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【SEO】Googleがコンテンツを邪魔するインタースティシャル、ポップアップの検索評価を下げるアルゴリズムを導入

※ 2017/1/13:アメリカで実際にインタースティシャルのペナルティにて、順位が下落したとされる例が書かれたエントリーへのリンクを追記しました。

 

以前より伝えられていたGoogleのアルゴリズム更新が先日(2017年1月11日)実施されました

 

これは「モバイル向けサイトにおいて、ユーザーがモバイル検索結果からコンテンツに簡単にアクセスできない(コンテンツの閲覧を邪魔する)ページの検索評価を下げる」というアルゴリズムであり、ついに更新、導入が行われたということになります。

 

つまり、インタースティシャルやポップアップなどの表示によって、ユーザーがコンテンツを閲覧することを阻害する(不都合を感じる)仕組みが導入されているページは検索評価が落ちる(検索順位が下落する)ことになります

 

モバイル向けサイトに広告を表示させるためにインタースティシャルやポップアップを採用しているサイト(ブログ)は多いものです。

 

今後はそのようなサイト(ブログ)のページの検索順位が落ちることになるということをしっかり認識しておきましょう。

 

【追記】

アメリカで実際にインタースティシャルのペナルティにて、順位が下落したとされる例が書かれたエントリーをご紹介します。

 

 

Google Intrusive Interstitials Mobile Penalty Hurting Some Site's Mobile Rankings Now

 

重要なポイントは…

  • 新しいランキング要素の影響を受けない手法もある
  • 検索クエリの意図は引き続き重要な要素です
  • モバイルファーストインデックス導入以降はどうなるか?

 

スマホを眺める男の写真

回避策はあるか?

 

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【SEO】ドメインオーソリティが低いから低品質?更新頻度が高いから低品質とは限りません

※ 2017/4/1:アメリカで行われたSMX West2017のセッションにて、Googleより「ドメインオーソリティーというシグナルは持っていない」という説明がなされました。

重要なポイントは…

  • 初心者は鵜呑みにしてはいけません
  • 「ドメインオーソリティが低いから低品質なブログ」?
  • 「多更新は無意味でありブログに最悪な影響を与える」?
  • 「リライトは大幅変更とする」?
  • 最後に「ユーザー目線」だと尤もらしく語っていますが…
  • 個人的な意見を言えば…

初心者は鵜呑みにしてはいけません

以前「リスティング広告は自然検索の順位に影響する」という都市伝説や、「リライトによるSEO対策は3000文字が必要だ」と根拠のないことを語っていたブログエントリーについて、私はその内容を否定したエントリーを書きました。

 

【SEO】いまだに語られるリスティング都市伝説と、ユーザーの検索意図を汲まない無意味なリライトと長文 - 検索サポーター

 


同様に、昨日は「ドメインオーソリティーが低いから低品質なブログだ」と一方的に決めて、他者のブログを見当違いな分析によって低品質だと論じていたエントリーを目にしてしまいました。

 

そのエントリーは初心者必見のSEO対策であるとタイトルに書いて煽っていましたが、そもそも初心者がドメインオーソリティーを知っている、理解も出来ているならばその時点でもう初心者ではありません。


更に言えば、ドメインオーソリティーをちゃんと理解して、かつ数値を上げるべく対策を考えて実行することは、初心者だけでなくある程度SEOのことを知っている、熟練している人であってもかなり難しいことです。

 

残念ながらそのエントリーをむしろ初心者が見て鵜呑みにしてしまうとSEOを誤解してしまう内容が書かれていました

 

そして肝心の内容も所々誤っている記述が多い、説明不足な点が多いので、私はこのエントリーにて指摘かつ説明を行おうと思います。

 

【2017/4/1:追記】

Googleより「ドメインオーソリティーというシグナルは持ってない」ということ、「サブドメインオーソリティも存在しない」という説明がなされました。

結論を言ってしまえば、ドメインオーソリティーはSEOに影響を与える指標ではないということです。

 

2人のGoogle社員が何でも答えてくれた――フレッドアップデート、PWA、重複コンテンツペナルティ、機械学習などなど #SMX West 2017 | 海外SEO情報ブログ

 

PCを見て怪しんでいる男の写真

それ、どこ情報?

