも「ユーザーに情報を容易に伝えることが出来る」言葉、表現を心がける
  • 外部リンクは「nofollow」の概念をしっかりと理解し、適切に使用する
  • 「alt属性」はユーザビリティの向上のため、画像情報を過不足なく伝えるために設定する
  • MFIは(レスポンシブであれば特に気にはしないが)モバイルユーザーにとって何が有益なサイト構成か、コンテンツページなのかを考えて自身のモバイルサイトに足りない施策を実施する

 

以上の施策を是非参考にして、(出来ることならばただ実施するのでななく)アレンジして実施することで「あなた自身のノウハウ」にして下さると幸いです。

 


※ 参考:

【SEO】Google社員のアドバイス「SEOでやるべき&やってはいけないこと」 - 検索サポーター

 

【SEO】Googleは使っていない指標のMozドメイン・オーソリティを気にする必要はない

Mozが提唱している「Domain Authority(ドメイン・オーソリティ)」という指標をご存知でしょうか?

 

この指標は、同じくMozが提供している「Open Site Explorer(オープン・サイト・エクスプローラー)」というバックリンクを調査するツールにて、サイト全体の強さ(ドメインパワー)を表すものとして提供されている数値です。

 

また、このツールではサイト全体だけでなく、ページ単位での強さを表す「Page Authority(ページ・オーソリティ)」という指標も提供されています。

 

このツールを使って自身が管理するサイトやブログのドメインパワーを計っている、計ったことがある方も多いのではないでしょうか。

 

ただしこの数値、残念ながらGoogle自身が所持している、計測しているドメインパワーと呼ばれる指標とは同じものではありません。全く違う指標です。

 

つまり、Mozが提唱しているドメイン・オーソリティで高スコアだったからといって、その数値のままGoogle検索でのランキング、SEOの強さを示す数値ではなく、サイト全体やコンテンツページの質の高さを表す数値でもありません。

 

【SEO】ドメインオーソリティが低いから低品質?更新頻度が高いから低品質とは限りません - 検索サポーター

 

2人のGoogle社員が何でも答えてくれた――フレッドアップデート、PWA、重複コンテンツペナルティ、機械学習などなど #SMX West 2017 | 海外SEO情報ブログ

 

しかしながら多くの方(特にブロガー)が、Mozのドメイン・オーソリティをなぜか重要視している(それを推奨する、喧伝するようなブログ記事も溢れている)ので、このエントリーにて指摘、かつ、正しい説明を行おうと思います。

 

重要なポイントは…

  • Googleも明確に否定している
  • 数値を上げることが本来の目的ですか?
  • その数値は拘るべき指標ですか?

 

女性が失敗して「てへぺろ」しているイラスト

それ、Googleのドメインパワーとは違うものですよ。

 

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【SEO】クロールされたページ数が多いとSEO効果が現れる?いいえ、クロール数ではありません

サイトやブログにて検索順位を上げるには「毎日記事を更新すること」だとはよく言われますが、そこに(相関関係は多少あっても)因果関係は全くありません。

 

以前に「【SEO】更新頻度は検索順位には影響しない。頻度よりも大切なものとは?」というエントリーで説明したように、インデックス(検索エンジンのデータベースに格納されること)とコンテンツの質の評価(検索順位が決まり、検索結果に表示されること)は別のものです。

 

【SEO】更新頻度は検索順位には影響しない。頻度よりも大切なものとは? - 検索サポーター

 

また、「Fetch as Google」でも同じことが言えます。

 

「Fetch as Google」は、あくまでインデックス登録への検討を(即座に)お願いしますというリクエストをGoogleに送信するだけのものであり、やはりインデックスとコンテンツの質の評価は別のものなのです。

 

(最近は「Fetch as Google」を行うと即座に検索結果に表示される、むしろそうなることが多いためよく勘違いされる、誤解されていることが多いですが。)

 

【SEO】「Fetch as Google」はすぐにインデックスするものではなく、リクエスト送信をするだけのものです - 検索サポーター

 

よって、「毎日記事を更新することは検索評価を上げる」のではなく、「毎日記事を更新することは評価機会が増えるだけ」だと言えます。

 

(SEOに関してはあくまで相関関係はあっても因果関係ではないことが分かりますね。)

 

しかしながら、とあるブログの記事では「1日あたりのクロールされたページ数の平均が60~80程度ぐらいになると、SEOの効果が現れると言われています」という、完全に間違っている、出所が不明な情報が喧伝されていました。

 

肝心の記事内容も所々誤っている記述が多く、説明不足な点が多いので私はこのエントリーにて指摘、かつ、正しい説明を行おうと思います。

 

重要なポイントは…

  • クロールされたページ数が多いとSEO効果が現れる?
  • それでも「毎日記事を更新すること」が喧伝されるのはなぜか?
  • 検索流入は検索クエリに依存する

 

ノートをとっている女の人のイラスト

それ、どこから仕入れた情報ですか?

 

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【書評】「できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240」でアクセス解析を向上させよう!

※ 私の読みたかった、欲しかった書籍「できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応」を、出版社(株式会社インプレス)より献本いただきました。その書評エントリーです。


今日はいつもと違い、当ブログでは初の試みとなる書評エントリーを書いてみます。


サイト(ブログ)を運営している方であれば、ほぼ導入しているであろうアクセス解析ツールのGoogleアナリティクス。

 

(もちろん私も当ブログはもちろん、管理、運営してるサイトには全て導入しています。)

 

しかし、Googleアナリティクスを導入してはいるものの、チェックしているのは日々のPV数、検索キーワード(クエリ)ぐらいという人は多いのではないでしょうか?

 

もっと使いこなしたい、色々な観点からデータを分析してサイトのアクセス数を増やしたいと思ってはいるけれど具体的にどうすればよいか分からない…

 

また、多くの書籍は初心者向けの基本的な操作方法は書かれているけれど、自分が望むサイトの改善案につながることは書かれていない…

 

そのような思いを抱え、もどかしく感じている人も多いのではないでしょうか。

 

そんな悩みを解消してくれる、ぴったりの書籍が「できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応」です。

 

私ももう一度しっかりとアクセス解析を学びたい、Googleアナリティクスの操作を復習したいという気持ちで本書を手にしました。

 

本書の特徴は…

  • 「知りたいこと」基準で調べることができる
  • Googleアナリティクスをもっとうまく活用することができる
  • マーケティングを知ることで正確な分析が行える
  • 緻密な分析を行いたい人にはおススメ

 

使えるワザが沢山あります。:書籍の表紙の写真

使えるワザが沢山あります。

 

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【SEO】検索スニペットに表示するメタディスクリプションは検索流入を増加させる

タイトルとメタディスクリプション(概要、要約文)は検索流入(SEO)において、とても重要な要素です。

 

なぜならばタイトルは検索クエリとの関連性が検索評価に繋がる(ランキングシグナルとして利用されている)ことはもちろん、メタディスクリプションは検索評価には繋がらない(ランキングシグナルとして利用されていない)とはいえ、「検索ユーザーを流入させる」には大きな影響を与えるからです。

 

(検索ユーザーは検索結果に表示されたコンテンツページの「タイトル」と「メタディスクリプション」を見て判断する、すなわち、検索スニペットを訪問先ページを選ぶための材料としているからです。)

 

これについては以前から当ブログに限らず、多くのSEO系サイトのコンテンツにて、SEO(検索流入)を考えるにはとても重要であると説明がなされています。

 

【SEO】タイトルとメタディスクリプションから検索流入を増やす「SEOの基本」 - 検索サポーター

 

それを裏付け、かつ、ユーザーに役立つ検索スニペットにするために適切なメタディスクリプションを設定することを推奨した記事が「Googleウェブマスター向け公式ブログ」にて公開されました。

 

Google ウェブマスター向け公式ブログ: ユーザーに役立つ検索スニペット

 

この記事ではDMOZの終了に伴い、GoogleがスニペットにDMOZのリスティングを使用停止したこと、そして適切なメタディスクリプションを設定することがより重要であると書かれています。

 

では、実際にどのようなルール(方法)でメタディスクリプションを設定すればSEO(検索流入)で有効に働くのでしょうか?

 

私の考えを含めてご説明いたします。

 

重要なポイントは…

  • 最適なメタディスクリプションの内容と文字数は?
  • 制限文字数内にまとめることはライティングスキル向上に繋がる
  • 私なりのメタディスクリプションの作成方法

 

単純明快であること。:スマホを持って微笑んでいる女性のイラスト

単純明快であること。

 

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【SEO】Googleがフェイクニュースや不快なコンテンツを低品質と扱う「アウルアップデート」を実施

一カ月前に炎上を狙うコンテンツや不快なコンテンツ、嫌悪感を煽るコンテンツは低品質とみなされ、検索評価(検索順位)が上がりにくくなるどころか検索結果に表示されにくくなると当ブログでお伝えしましたが、正にその実現に向けてGoogleが検索順位アルゴリズムを改良した(アップデートを行った)ことが発表されました。
 