 

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【SEO】アフィリエイトリンク然り、記事広告のリンクにもnofollowを付けましょう

※ 2017/2/9:多くのアフィリエイトサービスでrel="nofollow"属性の対応が実施され始めています。最大手のA8.net(エーハチネット)もタグの変更を、rel="nofollow"属性の対応が実施されたことを追記しました。

重要なポイントは…

  • それ、記事広告でなくてステマですよ
  • 記事広告は広告であることを明記し、リンクにもnofollowを付ける
  • 被リンクだけでなく、発リンクもペナルティを受けます
  • アフィリエイトや記事広告もちゃんと評価されます

それ、記事広告でなくてステマですよ

本題に入る前に、突然ですが質問です。

 

あなたのブログの目的は何ですか?

 

ブログを開設、運営する理由は人(ブログ)それぞれですし、最終的な目的も人(ブログ)によって違うものです。

 

好きなことを好きなように書きたい、有名になりたい(承認されたい)、PVを集めたい、ブログ運営で収益を増やしたい…など、様々な目的があるでしょう。

 

特に最近はブログアドバイザーやプロブロガーを名乗ってブログサロンを開設したり、自らの情報商材(有料記事含む)に誘引することでマネタイズを行っている雑記ブロガーが増えてきているなと感じています。

 

目的がそれぞれで違うのですから「これはダメだ」「これはいけない」などと一概には否定することは出来ませんし、赤の他人がそれを強制することも出来ません。

 

しかし、その目的を適える為に(特に自らの収益を増やすために)「あまり褒められることではない方法」を平気で行っているブロガーも存在します。

 

その方法とは、ズバリ「ステルスマーケティング(ステマ)」です。

 

自身のブログにて「信頼が第一」と宣いながら、確信犯だと言わざるを得ないコンテンツで自身の読者、ファンを欺く行為であるステマを平然と行っているタチの悪いブロガーが存在するのです。

 

今回はステマにならない(Googleからペナルティを受けない)よう、アフィリエイトリンク然り、記事広告のリンクにもしっかりnofollowを付けることについて説明します。

 

PCのきーぼーどキーボードを叩いている男の写真

邪悪なことをやっていませんか?

 

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【SEO】「ドメインの登録期間(ドメインエイジ)が長いほど上位表示に有利」ではなく「実績のあるドメインだから上位表示で有利となる」

重要なポイントは…

  • ドメインエイジは検索順位に影響を与えない
  • 実績のあるドメインだから上位表示で有利となる
  • 外的要因に頼るのもよいですが…

ドメインエイジは検索順位に影響を与えない

ドメインの登録期間(ドメインエイジ)は長ければ長いほうが良く、ドメインエイジはランキング要因でもある(検索順位に影響する)。

 

ドメインについてのSEO論を語ると、必ずと言ってよいほど語られることです。

 

実際にその都市伝説を鵜呑みにしてしまい「とりあえずドメインを取得しておいて、しばらく放置する(寝かせる)ことでドメインの価値を底上げしておこう…」と試みる人は結構います。

 

しかし、ドメインエイジはランキング要因としては使われていないことを過去にGoogleの社員が明言しており、つい最近もGoogleのジョン・ミューラー氏がその都市伝説を否定する発言を行ったことが『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「【よくあるSEO都市伝説】ドメイン名の登録期間が長いほど上位表示に有利 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「【よくあるSEO都市伝説】ドメイン名の登録期間が長いほど上位表示に有利」にて纏められていました。

 

なぜこんなにもドメインエイジが検索評価される要因である、SEOにおいて「有効な施策である」として語られているのでしょうか?

 

これは以前から中古ドメインを売買していた業者がページランクだけでなくドメインエイジも指標の一つとしていた、価値のあるものとして喧伝していたということが少なからず関係していると考えられます。

 

以前はページランクとドメインエイジを価値基準(評価基準)として中古ドメインの値段を決めている風潮があり、そのドメイン(サイト)から貼られる有料リンク(自演リンク元)の価値も比例して価値があるものだ(だから値段が高い)とされていました。

 

しかし、今やGoogleによって公開、提供されていたページランクは既に公開されなくなり(※注:リアルページランクは公開されずに更新され、今だに評価基準として使われていると言われていますが)、有料リンクもnofollow属性でなければスパムとみなされることになるため、表立って公開することもなくなりました。

 

※ ちなみにドメインエイジだけでなく、そのドメインの過去の履歴(アーカイブ)は下記のサイトにて「ある程度」は調べることが出来ます。

 

Internet Archive: Wayback Machine

 

今回のGoogleの発言を言葉通りに受け取れば、「ドメインエイジはSEO(検索順位)には影響を与えない」ということで結論つけられます。

 

(中古ドメイン業者やサーバ業者に限らず、「ドメインエイジは検索エンジンの順位における主要な要因の1つです!」といまだに書いている、喧伝しているサイトは沢山ありますけれども…)

 

【Google】ツールバーのページランクが完全に廃止。中古ドメインの売買に影響あり - 検索サポーター

 

時計を気にしている男の写真

「実のある」時間を積み重ねよう。

 

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【SEO】nofollowでないウィジェットリンクはスパムとみなすことをGoogleが改めて通告

伝えたいことは…

  • rel=nofollow”属性を指定する
  • 昔はブログパーツに仕込まれて流行った手法です
  • 手動対策をしっかり行う

rel=nofollow”属性を指定する

Googleは以前より「サイトのページランクを操作することを目的としたリンクを集めること(有料リンクなど)」について、厳しい態度(ペナルティを与えること)を徹底しています。

 

(有料でなくても「リンクを含んだPR記事を掲載すること」や、「自演での大量被リンク集め」も同様にペナルティが与えられます。)

 

Google ウェブマスター向け公式ブログ: PageRank を渡す有料リンクについて覚えておいて頂きたいこと

 

この問題を解決する(スパムとみなされないようにするため)には、有料リンクやPR記事のリンクには「rel=nofollow”属性を指定する」ことで、そのリンクは広告(PR活動)としてのリンクであることを検索エンジンに認識させる必要があります。

 

すなわち、「rel=nofollow”属性を指定する」ことでリンク先にページランクを渡さないリンク設定にする必要があるのです。

 

(このことについては以前にも当ブログでまとめています。ご参照ください。)

 

【有料リンク】広告(PR活動)リンクはしっかり「rel="nofollow"」をつけましょう - 検索サポーター

 

しかし、これが順守されていない(情報が正しく共有、認識されていない)からなのか、Googleは大量のキーワードを含むリンクや隠しリンク、低品質のリンクがウィジェットに埋め込まれたまま様々なサイトへ配布されているケースについて再び注意喚起を行っています。

 

Google ウェブマスター向け公式ブログ: ウィジェット リンクについて覚えておいて頂きたいこと

 

こうして再び注意喚起されるということは、最近になってまたそのスパム手法が増えてきた、ウィジェットを使っての不正行為が散見されているということでもあるのでしょう。

 

ウィジェットリンクでも不自然ならスパムとみなされる。

 

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【Google】ついに実施!Googleがペンギンアップデート4.0の公式発表を予定

※ 2016/9/23:Googleがペンギンアップデートを実施し、これからはリアルタイムで処理を行うコアのランキングアルゴリズムとすることを発表しました(今後はペンギンアップデートの公式な告知、報告は行われません)。

重要なポイントは…

  • 先週末もコアのランキングアルゴリズムのアップデートが行われましたが…
  • ペンギンアップデート4.0の対応策は?
  • 今後もアルゴリズムアップデートは恐れるに足らず!

先週末もコアのランキングアルゴリズムのアップデートが行われましたが…

もう忘れ去られてしまっていた、もう実施されることはないと多くの人が思っていたであろうペンギンアップデート4.0がついに実施されます!