「Project Owl(プロジェクト アウル)」と呼称されたこのプロジェクトによって行われたアップデートは、「フェイクニュース」や「不快な、嫌悪感を煽るコンテンツ」を検索結果に表示するべきではないものと定めました。

 

特に「お金」「健康」「安全」「法律」に関するコンテンツの質のチェックを強化するアップデートとしても実施されています。

 

今回のアルゴリズム改善によって影響を受けるのは現在の検索トラフィック全体の僅か0.25%程度だと発表されていますが、これはあくまで始まりでしかありません。

 

前述のような低品質なコンテンツ対策としてGoogleが改善に本腰を上げたといっても過言ではないのですから、今後は精度も上がり、対象も広がっていくことは容易に予想できます。

 

※ 英語版

Our latest quality improvements for Search

※ 日本語版

Google ウェブマスター向け公式ブログ: Google 検索における最新の品質向上について


また、今回のアップデート(便宜上「アウルアップデート」と呼びます)は、ただ検索アルゴリズムを改善したというものではありません。

 

どのようなものなのかを以下に解説いたします。

 

重要なポイントは…

  • Googleは信頼でき、関連性の高い情報を提供するだけ
  • 新しいフィードバック機能の提供
    • 1.オートコンプリート(サジェスト) 
    • 2.強調スニペット
  • RankBrainが更に貢献していくか?
  • 信頼という評価は積み重ねるもの

 

スマホ片手に悩んでいる男性のイラスト

 これ、正しい情報なのかな…?

 

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【SEO】Googleが検索品質評価ガイドラインを更新。攻撃的や不正確、ヘイトなコンテンツは低品質と扱われます

これからは炎上を狙った、嫌悪感を煽るだけのコンテンツページの検索評価(検索順位)は上がりにくくなるどころか、検索結果に表示されにくくなります。

 

そう思わせる基準がGoogleの検索品質評価ガイドラインに追加されました。

 

※ Google 検索品質評価ガイドライン

https://static.googleusercontent.com/media/www.google.com/ja//insidesearch/howsearchworks/assets/searchqualityevaluatorguidelines.pdf

 

今回ガイドラインに追加された内容は、Googleは攻撃的や不正確、ヘイトを含めたコンテンツを低品質として扱うようチェックするということ、そのためにアルゴリズムの改善を進めているという内容です。

 

特に攻撃的であったり、怒りを引き起こすコンテンツの品質チェックに関しては「検索クエリに関係なく評価する仕組みがある」ことが解説されています。

 

更に「人種差別につながる内容」や「なりすまし・フェイクニュース」、「広告売上だけのために作られた情報」なども低品質の対象となることも追加されています。

 

これらのことから分かるように、Google検索ではユーザーの嫌悪感、怒りという感情を煽るコンテンツページは良い検索評価を与えられなくなる、いわゆる炎上商法でアクセス数を稼ぐということが(Google検索に関しては)難しくなっていくと言えるでしょう。

 

※ 2017/4/7【追記】:Googleは検索結果においてのファクトチェック(事実確認)を、全世界で行う(更に拡大していく)ようです。

Fact Check now available in Google Search and News around the world

 

重要なポイントは…

  • 今はまだ真偽の判断は難しい状況か
  • 好きの反対は嫌いではなくて無関心
  • 信頼という評価は積み重なるもの(逆もまた然り)

 

PCを操作している男性のイラスト(今はまだ真偽の判断が難しい状況)

それ、ネタじゃないの?

 

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【SEO】フレッドアップデートでアクセス激減?ユーザーに価値を与える情報、仕組みとなっていますか?

去る3月8日、9日にかけてGoogle検索の大幅な順位変動が起こり、その影響は海外だけでなく日本でも数多くのサイトがその影響を受ける事態が起こりました。

 

(※ もちろん全く影響を受けていないサイトもあります。ちなみに私の管理しているサイトは全く影響を受けていないのですが、いくつかの検索クエリ(報酬が高いアフィリエイト系キーワード)で、大幅な変動があったことは確認できました。)

 

この大きな順位変動はGoogleのアップデートによるものだと騒がれ、海外でも話題となったのですが、Googleで特別に何か施策を行ったわけではなく、今回についても公式に発表は行ってはいません。

 