 

Googleのオフィスアワーにて、ジョン・ミューラー氏が「ペンギンアップデート4.0について公式発表の準備を行っている」ということを明言しました。

 

 

昨年より何度も何度も実施することが伝えられていたペンギンアップデート4.0ですが、ことあるごとに「近々実施する」とだけ発表され、年が明けた2016年9月現在になっても実施はもちろん告知すらも行われていませんでした。

 

そんな中、先週末にGoogle検索にて大きな順位変動が起こったことで「ペンギンアップデート4.0が起きたのではないか?」と巷で予測がなされたのですが、これはコアのランキングアルゴリズムのアップデートであり、ペンギンアップデート4.0ではないという分析結果は発表されています。

 

Google: Penguin 4.0 Did Not Launch This Weekend

 

また、先週末のコアのランキングアルゴリズムアップデートの前には、ローカル検索のアルゴリズムについてもアップデートが行われたと言われており、この2つの連続したアップデートによって順位が大幅に変動したサイトも多く存在することで、ペンギンアップデート4.0ではないのか?とも予測されました。

 

(結果的にこれはペンギンアップデート4.0ではなかったのですが。)

 

Google Local Pack Results Algorithm Or Spam Update?

 

ちなみに私が管理しているサイト(ブログ)では、ほぼ変化はなかった(むしろ順位が微妙に上がった)のでさして気にしてはいなかったのですが、まわりでは検索順位が落ちたという話ばかりを見聞きしましたので、間違いなくこの2つのアップデートは行われたと言えそうです。

 

そして、この2つのアップデートと違うペンギンアップデート4.0が今後実施される予定であることがミューラー氏の口から語られたのですから、今後は更に検索順位の変動が起こることが予想されます。

 

実施する日時までは限定しませんでしたが、近日中に発表が行われ、実施されることは間違いないでしょう。

 

(さすがにここまで引っ張っておいて、公式発表で「やっぱり止めます…」なんて言うとは思えませんし、止めるのだったらわざわざ発表の準備をしているなんて言わないでしょうから。)

 

【追記】

2016/9/23にGoogleがペンギンアップデートを実施し、これからはリアルタイムで処理を行うコアのランキングアルゴリズムとなること、そして今後はペンギンアップデートについてはコメントを行わないことも併せて発表されました。

 

(ちなみにGoogleはコアのランキングアルゴリズム更新については、今までも告知は行いませんでした)。

 

Google ウェブマスター向け公式ブログ: Penguin が Google のコア アルゴリズムの一部になりました

 

 

キーボードを打っている男の写真

ペンギンアップデート4.0の対策は?

 

 

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【SEO】フッターリンクにSEO効果(リンクの価値)はない?乱用はスパムと判定されることもあり

フッターなどテンプレート部分はコンテンツとみなさない

フッターに設置しているリンクにSEO効果はあるのか?

 

そのような質問が投げかけられ、Googleのジョン・ミューラー氏が「詰め込み型のリンクは無視をする」と回答したことが『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「HTTPSでインデックス済みのURLをHTTPに戻すにはどうすればいいのか? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「キーワードを埋め込んだフッターリンクにSEO効果はあるのか?」にて纏められていました。

 

すなわち、フッターのリンクについてはGoogleはコンテンツの評価対象とはしていない、SEO効果はない(検索順位の評価に関係しない)ということです。

 

加えて言うなら、フッターだけでなくサイト(ブログ)のヘッダーや横カラム(サイドメニュー)にあるリンクもほぼ無視をされる、共通テンプレートとして貼られたリンクについてもSEO効果はないのです。

 

Googleは共通テンプレート部分にあるリンクは「そのページ固有のコンテンツ」とはみなしません。

 

これについてはGoogleのミューラー氏が過去に同じ回答を行っていますし、同じくGoogleのジネブ氏も「フッターやヘッダーなどサイトの全ページからのリンクは重視されない」と答えています。

 

【SEO】Googleはh1タグからメインコンテンツとして評価し、共通テンプレート定型文は評価に含まない - 検索サポーター

 

【SEO】サイト全体の共通テンプレート(ヘッダー、フッターなど)からのリンクは価値が低い - 検索サポーター

 

今回のようにSEO効果を期待してフッターにリンクを仕込む、逆に撤去をしたとしても、そのことで検索評価は上がらないというのがGoogleの結論です。

 

(「無駄なリンクのメンテナンスに時間を費やすのは意味がない」とも。)

 

 諸葛亮いわく「ほかにすることはないのですか」

 

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【SEO】外部リンクによるスパムを繰り返すとペナルティは永久に解除されなくなることもある

伝えたいことは…

  • ペナルティは繰り返すと重くなり、解除もされなくなる
  • 3回目ともなると解除は難しくなる?
  • ドーピングをしてまで順位を上げたいですか?
  • ネガティブSEO(逆SEO)でもペナルティを受けてしまう

ペナルティは繰り返すと重くなり、解除もされなくなる

Googleの手動による対策(ペナルティ)が解除されなくなってしまった…

 

そんな状況に陥ってしまっている原因は、外部リンクによるスパムを何度も行っているからかもしれません。

 

外部リンクによるスパムで受けるペナルティは回を重ねる度に重くなり、何度も繰り返すとペナルティそのものが重くなるだけでなく、永久に解除すらされなくなることもあるということが『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「AMPでは、ソーシャルボタンもサイドバーも広告もレコメンドも実現できる などSEO記事まとめ10+3本 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「不自然リンクのペナルティは回数が重なるとどんどん重くなる」にてピックアップされています。

 

検索評価(SEO)における外部リンク、いわゆる被リンクの価値は以前ほど絶対的な効果はなくなったとはいえ、それでも被リンクの数、質は今でも検索順位を決める上での要因の一つであることに変わりありません。

 

(理論的には被リンクなしでも検索1位を取ることは可能だとGoogleは発言しています。それだけ今は被リンクよりもコンテンツそのものを評価しているということです。)

 

【SEO】被リンクなしで検索1位を取ることは可能だが「良質なコンテンツ」は勝手に被リンク、拡散されます - 検索サポーター

 

そのため被リンクを集めるべくサテライトサイトをたくさん作り、そこから外部リンクとして被リンクを得る自演行為や、業者から有料リンクを買う(リンクを貼ってもらう)ことによってサイト評価を底上げするという行為が以前は横行していました。

 

しかし、こういった行為はスパム行為であるとGoogleは判定しており、リンクを貼った、貼られたサイトには以前よりも厳しいペナルティを与えるようになっています。

 

特に有料リンクについては、他のペナルティよりもさらに厳しい、重いペナルティが与えられるまでになっています。

 

【Google】リンクプログラムのネットワーク(リンク売買)に通常よりも厳しいペナルティを実施 - 検索サポーター

 

【SEO】Googleが不自然な発リンクを設置しているサイトに大規模な手動ペナルティを実施 - 検索サポーター

 

ここで一つ気を付けて欲しいことは、有料リンク全てがダメ、ペナルティの対象となるというわけではないということです。

 

有料リンクであっても広告(PR活動)リンクとして「rel="nofollow"」属性を付加することで、そのリンクはペナルティの対象とはみなされないということです。

 

そうではないリンク、すなわち自然に貼られたリンクと見せかけて被リンクの評価を渡す(Googleガイドラインに則して言えば「ページランクを転送する」)ことがスパム行為である、リンクスパムとだとみなされるのです。

 

【有料リンク】広告(PR活動)リンクはしっかり「rel="nofollow"」をつけましょう - 検索サポーター

 

こういった行為が何度も続くと、回を重ねるごとにペナルティ解除の審査が厳しくなり、更には手動による対策(ペナルティ)が永久に解除されなくなってしまうというのが今回のトピックです。

 

※参考:ウェブマスター向けガイドライン違反を繰り返すサイトについて

Google ウェブマスター向け公式ブログ: ウェブマスター向けガイドライン違反を繰り返すサイトについて

 

お手上げ状態の男の写真

解除出来ない!なんてことも起こりえます。

 

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【SEO】AMP対応は必須となるか?GoogleがAMP対応を促すメッセージの配信とモバイル検索結果に専用枠を導入予定

※ 2016/8/16:AMP対応ページにAdSenseを表示させるための設定として、amp-adタグについて追記。

 

需要なポイントは…

  • GoogleがAMP対応を促すメッセージを配信
  • モバイル検索結果に新しい機能(専用枠)を導入予定
  • AMP対応のメリット、デメリット
  • AMP対応は必須となるか?