この話題に関して、GoogleのJohn Mueller氏は「毎日変えているよ」とTwitterで茶化していますし、同じくGoogleのGary Illyes氏も同じくTwitterで「今後はFredとでも呼ぼう」とツイートする程度にとどまっています。

 

このゲイリーさんのツイートから、ネット上では今回の順位変動が「Fred Update(フレッドアップデート)」と呼称されるようになりました。

 

 

つまり今回の順位変動(便宜上「フレッドアップデート」と呼びます)は、Googleが特別に何か施策を行ったアップデートではなく、Googleで日常に行われている検索エンジンのアルゴリズム更新と変わらないということが言えるだけなのです。

 

ただし、特別な事は行われてはいないにも関わらず、結果的には大幅な順位変動の影響を受けたサイトが多く、個人メディア、ブログでも影響を受けていることもあって、こうして多く騒がれているというのが事の真相です。

 

多く騒がれることで嘘か誠か色々な憶測も飛び交っていることも含めて、このエントリーでは今回のフレッドアップデートについて考察します。

 

重要なポイントは…

  • リンク品質や長文、広告数の多さが影響?
    • 1.リンク品質
    • 2.コンテンツが無駄に多い(長文)
    • 3.広告数の多さ
  • ユーザーに価値を与えることが大前提

 

女性がPCを見てウンザリしているイラスト

「フレッドアップデート?」そんなものはありません。

 

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【Google】日本語検索のみ品質評価アップデートを実施。求められる「愛」のあるコンテンツとは?

既にご存知の方も多いでしょうが、去る2月3日、節分の日にGoogleが日本のみ(日本語検索のみ)に対応した検索アルゴリズムの品質評価アップデートを実施しました

 

Google ウェブマスター向け公式ブログ: 日本語検索の品質向上にむけて

 

この品質評価アップデートによって、多くのキュレーションサイトの検索順位が下落したと報じられています。

 

(実際に対象となった(トラフィックが大幅減少した)とされるサイトとして、キュレーションサイトが挙げられています。)

 

キュレーションメディア“狙い撃ち” Google検索、アルゴリズム変更の狙い - ITmedia NEWS

 

既に2週間も前の出来事ですので情報提供としては遅きに失した感じではありますが、先日行われた「In-house SEO Meetup」が主催する「Google MFI Night」において、品質評価アップデートについて明らかになった事もありますので、特に重要だと思われる事項をまとめると共に、そこで語られた『コンテンツは「愛」』という言葉について、私なりの見解、考察を交えてお話しいたします。

 

高品質コンテンツに求められるのは"愛"――日本語検索独自の品質評価アルゴリズム更新についてGoogle社員が語った #inhouseseo | 海外SEO情報ブログ

 

重要なポイントは…

  • 品質評価アップデートはキュレーションサイトが対象なのか?
  • Googleは情報の真偽を判別していない
  • ページ単位だけでなくサイト単位でも評価される
  • オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトとは?
  • コンテンツ品質を向上させる「愛」のある対応とは?
  • 「愛」のあるコンテンツ作成の対応まとめ

 

ハートのクッションを持つ女性

愛だろっ、愛。

 

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【SEO】Googleのモバイル検索結果に「~に移動」というページ内のid属性(アンカーリンク)が表示可能に

※2017/1/20:検索結果のリンクの作成はid属性ではなく、アンカーリンクのテキストによって作成されます。記述ミスの部分を修正しました。

 

従来のGoogleモバイル検索では検索結果をタップすると、そのページの頭の部分から表示されるのですが、今回より検索クエリに該当するページ内にid属性(アンカーリンク)が割り振られている箇所があるならば、その場所に直接アクセス出来るリンクが検索結果に表示されるようになりました。

 

つまり、モバイル検索結果から検索クエリに適うページ内の該当部分に直接飛ぶことが出来る、閲覧できるようになったのです。

 

今まではユーザー自らそのページの頭から該当部分を探さなくてはなりませんでしたが、この機能によってその手間が省かれることはもちろん、検索結果のdescription(概要文)には検索クエリに適う文章が表示される可能性が高まることにもなるので、検索流入が増えることにも繋がります。

 

検索流入を増やす、SEO対策を考えるなら是非とも知っておきたい検索結果の仕様変更です。

 

重要なポイントは…

  • PCもモバイルでも既に導入済みであった
  • description(概要文)に「~に移動」というリンクが作られる
  • id属性を割り振る(アンカーリンクを設定する)
  • id属性を埋め込めばよいというものではない

 

PCとスマホを見ている2人の女性

PCでも既に導入済です。

 

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