GoogleがAMP対応を促すメッセージを配信

つい先日、Googleはモバイル検索にて「AMPページをスマホ向けページに置き換えて検索結果に表示する実験を開始した」ことを当ブログでもお伝えしましたが、更にGoogleはAMP対応をサイト管理ユーザーに促すため、サーチコンソールからAMP対応ページの作成を推奨するメッセージを配信しました

 

このメッセージは最初は英語圏のユーザーだけに配信されているにとどまっていましたが、私のアカウントにも送信されて来ましたので日本語圏はもちろん、遅かれ早かれ全てのサーチコンソールアカウントにこのメッセージは配信されることになると私は考えています。

 

SEOコンサルタントのアラン・ブレワイズ氏のtweet

 


実は、Googleは以前にもAMP対応を促す同様のメッセージを(主にニュースサイトを運営している)サイト管理者に配信したことがあります。

 

「Search Engine Land」のグレン・ゲイブ氏のtweet

 

今回のメッセージ配信はその限りではないことからも分かるように、GoogleにはAMPの導入を更に広げたい、普及させたいという意図があることが読み取れます。

 

また、モバイル検索流入を考えるなら(モバイル検索ユーザーに価値を与えたいなら)、今後はAMP対応は必須となる、避けては通れなくなることが予想されます。

 

ちなみに当ブログはAMP対応を行い、モバイル検索流入が増加しました!

 

(モバイル検索ユーザーにとっても読み込みが早いほうが便利、即座に情報を得られるのですから理に適っていると言えますよね。)

 

【SEO】音声検索は文字入力検索に比べアクション系クエリが30倍多いことやAMPページ対応からモバイル検索を考える - 検索サポーター

 

【SEO】GoogleニュースがAMP対応を開始。モバイル検索の評価に影響するか? - 検索サポーター

 

 

スマホを見て驚いている男の写真

モバイル検索結果が変わります。

 

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【SEO】リンク否認を行った被リンクも、否認ファイルから削除すれば再評価される

ファイルを再送信すれば問題なし

リンク否認を行った複数の被リンクの中に問題のない(ペナルティの対象ではない)リンクがあり、そのリンクを再び評価対象に含めることは出来るのか(Googleは再評価してくれるのか)?

 

この質問にGoogleのジョン・ミューラー氏が「リンク否認ファイルから削除して新しいファイルを送信すれば、Googleは再び評価に含める」と回答したことが『Web担当者Forum(Web坦)』のエントリー「販売終了ページをカテゴリページやトップページにリダイレクトするとソフト404になる!? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「良いリンクを否認しても、否認ファイルから削除すれば再評価される」にて取り上げられていました。

 

サイト(ブログ)を運営しているとネガティブSEO(逆SEO)はもちろん、コピペサイトやbotが自動生成したリンクファームなどから、質の低い被リンクが貼られてしまうことがあります。

 

そのような被リンクは(自分が意図して行ったものではないので)特に何も対策もせずに放置しがちですが、該当の被リンクがペナルティ対象となることで、結局は自分のサイトの検索価値も下げてしまうことになります。

 

この対策として、サーチコンソールからリンク否認を行うことで被リンク価値の無効化を図るのですが、その際に問題のない、むしろプラス評価になっていた良いリンクも一緒に否認してしまうことがあります。

  

そんな場合でも、否認ファイルから該当のリンクを削除した新しいファイルを送信すれば、(すぐにではないが)そのリンクはGoogleに再評価される(検索順位の評価対象とする)というのが、今回のGoogleのジョン・ミューラー氏の回答です。

 

リンクの状態をおおまかに調べること。

 

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【SEO】音声検索は文字入力検索に比べアクション系クエリが30倍多いことやAMPページ対応からモバイル検索を考える

伝えたいことは…

  • ハミングバードが更に重要に
  • アクション系クエリの他にも増えている検索クエリ
  • モバイル検索結果でAMPページを表示する実験が開始
  • ユーザーの利便性、検索意図は大前提です

ハミングバードが更に重要に

今やモバイル検索の20%が音声検索であることは以前に当ブログでも取り上げましたが、「グーグルアプリの音声検索では、文字入力の検索と比べると、アクション系のクエリが30倍多くなっている」というGoogleのマリヤ・モエヴァ氏の発言が『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「音声検索は文字入力検索に比べてアクション系クエリが30倍多い | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「音声検索は文字入力検索に比べてアクション系クエリが30倍多い」にてまとめられていました。

 

【SEO】今やモバイル検索の20%が音声検索。ハミングバードがより重要に - 検索サポーター

 

ただし、ここで言う「音声検索」は、グーグルアプリの音声検索であり、「パーソナルアシスタントとして利用するため」の検索クエリであるとのことです。

 

それでもGoogle(検索エンジン)を使った検索クエリであることには変わりがありませんし、日に日にモバイル検索の数は増えており、その検索クエリも口語であることが増えていることはサイト(ブログ)を管理している方のほとんどが実感しているのではないでしょうか。

 

(アクセス解析にて流入した検索キーワードを確認すると、明らかに「語りかけられた」検索キーワードであるものが増えてきていますよね。)

 

今まで以上にハミングバードを意識したコンテンツを作成することが肝要となる、モバイル検索対策となると言えるでしょう。

 

スマートフォンを外で操作している男の写真

何処で検索しているか?も考えましょう。

 

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【SEO】ポップアップやインタースティシャルでコンテンツが隠れるとSEOでマイナスとなり得る

※ 2016/7/28:モバイルページでは、タブや展開ボタンはポピュラーな手法であるとGoogleは認識している旨を追記。

コンテンツが正しく評価されないからSEOでマイナスとなる

サイトをを閲覧しようとしたらポップアップ、インタースティシャル広告が強制的に表示され、画面いっぱいに表示されてしまうことで、広告をクリックするかスキップを行わない限りはコンテンツが読めない(見えない)…

 

このようなことを誰もが一度は経験しているのではないでしょうか?

 

そんなポップアップ、インタースティシャル広告は、肝心のコンテンツを隠してしまうため、Googleがちゃんと評価せずにスルーしてしまう可能性が十分にある(コンテンツが正しく評価されないため、SEOでマイナスとなる)ことが『Web担(Web担当Forum)』のエントリー「ポップアップで隠されたメインコンテンツをグーグルは重要視しないかも | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」にて、Googleのジョン・ミューラー氏の回答と共に取り上げれられていました。

 

【質問者】

ポップアップで隠されたコンテンツよりも、ポップアップ内のコンテンツをGooglebotが重要視してしまう危険性はありますか?

 

【ミューラー氏】
そういうことは起こりうる。間違いなく起こりうる。

 

訳:

ポップアップで隠されたメインコンテンツをグーグルは重要視しないかも | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

 

元エントリーの見解にあるように、ポップアップ、インタースティシャル広告によって、絶対に検索評価が落ちるというわけではありませんが、隠れてしまったコンテンツが正しく評価されないのですから、SEOでマイナス要因となる可能性が高いというのも納得が出来る話です。

 

特にモバイルサイトにおけるアプリインストールのインタースティシャルについては、Googleは既にマイナス評価を与えるアルゴリズムを組み込んでいます。

 

これはコンテンツが正しく評価されないどころか、アプリのインストールを押し売りしていることにもなるので「ユーザー体験も著しく損ねている」、故に検索評価(SEO)も落としているということになると言えるでしょう。

 

 

スマホの画面を眺めて起こっている男の写真

隠す広告はSEOでも「邪魔」になる。

 

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【ブログ運営】Googleは情報の真偽を判断できない。だからこそ間違っていない情報を積極的に発信しよう

重要なポイントは…

  • 間違った情報が検索上位に表示されているケースがある
  • 間違っていない情報を積極的に発信する
  • 事実と意見(考察)をしっかり分ける
    • 余談ですが気を付けて欲しいことを

間違った情報が検索上位に表示されているケースがある

少し前の話題なのですが、『Web担(Web担当Forum)』のエントリー「グーグルは情報の正しさを保証しない。嘘情報でも上位表示することがある などSEO記事まとめ10+2本 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」にて、2016年6月30日に行われた「ウェブマスターオフィスアワー」での質疑応答の内容がまとめられていました。

 

Japanese Webmaster Office Hours(ウェブマスター オフィスアワー 2016 年 6 月 30 日) - Google+

 

その中の質問に「虚偽情報が掲載されているサイトが上位表示されている場合がある」というものがあり、その答えとしてGoogleの永山氏が「Googleは検索結果に表示するページの情報が正しいかどうかは判断していない」と回答したことが書かれています。

 

検索エンジンが示す結果にかかわらず、ネットで情報収集を行っていれば真偽が不明瞭な情報に出会うことは少なくありません。

 

それこそ専門家であればすぐに嘘、デマだと分かることだったとしても、専門家ではない一般の方に真偽を判別することは難しく、断定する文体で書かれていれば間違った情報でも疑いもせずに鵜呑みにしてしまいがちです

  

このような間違った情報は極力検索結果に表示されない、検索上位に表示されなければ(目に触れる機会自体が少なくなるので)一般の方が信用し、損害を被ることも少なくなるのですが、残念ながら今の検索アルゴリズム、Googleでは情報の真偽まで判断することは難しいため、防ぐことは出来ないというのが実情です

 

今の検索アルゴリズムは検索クエリに対する関連性、検索の意図を読み解くことには優れていて、だからこそそれを適えるコンテンツは検索結果の上位に表示されやすいのですが、情報の正確性までは判断してくれていないのです。

 

今や検索エンジンを「何でも書いてある(調べられる)辞書」という感覚で使っている方も多いでしょうが、決してそうではないということを忘れないようにしておいてください。

 

(これは「検索によって情報を探した(能動的な行為によって情報を探り当てた)」ということも勘違いを起こしやすい要因の一つと言えそうです。人は情報に限らず「受動的よりも能動的に得たモノに価値を持ちたがる」生き物ですから。)

 

もちろん、ナレッジパネルに表示されている情報などグーグル側でコントロールできる部分に関しては、フィードバックを送ってもらえれば、修正できる。

しかし、ふつうの検索結果に出てくる情報に関して正確性を判断するのは、検索エンジンの役割ではない。

 

引用:

グーグルは情報の正しさを保証しない。嘘情報でも上位表示することがある などSEO記事まとめ10+2本 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

 

虫眼鏡を持っている女の写真

検索エンジンは「完璧」なツールではありません。

 

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【SEO】いまだに語られるリスティング都市伝説と、ユーザーの検索意図を汲まない無意味なリライトと長文

※ 2016/12/5:Googleの金谷さんからも「AdWordsを利用しても自然検索の順位には全く影響はない」ことをツイートでいただきました。また、Googleの公式な説明ページへのリンクを追記しました。

重要なポイントは…

  • 相関関係と因果関係をごっちゃにしていませんか?
  • リスティング(AdWords)に出稿すれば自然検索でも優遇される?
  • リライト、長文を目的にしていませんか?
  • 更新頻度も関係しているは間違い
  • 「答え」でなく「解き方」を理解する

相関関係と因果関係をごっちゃにしていませんか?

最近「リライトと長文はSEOに有効だ(検索順位が上がる)」というブログ記事をよく見かけるようになりました。

 

しかし残念ながらそれらの記事のほとんどが肝心の「ユーザーの検索意図」については説明がなく、「リライトをしましょう(更新頻度を上げましょう含む)」、「文字数は最低でも2000文字が必要です」と、方法論しか語っていません。

 

検索順位(検索評価)は検索キーワード(クエリ)そのものというよりは検索意図に依存し、かつ、サイト(ブログ)のメインテーマにも依存することなので「一概に断定は出来ないこと」なのですが、そういった説明を抜きにしてしまっている記事が多いと感じています。

 

最近見たとある記事では、「リスティング広告は自然検索の順位に影響する」という都市伝説を検索評価の要因としていたり、また、どこから出してきたデータなのか分からない総文字数を掲げて、検索上位にする、SEO対策には3000文字が必要だという分析、結論に達していました

 

(「検索上位に表示させるために広告を利用している」という定義自体が私には理解できませんでした。有料リンクのことならばまだ分かりますが、リスティング広告と書いていたのでその言葉通り受けとります。)


受け手にしてみれば数字が明示してあるとさも正しいことのよう思えてしまいますが、相関関係と因果関係をごっちゃにしている分析は時として間違えた結論に至ってしまいます。

 

(そもそもその記事のデータの元となっていた総文字数の理論すらも私は理解、納得ができませんでしたが。)

 

このような間違った情報を鵜呑みにして、全く意味のないリライトや、文字数を増やしただけの長文を書くブロガーやライターも増えてきているようなので、今回はリスティング広告の都市伝説の否定とリライト、長文について説明したいと思います。

 

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リスティングが優遇されるなら、検索上位は大企業だけで占められますよ。

 

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